日本の読者へ i |
訳者まえがき v |
序章 |
監修にあたって 3 |
1 サービス・サイエンスの必要性 3 |
2 サービス・サイエンス概念の基盤 5 |
2.1 学際的な研究 5 |
2.2 学会と企業世界との緊密な協働関係 6 |
2.3 サービス教育 6 |
3 解決策創出のための実施上の問題 7 |
4 本書収録論文の概観 8 |
第Ⅰ部 サービス・サイエンス-その必要性と概念基盤 |
第1章 サービス・サイエンス、マネジメント、エンジニアリング(SSME)と他の学問領域との関連 15 |
1 はじめに 15 |
2 サービス研究のアプローチ 20 |
3 他の学問領域 26 |
4 SSMEとサービス・システム 44 |
第2章 サービス・エンジニアリング-サービス・リサーチにおける学際的アプローチ 61 |
1 なぜサービス・サイエンスか 61 |
2 ドイツにおける公的な予算によるサービス研究 65 |
3 公的な予算によるサービス研究の中心としてのサービス工学 67 |
4 サービス工学アプローチのサービス・サイエンスへの貢献 72 |
第Ⅱ部 サービス・サイエンス-研究の視点から |
第3章 サービス研究の国際的現状、発展、およびサービス・サイエンスが登場した意義 79 |
はじめに |
仮説1 : サービスに関連する研究は広く行われているが、それらはサービス・サイエンスとは見なされない 80 |
仮説2 : 現行のサービス研究は、明らかに、マーケティングとマネジメントに焦点を当てたものである 81 |
仮説3 : 現行のサービス研究は、マルチディシプリナリー(分野横断的)であるが、インターディシプリナリー(学際的)ではない。しかし、学際的な方向への動きも見ることができる 85 |
仮説4 : サービス・サイエンスは、その関連性と概念的な核をより明確に、詳細に規定しなければならない 87 |
仮説5 : サービス・サイエンスに関するどの選択肢も、関係するすべてのグループに対して大きな挑戦を呈示している 93 |
第4章 サービスの研究-残余の研究からサービス・サイエンスへ 97 |
1 はじめに 97 |
2 サービス研究の特徴 98 |
3 サービス研究の弱点と欠点 100 |
4 今後の方向 103 |
第5章 サービス・サイエンス-計算機科学者の見方 107 |
1 はじめに 107 |
2 純粋科学と応用科学 107 |
3 新しい学問が必要であろうか 108 |
4 サービス・イノベーションに向けて 110 |
5 サービス・インフォメーションと学術研究 111 |
第6章 ヨーロッパのサービス産業分野における研究の必要性について-応用志向的な視点から 115 |
1 研究分野 115 |
2 活動の必要性 116 |
第Ⅲ部 サービス・サイエンス-教育の視点から |
第7章 ビジネス・スクールにおけるサービス・サイエンスの発見と進化 121 |
1 はじめに 121 |
2 ビジネス・スクールにおけるサービス・サイエンスの発展 122 |
2.1 研究領域としてのサービス 122 |
2.2 新しい分野の特徴-実際的、分野横断的、複合的方法論的、グローバル 123 |
2.3 ビジネス・スクールにおけるサービス研究の主要なトピック 124 |
3 サービス教育課程の進化 125 |
4 サービス・サイエンスの登場と挑戦 127 |
4.1 海外でのアウトソーシング 127 |
4.2 サービスと技術 128 |
4.3 モノからサービスへの転換 129 |
4.4 サービス・イノベーション 130 |
5 サービス・サイエンス教育への高まる要請 132 |
6 結論 |
第8章 コンピュータ・サイエンスからの見解 137 |
1 サービスの教育と訓練が不十分である要因 137 |
2 大学において独立したサービス・サイエンスの教育を実施する必要性 139 |
3 大学でのサービス・サイエンス教育には、どのようなテーマが求められるか 141 |
4 大学組織においてサービス・サイエンスを確立するためのチャレンジ 141 |
5 サービス・サイエンスは、従来の大学教育の土壌にどのように定着すべきか 143 |
第Ⅳ部 サービス・サイエンス-協働の視点から |
第9章 サービス・サイエンス-理論と実践の出会うところ 149 |
1 はじめに 149 |
2 サービス-その特徴と、成長と繁栄への重要性 150 |
2.1 過去40年間、経済変革の風は第三次産業に味方した 150 |
2.2 サービスは労働市場に良い影響を与えている-新たな仕事は主に知識産業において生み出されている 153 |
2.3 第三次産業化-製造企業にとってそれは製品系列のなかにサービスを導入する役割を果たす 154 |
2.4 サービスにおけるイノベーション 156 |
3 知識集約型経済における知識の創造 159 |
3.1 知識-競争優位を継続するための唯一のもの 159 |
3.2 知識の集中化の増大により知識の生産に新しいルールが設定される 161 |
3.3 知識市場は成長している-知識集約型企業の新たなる可能性と課題 163 |
4 サービス・イノベーションの支援 165 |
4.1 サービス・イノベーションの枠組みの改善の必要性-協働は魔法の言葉 165 |
4.2 サービス・サイエンス-すべての参加者にwin-winの状況を作り出し、大学におけるサービスの位置付けを高めるための、新たなモデル 167 |
第10章 サービス・サイエンスと研究機関および企業のコラボレーション 171 |
1 背景、出発点そして目標 171 |
2 CTF・スウェーデン.カールスタッド大学附属サービス・リサーチ・センター 173 |
3 企業と研究機関による協働関係の背景にある理由 174 |
3.1 企業が研究機関と協働関係を結ぶのはなぜか 174 |
3.2 なぜ研究者は企業と協働関係に入るのか 176 |
4 どのように協働を組織化し、基本的な役割と責任について合意するか 178 |
4.1 研究上の焦点の違い 178 |
4.2 相互の学習 183 |
5 将来の課題と提案 183 |
第11章 インフォマティクスからの見方 185 |
1 大学と企業の現在の協働における利点と課題 185 |
2 パートナーシップの設立 187 |
2.1 目的 187 |
2.2 結果 187 |
2.3 組織と機構 189 |
3 コンピテンシー・センターの統治の仕組みと情報交換の構造 190 |
4 将来に向けて |
第12章 サービス産業からの視点-シーメンス社の見方 193 |
1 サービスおよびサービス・イノベーションの重要性 193 |
2 サービス・イノベーションはどのように生み出されるか 195 |
3 Siemens Business Servicesによる Customer Innovation Workshops(TM) 196 |
4 協働活動 197 |
5 知識交換センター 198 |
6 "Dynamic Value Webs for IT Services"-SBSとミュンヘン工科大学の能力開発センター 199 |
7 大学と企業の将来の協働についての提案 201 |
第13章 ドイツIBMの考え方と実践 203 |