まえがき 吉本隆明 1 |
1実感的な老人問題 15 |
老人と中学生は向き合える 17 |
定年後の大学の先生こそ、中学の先生になればいい 19 |
老人ホームと幼稚園を隣接するといい 24 |
老人は淋しいものです 24 |
老いは段違いでやってくる 29 |
死の恐怖と命の物惜しみ 31 |
高齢社会の夫婦問題 35 |
死は不定である 39 |
江藤淳の自死 43 |
病気して死ぬだけのじぶん、という想いからの脱却 45 |
2老体になるということ 53 |
八十歳すぎの症状 55 |
杖の役割 58 |
問題はバランス力 59 |
バランス力の練習 62 |
「呼吸」の大事さの発見 66 |
日常的な動作の練習 68 |
3身体に内向するということ 77 |
呆けのような状態 79 |
家族の対応の仕方 82 |
夢と現のあいだに見る「夢」 84 |
老化の現われはどのように出てくるか 87 |
ほんとうの死と、「生まれてきたことに責任はない」ということ 90 |
いままでのことが「遠くに行ってしまった」感じ 93 |
4「障害」への新しい考え 99 |
障害者への現在の異様な関心 101 |
従来の障害の捉え方 104 |
障害者への新しい関係づくり 106 |
5家族崩壊の下の「老人―子ども」問題 133 |
定年後の経済問題 135 |
家族における世代の解体 141 |
正常と異常の区別がつかなくなった、老年と少年の事件 147 |
露出してきた女性の強さ―少女と老女との相似 153 |
ボランティアと人権意識への疑問 159 |
知識、感覚の発達で、人の心は変わらない 162 |
知識より無意識の豊かさ 165 |
6近代医療ではとどかない領域 171 |
合点がいかない、「まいったな」という感じ 173 |
足のむくみと、硬くなる筋肉 175 |
医者の診断と自覚症状 178 |
元気とも病気ともいえない、慢性疾患の急増 180 |
パワーでなく、バランスが問題 184 |
力を抜く実技 187 |
野口体操 188 |
無効になった健康教育 191 |
7介護の現場への二、三の提言 197 |
介護の世界がおもしろい 199 |
どういう介護の集団がいいのか 201 |
集団をつくる三つの要因 203 |
権力を持つと、人はどうして管理的、支配的になるのか 206 |
<一人>でもできる例 211 |
どんな看護がいいのか 214 |
その人の<地>でいけばいい 215 |
(付) |
*1遺書 江藤淳 49 |
*2あえて〝諒〟とせず 三好春樹 49 |
*3一九九六年八月三日(土)午前、伊豆西海岸 吉本隆明 75 |
*4父から学んだこと 吉本隆明 97 |
*5障害者問題と心的現象論 吉本隆明 109 |
後記 対談を了えて 三好春樹 219 |
まえがき 吉本隆明 1 |
1実感的な老人問題 15 |
老人と中学生は向き合える 17 |
定年後の大学の先生こそ、中学の先生になればいい 19 |
老人ホームと幼稚園を隣接するといい 24 |
老人は淋しいものです 24 |