序章 光機能性高分子材料の広がり(市村國宏) |
1 はじめに 1 |
2 光の作用と光機能 1 |
2.1 光の作用 1 |
2.2 光励起過程を含む光機能 2 |
2.3 光化学機能 3 |
2.4 光学機能 4 |
3 高分子構造と光機能 4 |
4 展望 6 |
【基礎編】 |
第1章 新たな光技術材料 |
I フォト・オブト型光制御材料(堀江一之,森野慎也) 9 |
1 はじめに 9 |
2 理論的背景 9 |
3 研究の現況 11 |
4 最後に 183 |
II 分子性エレクトロルミネッセンス材料(筒井哲夫) 21 |
1 はじめに 21 |
2 分子ELの作動原理 22 |
2.1 キャリヤの注入から発光まで 22 |
2.2 EL発光の効率 23 |
2.3 積層型素子構造 24 |
3 分子ELに用いる材料 26 |
3.1 低分子蒸着色素薄膜系材料 26 |
3.2 共役高分子系材料 27 |
3.3 主鎖上に広がったπ共役系を持たない高分子系材料 29 |
3.4 分子分散高分子系材料 31 |
3.5 新しい材料 31 |
4 おわりに 31 |
III フォトリフラクティブ高分子(和田達夫) 34 |
1 はじめに 34 |
2 フォトリフラクティブ効果の発現機構 34 |
3 有機単結晶材料 37 |
4 高分子材料 39 |
4.1 二次非線形光学特性の付与 39 |
4.2 電場配向高分子の開発 40 |
4.3 キャラクタリゼーション 41 |
4.4 多成分系高分子 41 |
5 多成分系材料の特徴 43 |
5.1 非晶質高分子の光導電性 43 |
5.2 Orientational Enhancement 44 |
6 相分離・結晶化 46 |
7 モノリシックフォトリフラクティブ材料 47 |
7.1 多機能性高分子 47 |
7.2 多機能性色素 47 |
8 おわりに 51 |
第2章 光機能素材 |
I アモルファス分子材料(城田靖彦) 52 |
1 はじめに 52 |
2 新規π電子系分子の設計・合成とガラス形成能 53 |
3 分子構造とガラス形成能との相関 55 |
4 分子構造とガラス転移温度との相関 56 |
5 ガラスからの緩和過程とポリモルフリズム 56 |
6 分子性ガラスにおける電荷輸送 57 |
7 光・電子デバイスへの応用 60 |
II 光機能素材「高分子LB膜」(関 隆広) 63 |
1 はじめに 63 |
2 高分子自己組織化膜 64 |
2.1 単層自己組織化膜 64 |
2.2 交互吸着累積膜 66 |
3 分子薄膜評価法の新展開 67 |
4 光機能高分子LB膜における最近の動向 70 |
4.1 フォトメカニカル効果 70 |
4.2 フォトクロミックLB膜 72 |
4.3 LB膜中の光反応と液晶配向 72 |
4.4 光誘起電子移動 74 |
4.5 σ共役系高分子LB膜 75 |
5 おわりに 76 |
【応用編】 |
第3章 メソフェーズと光機能 |
I 光機能性液晶材料(金澤昭彦,池田富樹) 81 |
1 はじめに 81 |
2 電界で光を制御する光機能性液晶材料 82 |
3 光で光を制御する光機能必液晶材料 83 |
3.1 ドープ系高分子液晶の光応答 83 |
3.2 フォトクロミック系高分子液晶の光応答 84 |
4 光と電界で光を制御する光機能性液晶材料 87 |
4.1 強誘電性液晶の光分極反転 87 |
4.2 光応答高分子膜による強誘電性液晶の光駆動 88 |
5 まとめ 89 |
II 高分子分散型液晶(高津晴義) 91 |
概要 91 |
1 はじめに 91 |
2 構造 91 |
3 電機光学特性 92 |
4 直視形ディスプレイへの応用 93 |
5 高分子の新しい機能 94 |
III 高分子液晶系リライタブル記録材料(明石量磁郎) 101 |
1 はじめに 101 |
2 高分子液晶とは 102 |
3 高分子液晶を用いた表示/記録材料 102 |
4 高分子液晶を用いたリライタブル記録媒体 104 |
4.1 高分子液晶への非メンゲン共重合効果 104 |
4.2 リライタブル記録媒体の特性 105 |
5 おわりに 109 |
IV 高分子分散型感熱記録材料(筒井恭治) 110 |
1 はじめに 110 |
2 光散乱性変化とその機構 111 |
3 光散乱特性の制御 115 |
4 まとめ 118 |
第4章 光化学反応と光機能 |
I 超微細加工用フォトレジストの最新動向(上野 巧)119 |
1 はじめに 119 |
2 レジストの役割 119 |
3 リソグラフィの動向とレジスト 120 |
3.1 i線フォトリソグラフィ用レジスト 120 |
