第1章「風力電車」が走る! 3 |
風力電車が走る風景 4 |
電力市場改革前 7 |
スウェーデンの電力市場の歴史 8 |
新しい電力市場の登場 9 |
激変する国内電力市場 14 |
電力市場統合へ向かう北欧 16 |
緑の電力市場の出現 17 |
電力市場改革の行方 23 |
第2章「化石燃料ゼロ」を宣言した町 25 |
-スウェーデンのローカルアジェンダ 21 |
北欧のローカルアジェンダ21 26 |
全ニハハコミューンが取り組む地域主導のローカルアジェンダ21 28 |
政府と環境NGOによる支援 30 |
ベクショーのローカルアジェンダ21 33 |
「化石燃料ゼロ」宣言 36 |
未来に挑戦するコミュニティ 40 |
大学町ルンドのローカルアジェンダ21 42 |
ストックホルムの都市再生への挑戦 49 |
地域が創造する持続可能な未来 52 |
第3章脱原発に挑戦するスウェーデン 55 |
原発閉鎖合意 56 |
スウェーデンの原子力事情 58 |
スウェーデンの原子力政策の歴史 62 |
原子力開発期(~一九七〇年初頭) 65 |
反原発首相の誕生と原発国民投票前夜(一九七二年~一九七九年) 68 |
原発国民投票からチェルノブイリ原発事故へ(一九ハ〇年~一九八六年) 73 |
チェルノブイリ原発事故の余波(一九ハ七年~一九九一年) 78 |
グローバリゼーションの時代へ(一九九二年~現在) 80 |
脱原発への社会の応答 82 |
一九九九年一一月三〇日 84 |
第4章スウェーデンのエネルギー未来像 89 |
一九九七年エネルギー政策 90 |
「非化石化」の進むエネルギーシステム 94 |
エネルギートリレンマ-経済成長とエネルギー成長の分離へ 97 |
ダム開発の終焉 101 |
倍増したバイオマスエネルギー 103 |
環境税 105 |
エネルギー政策決定の流れ 109 |
脱原発から持続可能な未来へ 112 |
第5章原発を拒否したデンマークのデモクラシー 119 |
デンマークの戦後 120 |
新しい環境保護運動(NOAH) 124 |
対抗文化の二極 126 |
原子力論争の幕開け 130 |
原発モラトリアムの決定 134 |
原発のないエネルギーシナリオ 137 |
原子力政策の放棄へ 140 |
多様な運動の登場 143 |
OOAの今、そして… 145 |
第6章デンマークのエネルギー未来像 149 |
バラトンホテル 150 |
デンマークの「環境知性」 152 |
第二の代替エネルギーンナリオ「AE83」 155 |
「エネルギー2000」の衝撃 156 |
エネルギー2000からエネルギー21へ 158 |
省エネルギーとエネルギー税制 162 |
未来へ、デンマークの挑戦 166 |
より少ない消費の「豊かさ」へ 170 |
第7章風車を共有する人々 177 |
ハヴェン風力協同組合 178 |
風力協同組合の歴史 184 |
風力発電ルールの形成へ 188 |
風力発電と電力会社 191 |
風力発電と送電系統との接続 193 |
コペンハーゲンに風車がやって来る 196 |
第8章自然エネルギー自給を目指す島々 199 |
サムソ島への道のり 200 |
デンマーク・サムソ島の挑戦 203 |
「自然エネルギーアイランド」構想の背景 205 |
サムソ島・エネルギー環境事務所 206 |
スウェーデンの辺境からバルト海の中心へ 208 |
ゴットランドに吹く未来への風 210 |
自然エネルギー一〇〇パーセントの夢を担う人々 214 |
欧州自然エネルギーアイランド「アイルネット」 219 |
アイルネットを支援するEUのエネルギー政策 222 |
欧州委員会のエネルギープログラム 224 |
地成ネットワークとエネルギー政策 228 |
終章不安の時代を超えて 233 |
一九九九年九月三〇日 234 |
「不安」が要請する新たなデモクラシー 234 |
原発紛争からコンセンサス会議へ 237 |
「エコロジカルな民主化」に向けて 240 |
原子カムラを超えて 242 |
あとがき 245 |
参考文献一覧 255 |
索引 261 |