まえがき 009 |
第1章 脳は体験を整理し、知を創造する 017 |
整理術こそ現代の「読み書きそろばん」 |
「脳」整理する臓器 |
脳の潜在能力が問われる |
「世界の成り立ち」と「人生の意味」―世界知と生活知 |
一人ひとりの生き方に法則はない―統計的心理と生活知 |
統計的真理は「運命」ではない |
「脳ブーム」を解剖する |
一生に一度しか起こらない出来事の大切さ |
脳をどう使いこなすか |
第2章 生きて死ぬ人間の知恵 037 |
「私」の時間は後戻りできない |
「今」という特別な瞬間―人間の時間と神の時間 |
誕生ともに始まり・死とともに終わる |
かけがえのない「私」 |
自由意思という幻想? |
死んでもおしまいではない |
「割り切る」ことに徹する現代社会 |
「割り切れない思い」をどうすくい上げるか |
第3章 不確実な時代こそ脳が生きる 057 |
変化が加速する時代 |
「確実さ」と「ランダムさ」を科学は扱う |
偶然と必然の間に横たわる「偶有性」 |
脳にとって偶有性はいちばんの栄養 |
偶有性の整理法 |
規則性は歓びの感情を引き起こす |
脳はランダムな出来事に無関心 |
偶有性にどん稜感情を示すかが「入生の方程式」 |
不確実さを楽しむための知恵 |
人間はつねに変化を続ける |
脳はしなやかに変化に適応できる |
第4章 偶有性が脳を鍛える 081 |
人間はいかに創造するのか |
コンピュータを超える人間の創造性 |
当たらなくても占いは必要? |
占いを必要とする脳の性質 |
恋愛を科学する? |
偶有性の海に飛び込むこと |
脳は偶有性にもとづき身体の範囲を知覚する |
コントロール可能なことと不可能なことの区別を誤る悲劇 |
偶然と必然の「あわい」を脳で読みとる |
第5章 偶然の幸運をつかむ脳の使い方 105 |
偶然を必然に変えることができるか |
セレンディピティ―偶然の幸運に出会う能力 |
「行動」「気づき」「受容」がセレンディピティを高める |
偶然を幸運に結びつけれるかは脳の使い方しだい |
学習の機会は日常に満ちている |
大発見を支えるセレンディピティ |
恋人に出会う能力と科学的発見の能力は同じ |
「脳」整理法がもたらす「アハ!」体験 |
第6章 「自分」を離れて世界を見つめる 127 |
「脳ブーム」は自己愛的? |
「科学」の恵み |
「自分」を離れて世界を眺める |
二つの思考ツール |
ディタッチメントを生活の中に処方しよう |
第7章 「他人」との関係から脳が育むもの 143 |
「神の視点」を仮想する脳 |
他社の視線は「脳内報酬」 |
人はどのように「神の視点」を手に入れたか |
「私」と「他者」の関係が公共性の起源にある |
公共集絶対化されるプロセス |
この世に絶対的なものなどない |
偶有性を担保するという知恵 |
第8章 主語を入れ替えて考える 161 |
「脳」整理法の副作用 |
言葉は不変の存在ではない |
自分を棚に上げていないか |
整理の科学 |
ハイブリッドの思考 |
安定性とダイナミクスを両立する思考法 |
数学的言語はなぜ有効なのか |
主語を入れ替えて考えてみる |
日本語は特殊な言語? |
言い換えで知の固定化を防ぐ |
「私」の中の偶有性を外に出す方法 |
第9章 脳に勇気を植えつげる 187 |
人は傷つけられうる存在 |
ネガティヴな感情をいかに乗り越えるか |
「不安」や「後悔」にも意義がある |
ネガティヴな感情の背後にある「仮想」 |
感情のバランス |
「根拠のない自信」の効用 |
自分の欠点と、どのようにつき合えばよいのか |
成功体験が脳の回路を強くする |
コントロール不可能性を認める |
第10章 「脳」整理法ふたたび 207 |
「整理」の時代 |
生き延びるための「整理」 |
「生活知」から分離した「世界知」 |
「世界知」を「生活知」に引き寄せる |
「偶有的」だからこそ人間は美しい |
あとがき 219 |
まえがき 009 |
第1章 脳は体験を整理し、知を創造する 017 |
整理術こそ現代の「読み書きそろばん」 |
「脳」整理する臓器 |
脳の潜在能力が問われる |
「世界の成り立ち」と「人生の意味」―世界知と生活知 |