1.有機合成基礎 炭素結合の形成を中心として (奥彬) 1 |
1.1 イオン反応による炭素結合の形成 1 |
1.1.1 酸・塩基の概念と炭素結合の形成反応(ルイスの定義の拡張) 1 |
1.1.2 炭素アニオンの性質をもった分子 2 |
1.1.3 炭素アニオン型分子を利用した炭素結合の形成 6 |
1.1.4 炭素カオチンの性質をもった分子 13 |
1.1.5 炭素カオチン型分子を利用した炭素結合の形成 14 |
1.2 ラジカル反応による炭素結合の形成 18 |
1.2.1 炭素ラジカルの生成反応 18 |
1.2.2 炭素ラジカルによる炭素結合形成の反応様式 19 |
1.2.3 炭素二重結合への炭素ラジカルの付加 19 |
1.2.4 ラジカル置換反応による炭素結合の形成 20 |
1.2.5 SRN1反応による炭素結合の形成 20 |
1.2.6 キャプトーデイティブ型置換基をもった炭素ラジカルの利用 22 |
1.3 熱による環化付加反応 22 |
1.3.1 ディルスーアルダー反応 22 |
1.3.2 オレフィンの熱的2+2環化付加によるシクロブタン環の形成 25 |
1.3.3 1,3-双極性環化付加による5員環形成:3+2環化付加反応 26 |
1.3.4 カルベンの反応による炭素-炭素結合の形成 27 |
1.3.5 カルベノイドの反応 29 |
1.3.6 熱転位反応(シグマトロピー反応) 31 |
1.4 光による炭素結合の形成反応 33 |
1.4.1 電子環状反応 33 |
1.4.2 光環化付加反応 35 |
1.4.3 光反応によるその他の炭素結合形成 36 |
1.5 炭素環構造の組み立て反応 37 |
1.5.1 3員環の形成 38 |
1.5.2 4員環の形成 39 |
1.5.3 5員環の形成 40 |
1.5.4 6員環の形成 43 |
1.5.5 7,8員環およびそれより大きい環の形成 45 |
1.6 不斉合成反応 47 |
1.6.1 不斉合成の基本原理 48 |
1.6.2 不斉合成の手法 48 |
1.6.3 プロキラルなsp2混成炭素上への不斉導入反応 50 |
1.6.4 プロキラルなsp3混成炭素上への不斉導入反応 54 |
2.有機工業基礎(柳 日馨・園田 昇) 58 |
2.1 有機化学工業基礎原料の合成 58 |
2.1.1 C1原料 59 |
2.1.2 C2原料 60 |
2.1.3 C3原料 62 |
2.1.4 C4原料 64 |
2.1.5 C5およびC6原料 65 |
2.1.6 芳香族原料 66 |
2.2 香料の合成 67 |
2.2.1 ( )-メントールの化学合成 68 |
2.2.2 ジャスモンの香気成分の合成 69 |
2.2.3 ジャ香(ムスク香)の香気成分の合成 74 |
2.3 医薬品の合成 81 |
2.3.1 β-ラクタム系の抗生物質 81 |
2.3.2 1β-メチルカルバペネムの合成 84 |
2.3.3 プロスタグランジン 88 |
2.3.4 プロスタグランジンの化学合成 90 |
2.3.5 白金系制ガン剤 93 |
3.有機電解化学(鳥居 滋) 96 |
3.1 炭素-炭素結合生成反応 96 |
3.1.1 電解酸化による炭素-炭素結合の生成 96 |
3.1.2 電解還元による炭素-炭素結合の生成 103 |
3.2 炭素-炭素結合の切断 122 |
3.2.1 電解酸化による炭素-炭素結合の切断 122 |
3.2.2 電解還元による炭素-炭素結合の切断 124 |
3.3 炭素-ヘテロ原子結合の生成 124 |
3.3.1 電解酸化による炭素-ヘテロ原子結合の生成 124 |
3.3.2 電解還元による炭素-ヘテロ原子結合の生成 132 |
3.4 官能基の脱離を伴う電解反応 133 |
3.4.1 電解酸化による官能基の脱離 133 |
3.4.2 電解還元による官能基の脱離 136 |
3.5 その他の官能基変換 139 |
3.5.1 電解酸化による官能基の変換 139 |
3.5.2 電解還元による官能基の変換 141 |
4.有機合成化学 151 |
∥有機遷移金属化学∥(内本喜一朗) 151 |
