第1章 分子協調材料の研究開発(玉置 敬) |
1 はじめに 1 |
2 分子協調材料とは 2 |
2.1 分子機能の3つのカテゴリー 2 |
2.2 研究開発の概要 3 |
3 おわりに 6 |
第2章 含カルゲン自己組織化膜のナノ構造とその物性(中村 徹,松本睦良) |
1 はじめに 8 |
2 メルカプトメチルチオフェン誘導体の自己組織化膜 8 |
3 カルコゲノフェン自己組織化膜 10 |
4 ナノ構造の操作 12 |
5 おわりに 13 |
第3章 光応答自己組織化膜(玉田 薫,秋山陽久,安部浩司) |
1 はじめに 14 |
2 アゾベンゼンチオールSAM膜の構造 14 |
3 非対称アゾベンゼンジスルフィドの分子デザインとSAM膜作製法 16 |
4 液晶配向による表面光反応の評価 19 |
5 動的接触角測定法 19 |
6 光異性化反応のアルキル鎖長依存性 20 |
7 アゾベンゼン置換基の影響 21 |
8 おわりに 22 |
第4章 環状両親媒性分子からなる単分子膜とその特性(松澤洋子,呉 尚根,中川 勝,市村國宏) |
1 はじめに 24 |
2 分子構造の検証と最適化 25 |
2.1 環状基本骨格 25 |
2.2 疎水部 28 |
3 光機能性自己組織化膜の応用 30 |
4 おわりに 31 |
第5章(チオフェン/フェニレン)コオリゴマーからなる薄膜および積層超構造の発光特性(堀田 収,李 星愛,吉田郵司,谷垣宣孝,八瀬清志,玉置 敬) |
1 はじめに 34 |
2 材料の合成と特徴 34 |
3 薄膜および積層超構造の作製と発光特性 35 |
4 まとめと今後の課題 38 |
第6章 コマンドサーフェスによる色素配向膜の創製と特性(市村國宏,山木 繁,松永代作) |
1 はじめに 40 |
2 ラビング表面での色素配向制御 41 |
3 コマンドサーフェスによる色素配向制御 41 |
4 リオトロピック液晶相の光配向制御 42 |
5 おわりに 44 |
第7章 アゾベンゼン系高分子の2次元的および3次元的光配向制御(Mina Han,森野慎也,市村國宏) |
1 はじめに 46 |
2 可視偏光によるアゾベンゼン分子の2軸配向過程 47 |
3 可視非偏光による3次元的配向制御 49 |
4 紫外線照射による2次元および3次元的な配向制御 50 |
5 おわりに 52 |
第8章 液晶における自発的フェトニック構造形成とその応用(竹添秀男,星 肇,チョン・ドーハン) |
1 1次元のフォトニック帯と選択反射 54 |
2 強誘電性液晶における光第二高調波発生 55 |
3 実験方法 56 |
4 実験結果とシミュレーション 56 |
5 理論的考察 59 |
6 おわりに 60 |
第9章 液晶ゲル:分子協調による高速応答化と階層構造の形成(加藤隆史,溝下倫大) |
1 はじめに 61 |
2 液晶物理ゲルの開発 61 |
3 液晶ゲルの高速応答 63 |
4 液晶ゲルの複合構造制御 64 |
4.1 スメクチック複合構造 64 |
4.2 ディスコチック複合構造 65 |
5 おわりに 66 |
第10章 重合性棒状液晶の構造制御と光学物性(河村丞治,小尾直紀) |
1 はじめに 68 |
2 重合性液晶の開発と光学部品への応用 69 |
3 重合性棒状液晶の分子設計 70 |
4 重合性液晶組成物の液晶性 73 |
5 重合性棒状液晶を利用した光学異方体の性質 73 |
6 おわりに 75 |
第11章 ディスコナック液晶の光重合による分子協調作用の制御とその応用(井上昌章) |
1 はじめに 76 |
2 液晶分子の秩序 77 |
2.1 液晶の相分類 77 |
2.2 ディスコチック液晶分子の配例 77 |
2.3 ディスコチック液晶分子の配向 78 |
3 ディスコチック液晶の光重合 79 |
4 光導電性への応用 80 |
5 おわりに 81 |
第12章 分子協調作用を利用したディスコチック液晶の構造制御と光導電性(物部浩達,清水 洋) |
1 はじめに 82 |
2 ディスコチック液晶における分子配向構造の制御 82 |
2.1 ディスコチック液晶の特徴 82 |
2.2 カラム構造制御と金属錯体液晶 84 |
3 ディスコチック液晶の光導電性 86 |
4 おわりに 88 |
第13章 分子協調作用を利用した高シリカゼオライトの合成(窪田好浩,杉 義弘) |
1 はじめに 90 |
2 高シリカゼオライト合成における有機カチオンの役割 91 |
3 SDAとして機能するための有機物の物性 91 |
3.1 疎水性 91 |
3.2 分子のサイズ 94 |
3.3 分子の形 94 |
3.4 分子内の電荷分布 95 |
3.5 水熱合成条件下での化学的安定性 95 |
4 おわりに 96 |
第14章 シリカメソ多孔体薄膜の細孔配向制御と微細加工技術(杉本憲昭,後藤康友,福嶋喜章,杉 義弘,窪田好浩) |
1 はじめに 98 |
2 シリカメソ多孔体薄膜の合成 98 |
3 細孔配向制御 99 |
4 膜の特性 100 |
4.1 X線回折実験 100 |
4.2 透過電子顕微鏡観察 100 |
4.3 窒素吸着による細孔分布測定 102 |
5 おわりに 103 |
第15章 巨大ゼオライト単結晶の合成(清水愼一) |
1 はじめに 104 |
2 バルク体溶解法(BMD法) 106 |
2.1 MFI型ゼオライトの合成 106 |
2.2 焼結体を原料とするANA結晶の合成 109 |
2.3 他の構造を有するゼオライト結晶の合成 109 |
3 考察 111 |
4 おわりに 111 |
第16章 高性能物質分離用ゼオライト膜(清住嘉道) |
1 はじめに 113 |
2 ゼオライト膜の合成法 113 |
2.1 自立膜 113 |
2.2 支持膜 114 |
3 分離 120 |
3.1 ガス 122 |
3.2 炭化水素化合物の分離 123 |
3.3 含酸素有機化合物の分離 123 |
3.4 その他の分離に影響する諸因子 123 |
3.5 光学異性体の分離 124 |
3.6 センサー 125 |
3.7 触媒反応への応用 125 |
4 おわりに 125 |
第17章 ドライゲルコンバージョン法によるゼオライト合成(松方正彦,小倉 賢) |
1 はじめに 127 |
2 ドライゲルコンバージョン法とは 128 |
3 ドライゲルコンバージョン法によるゼオライトベータの合成 128 |
4 ゼオライトベータの結晶化過程の追跡 129 |
5 新規構造を有するゼオライトOU-1の発見 131 |
6 ゼオライトベータ内へのチタンの導入とポスト・シンせシスによる高性能化 132 |
7 おわりに 135 |
第18章 3次元メソポーラス物質の合成(辰巳 敬,車 順愛) |
1 はじめに 137 |
2 メソポーラスシリカの合成とそのメカニズム 137 |
3 MCM-48メソポーラス材料の合成と触媒作用 139 |
4 SBA-1メソポーラス材料の合成 140 |
5 おわりに 143 |