口絵 1 |
第1章・・・・・・ビルにいったい何が起こったのか 3 |
第2章・・・・・・前頭葉機能の謎 9 |
大脳における機能の局在10/ヒトの知性や創造性も局在するのか? 12 |
前頭連合野は知性の座?13/前頭連合野は沈黙野?14/前頭葉機能の謎 15 |
第3章・・・・・・前頭連合野はどのようなところか? 17 |
前頭連合野の特徴19/前頭連合野の発達20/メスラムによる前頭連合野の機能区分 24 |
ブロードマンによる前頭連合野の区分26/マカクザルの前頭連合野 27 |
大脳皮質内の感覚情報の流れ28/前頭連合野と他の連合野との入出力関係 29 |
前頭連合野からの出力32/まとめ 32 |
第4章・・・・・・前頭連合野の損傷で何が起きるか? 35 |
フィネアス・ゲイジ(Phineas Gage)36/前頭連合野の損傷で観察される変化 40 |
運動のプログラミングの障害41/性格の変化43/問題解決能力の欠如 44 |
計画性の欠如47/反応抑制の欠如50/実行機能51/前頭連合野と実行機能 53 |
第5章・・・・・・動物を用いた行動実験 55 |
動物による局所破壊実験56/前頭連合野の破壊実験57/遅延反応課題 58 |
ラシュレイと記憶痕跡63/フルトンとジェイコブセンの実験 65 |
遅延反応課題と前頭連合野67/遅延交代反応と前頭連合野 68 |
物体交代反応と前頭連合野70/遅延見本合わせ課題と前頭連合野 72 |
弁別学習課題と前頭連合野74/障害される課題に共通する特徴 76 |
遅延を含む課題からわかる前頭連合野の機能 78 |
前頭連合野は記憶(短期記憶)に関わるか?79/前頭連合野とある種の記憶 81 |
第6章・・・・・・ワーキングメモリと前頭連合野 83 |
ワーキングメモリとは83/バデリーのワーキングメモリ 86 |
ゴールドマン・ラキーチのワーキングメモリ 90 |
前頭連合野とワーキングメモリ前頭連合野に損傷のある人からの知見 93 |
ウィスコンシン・カード分類テスト 94 |
前頭連合野とワーキングメモリ脳機能イメージングによる知見97/n-back課題 100 |
ワーキングメモリ課題の実行と前頭連合野の活動増加102/前頭連合野と中央実行系 103 |
ワーキングメモリをどのような神経システムと考えるか 104 |
ワーキングメモリの神経機構に必要な構成要素 106 |
ワーキングメモリのための神経システム 108 |
第7章・・・・・・ワーキングメモリで前頭連合野の機能を探る 111 |
ワーキングメモリのしくみをどのように調べるか112/行動生理学的研究とは 113 |
動物の訓練115/記憶に関わる神経機構をどのように調べるか 116 |
位置の再現を使って記憶の神経機構を調べる117/ODR課題118/ODR課題の訓練 121 |
前頭連合野で観察されるニューロン活動123/注視に関連する前頭連合野のニューロン活動 126 |
手がかり刺激呈示期観察されるニューロン活動128/遅延期に観察されるニューロン活動 130 |
反応期に観察されるニューロン活動130/報酬の出現に関連したニューロン活動 132 |
遅延期間活動133/遅延期間活動の方向選択性 136 |
遅延期間活動の出現は課題の成功・不成功と関係するか? 139 |
遅延期間活動の長短により遅延期間活動に持続時間は変化するか? 142 |
遅延期間活動は情報の一時的な保持に関わる 144 |
遅延期間活動はどのような情報を保持しているのか?145/ODR課題とR-ODR課題 149 |
他の課題でも観察される遅延期間活動 155 |
第8章・・・・・・情報はどのようにして処理されるか? 157 |
前頭連合野の運動関連活動158/サッケード後活動 160 |
サッケード後活動は遅延期間活動の持続時間を制御する 163 |
情報処理のモデルとしての視覚情報から運動情報への変換 166 |
ニューロン集団の活動パターンに注目する169/ポピュレーション・ベクトル法 170 |
前頭連合野のニューロン活動からポピュレーション・ベクトルを求める 171 |
遅延期間中のポピュレーション・ベクトルの変化 174 |
ポピュレーション・ベクトルで見る前頭連合野での情報処理 176 |
第9章・・・・・・情報処理のしくみとしてのニューロン間の相互作用 179 |
競合する複数の情報の保持179/位置の組み合わせや順序を反映するニューロン活動 180 |
記憶野184/近隣ニューロン間の相互作用による複雑な情報の表現 185 |
前頭連合野の近隣ニューロン間の相互作用188/相互相関分析 189 |
相互相関分析でみる前頭連合野ニューロン間の相互作用 190 |
ニューロン間の相互作用の強さは時間とともに変化するか?195/j-PSTH法 196 |
前頭連合野ニューロン間の相互作用のダイナミックな変化 198 |
情報処理のしくみとしての相互作用のダイナミックな変化199/調節信号の役割 201 |
第10章・・・・・・前頭連合野の働きとワーキングメモリ 205 |
汎用なシステムとしてのワーキングメモリ206/実行制御 207 |
実行制御とワーキングメモリ209/二種類のワーキングメモリ 211 |
汎用ワーキングメモリによる制御 214 |
第11章・・・・・・前頭連合野の残された謎 217 |
前頭連合野は知性の座か?217/残された多くの謎 221 |
参考文献 227 |
あとがき 237 |
索引 245 |
口絵 1 |
第1章・・・・・・ビルにいったい何が起こったのか 3 |
第2章・・・・・・前頭葉機能の謎 9 |