4.1 遷移金属-カルベン錯体 151 |
4.1.1 フィッシャー型カルベン錯体 152 |
4.1.2 シュロック型カルベン錯体 153 |
4.1.3 ジアゾカルボニル化合物からの遷移金属-カルベン錯体 156 |
4.2 アセチレンの反応 157 |
4.2.1 アセチレンとハロゲン化ビニルとの反応 157 |
4.2.2 アセチレン-Co2(CO)6錯体 157 |
4.2.3 コバルト触媒によるアセチレンからのベンゼンの合成 158 |
4.2.4 アセチレンを利用する環形成反応 159 |
4.3 ベンゼン錯体-クロム錯体 160 |
4.4 ペンタジエニルカチオン-金属錯体 161 |
4.5 パラジウム触媒を用いる有機合成 162 |
4.5.1 ブタジエンのテロマーの有機合成への利用 162 |
4.5.2 アリルパラジウムの調製と利用 163 |
4.5.3 ビニルパラジウムの反応 165 |
4.6 π-アリル鉄反応剤 166 |
4.7 不斉鉄錯体を用いた不斉合成 166 |
4.8 金属-炭素σ結合反応剤 167 |
4.8.1 ランタノイド 168 |
4.8.2 有機クロム化合物 169 |
4.8.3 有機チタン化合物 171 |
4.9 有機典型金属反応剤への遷移金属触媒の作用 172 |
∥典型元素の有機金属∥(檜山為次郎) 174 |
4.10 合成方法 174 |
4.10.1 直接合成法 174 |
4.10.2 金属-金属交換反応 175 |
4.10.3 金属-ハロゲン交換反応 175 |
4.10.4 活性水素-金属交換反応 176 |
4.10.5 Mtl-Hとオレフィン(アセチレン)との反応 177 |
4.10.6 不飽和化合物への有機金属の付加(carbometalationなど) 179 |
4.10.7 アート錯体形成 179 |
4.11 有機リチウム,マグネシウムの構造と反応 179 |
4.11.1 有機リチウム化合物 179 |
4.11.2 有機マグネシウム化合物 184 |
4.12 ホウ素 185 |
4.13 アルミニウム 189 |
4.14 有機ケイ素化合物の合成と反応 192 |
4.15 有機スズ化合物の合成と反応 201 |
5.コンピュータによる有機合成(高畠哲彦・山近 洋) 209 |
5.1 化学におけるコンピュータの利用 209 |
5.1.1 コンピュータの利用分野 209 |
5.1.2 反応データベース 210 |
5.1.3 合成反応設計システムの誕生 212 |
5.1.4 合成反応設計システムの開発目標 213 |
5.2 合成反応設計システムの設計思想 213 |
5.2.1 合成反応設計システムの分類 214 |
5.2.2 情報指向型システム 215 |
5.2.3 論理指向型システム 217 |
5.2.4 対話型と非対話型 218 |
5.3 合成反応設計の手法 218 |
5.3.1 構造の取り扱い 219 |
5.3.2 構造特徴認識 220 |
5.3.3 反応関与部分構造と戦略的結合 222 |
5.3.4 前躯体の組み立て 224 |
5.4 代表的システム 227 |
5.4.1 LHASA 227 |
5.4.2 SYNSUP-MB 229 |
5.4.3 EROS 232 |
5.4.4 CAMEO 235 |
5.4.5 SYNGEN 238 |
5.4.6 AIPHOS 241 |
5.5 合成デザインシステムの課題 242 |
5.5.1 技術的課題 242 |
5.5.2 利用上の問題 各種システムの使い分け 244 |
5.6 今後の展望 244 |
5.6.1 真に役立つシステムの構築に向けて 245 |
5.6.2 21世紀の合成研究室 246 |
索引 248 |
1.有機合成基礎 炭素結合の形成を中心として (奥彬) 1 |
1.1 イオン反応による炭素結合の形成 1 |
1.1.1 酸・塩基の概念と炭素結合の形成反応(ルイスの定義の拡張) 1 |
1.1.2 炭素アニオンの性質をもった分子 2 |
1.1.3 炭素アニオン型分子を利用した炭素結合の形成 6 |
1.1.4 炭素カオチンの性質をもった分子 13 |