序章 「癒し」ブームの中で |
来年のトレンドは何? 4 |
「癒し」の出発点 6 |
悪魔祓いのイベント 8 |
癒しと治療 12 |
個人と社会を捉え直す 15 |
癒しの現在形 17 |
第Ⅰ章 多重人格という現象 |
私のなかの他人 22 |
突然、子供になる 24 |
崩壊する自我 26 |
虐待という記憶の封印 27 |
「本当の自分」を取り戻すために 30 |
システムが引き起こす日本の虐待 33 |
第Ⅱ章 教祖もまた洗脳される マインドコントロールの構造 |
日常世界のマインドコントロール 36 |
宗教のばあいの微妙さ 40 |
宗教教団の発展のプロセス 43 |
信者と教祖の共犯関係 47 |
「上田よ、救世主として立て!」 49 |
すべての信者は被害者か? 52 |
第Ⅲ章 宗教・のようなもの |
宗教の時代 56 |
版画で運命が開けるか? 59 |
人格改造セミナー 64 |
呪術的なお守り 70 |
違う自分になりたい 75 |
アムウェイビジネスの魅力 78 |
アムウェイは現代的な宗教だ 85 |
救済のないシステム 90 |
既成宗教に魅力はあるか 92 |
第Ⅳ章 セックスというセラピー |
セックスは世界を開くか? 96 |
隠されたものへの欲望 97 |
セックスは性器の快楽か? 101 |
おじさんのセーラー服中毒 104 |
快感の構造 108 |
宗教とセックス 112 |
セックスの罠 115 |
第Ⅴ章 癒しとトランスフォーメーション |
宗教の癒しとカウンセリングの癒し 120 |
二〇日間で自分を変える 120 |
自分自身と向きあう 124 |
ワークのポイント 127 |
「自分さがしの」背景 131 |
気づきのセミナーの問題点 133 |
「ヤング・ゲダツ」とは何か? 137 |
覚醒への旅 140 |
「父母の恩」から「宗教」へ 145 |
人間関係からの免責 149 |
世界観の一大転換 154 |
癒しの時代の門を開く 158 |
第Ⅵ章 「愛と生と死」の癒し 「傷ついた私」をいかに癒すか |
「愛と性と死」は語れるか? 162 |
人生が癒される領域 165 |
尾崎豊の遺言 169 |
断片人格を使い分ける 178 |
現代のアイデンティティー 181 |
傷ついた私 185 |
「私」が「私」であるための条件 188 |
子供の癒し 195 |
良い洗脳・悪い洗脳 199 |
愛されたい共同体 203 |
尾崎に欠けていたもの 207 |
上々颱風の世界 210 |
世界をどうイメージするか 215 |
人間を支えるもの 220 |
「いい」加減の癒し 224 |
あとがき 231 |