第1章 じっとしていられないものたち 10 |
植物の性の秘密は解けたか 13 |
動いている小さなものは「生命の原子」なのか 15 |
踊っている筋肉タンパク質を見る 18 |
ミクロとマクロの間にはさまれた世界、ミドルワールド 23 |
静止することのない物質の本質と生命 25 |
第2章 偶然発見された「ミドルワールド」 ―ロバート・ブラウン小伝 28 |
科学者をめざして 31 |
科学の熱狂的流行 32 |
植物学者となるまで 34 |
新世界へのたび 38 |
未知の大陸オーストラリア 40 |
静かな生活に戻る 44 |
性の秘密-植物の場合 47 |
生きていようと死んでいようとミドルワールドで踊るもの 50 |
真に偉大な人 53 |
ブラウンのミドルワールド 57 |
第3章 快楽の園、決定論の果樹園 62 |
法則作成者の参入-ガリレオとニュートン 65 |
リンカンシアのりんご園で生まれた法則 66 |
物質の本質について-アトムの仮説 69 |
エピクロス主義のアトム 71 |
決定論の果樹園 74 |
法則が最強である-ということで本当にいいのか? 78 |
第4章 産業革命からライスプディングまで 81 |
イギリスのエジソンとフランスの原理 81 |
エジソンの科学 83 |
一方的に流れる熱と、死に行く宇宙 87 |
一方向世界の測定単位 91 |
別々のものをかき混ぜる 95 |
鏡はひび割れた-エネルギーと物質の食い違い 99 |
第5章 巨人たちが使った統計学 101 |
インド通りの醜い赤ん坊 102 |
分子運動論のまちがった出発 104 |
悪臭問題の解決 107 |
「力学の練習問題」 108 |
統計学を使って話すと 111 |
二番目の巨人-ルートヴィヒ・ポルツマン 115 |
優雅さに欠けるエントロピー 118 |
雑然とした寝室と混ぜられたライフプディング 121 |
偽りの安心感 123 |
イタリアのホテルで 127 |
不評のくじ引き 129 |
第6章 虚構と哲学、時間と実在 132 |
哲学の窮境 134 |
ブラウン運動の正しい説明 137 |
永久運動-ブラウン式 139 |
理論家を求めて 141 |
第7章 ブラウン的世界の理論 143 |
分子が見えるようになった 145 |
アインシュタインの長い影に隠れて-サザランドとスモルコフスキー 149 |
富のランダムウォーク 153 |
ピカソ効果 156 |
情事の終わり 159 |
話し変わって、実験は… 163 |
第8章 ゴムの小球から原子の発見へ 166 |
原子を証明した男 168 |
見えない光線 170 |
ブラウン運動を研究するための完璧なゴム球 173 |
ミドルワールドの大気 176 |
ミドルワールドからの魔法の数字 178 |
ミドルワールドの逃亡者たち 182 |
第9章 物質から生命へ 186 |
凍ったらせん、くねくねと動くDNAの鎖 187 |
ミドルワールドが動きだす 190 |
第10章 ミドルワールドの鎖状のギャング、プラスチック 192 |
化学がミドルワールドを発見する 193 |
ミドルワールドの中のプラスチック工業 195 |
ポリマー数学とランダムウォーク 198 |
生命のポリマー、タンパク質 200 |
絶えず変化するタンパク質-友愛的vs.「蹴ったり叫んだり」 205 |
ミドルワールドの分子折り紙 210 |
タンパク質のエネルギー地形 213 |
緑色蛍光タンパク質が照らし出した、くねくねするタンパク質の場 217 |
タンパク質の危うい均衡(バランス)維持 220 |
第11章 生命の動力源 223 |
はじめはアトムの落とし穴だったのが、次はバクテリアの落とし穴に 224 |
個性を発揮したプラスチック-ミドルワールド化学の驚異 229 |
生命の積荷運搬車キネシンの動きを眼で見る 232 |
ランダムな力に弄ばれるタンパク質エンジン 238 |
ミドルワールド動力が避けられない落ち着きのなさ 239 |
集団活動から自己集合へ 244 |
生命-生命産業的奇跡の目録 245 |
第12章 ミドルワールドの主人公 251 |
ミドルワールドの文書とエジプトインク 252 |
プラスチックを進化させる 254 |
頭と尻尾とスポンジと虫 257 |
ミドルワールドで回転し、振動するナノマシン 259 |
堅さか柔らかさか、どちらを選ぶのか 261 |
ミドルワールドを共有する細胞 265 |
第13章 物質の落ち着きのなさと生命 268 |
物質と生命の共通の基礎 270 |
ブラウン運動がいっぱい入っているスープ 273 |
避けられない踊り?-ブラウン運動が生命をもたらすという推測 274 |
ミドルワールド物語 277 |
さらなる読書への道案内 279 |
「ミドルワールド」年表(索引付き) 282 |
訳者あとがき 292 |
第1章 じっとしていられないものたち 10 |
植物の性の秘密は解けたか 13 |
動いている小さなものは「生命の原子」なのか 15 |
踊っている筋肉タンパク質を見る 18 |
ミクロとマクロの間にはさまれた世界、ミドルワールド 23 |
静止することのない物質の本質と生命 25 |