3.2 Deep-UV リソグラフィ用レジスト 121 |
3.3 ArFリソグラフィ用レジスト 122 |
3.4 電子線リソグラフィ用レジスト 122 |
4 ジアゾナフトキノン(DNQ)-ノボラック機脂系ポジ型フォトレジスト 123 |
4.1 高性能ノボラック機脂 124 |
4.2 ジアゾナフトキノン(DNQ)化合物 126 |
5 アジド化合物系フォトレジスト 128 |
6 化学増幅系レゾスト129 |
7 ArFリソグラフィ用レゾストと最近の話題 134 |
8 まとめ 134 |
II 可視光重合開始剤(安池円) 141 |
1 はじめに 141 |
2 可視光重合開始剤の種類 141 |
2.1 分類 141 |
2.2 1ステップ型 142 |
(1) 1分子型 142 |
(2) 複合型開始剤 143 |
(4) 一体型 151 |
2.3 2ステップ型 153 |
(1) 潜像形成型 153 |
(2) 発光色型 154 |
3 おわりに 154 |
III 光硬化性オリゴマーの新展開(西久保忠臣,伊豫昌己) 157 |
1 はじめに 157 |
2 アクリル系オリゴマー 158 |
2.1 水性光重合用オリゴマー 158 |
(1) アニオンタイプ 159 |
(2) カチオンタイプ 160 |
2.2 液状フォトレジスト用機脂 161 |
(1) 有機溶剤現像型 161 |
(2) 希アルカリ水溶液現像型 161 |
(3) 水現像型 162 |
(4) 希酸水溶液現像型 163 |
2.3 その他 163 |
(1) 超分岐ポリエステル骨格を有するメタクリレート(デンドリマー型メタクリレート) 163 |
(2) ポリチオフェン骨格を有するメタクリレート(導電性機能を有するメタクリレート) 163 |
3 非アクリル系オリゴマー(1) 164 |
3.1 ビニルエーテル類 164 |
(1) グリシジルビニルエーテルと多塩基酸クロリドと添加反応物 164 |
(2) ビニルエーテルとジヒドロシロキサンとの反応物 165 |
(3) ビニルエーテル類縁体 166 |
3.2 フラニルシロキサン類 166 |
3.3 イソプロペニルフェノキシ誘導体 166 |
4 非アクリル系オリゴマー(2)(光-熱硬化型オリゴマー) 167 |
5 おわりに 167 |
IV ホログラム材料・光学素子用高分子材料(渡辺二郎) 170 |
1 はじめに 170 |
2 ホログラムの分類と記録材料 170 |
3 体積位相型ホログラム材料 172 |
3.1 光架橋系:重クロム酸ゼラチン(DCG)<湿式タイプ1> 173 |
3.2 光架橋系:ポリビニルカルバゾール<湿式タイプ2> 174 |
3.3 光得合系:バインダーポリマー/モノマー<湿式タイプ3>(ポラロイド社,DMP-128) 176 |
3.4 光重合系:バインダーポリマー/モノマー<乾式タイプ>(デュポン社,Omni Dex) 177 |
3.5 可逆タイプのホログラム材料 180 |
4 光学素子(HOE)への応用 180 |
4.1 自動車用分野への応用 181 |
4.2 エレクトロニクス分野への応用 182 |
(1) 光ピックアップへの応用 182 |
(2) スキャナーへの応用 182 |
(3) 拡散板やスクリーンへの応用 183 |
(4) カラーフィルターへの応用 183 |
(5) その他 183 |
4.3 その他の応用 183 |
5 おわりに 184 |
V 三次元光造形とフォトポリマー(田上英二郎) 186 |
1 はじめに 186 |
2 光造形の位置付け(ラピッドプロトタイピングの分類) 186 |
3 光造形法の分類 187 |
4 光造形装置とその応用の説明 188 |
(1) SCSのハードウェア 189 |
(2) SCSのソフトウェア 190 |
(3) SCS用の樹脂 192 |
(4) SCSの応用 192 |
5 今後の光造形技術の展開 196 |
第5章 光の波動性と光機能 |
I 分子配向制御能を持つ光反応性高分子材料(市村國宏) 197 |
1 はじめに 197 |
2 光反応性高分子膜による液晶の面外配向制御 198 |
2.1 コマンドサーフェスによるネマチック液晶の配向制御 198 |
2.2 面外配向制御能を持つ光反応性高分子 199 |
2.2.1 スピン塗布膜 199 |
2.2.2 高分子LB膜 202 |
3 偏光光化学による方位配向制御 203 |
3.1 高分子膜中での方位配向制御 203 |
3.2 高分子不七膜表面による液晶分子の方位配向制御 205 |
3.2.1 スピン塗布膜 205 |
3.2.2 高分子LB膜 207 |
4 高分子光配向を用いる色素配向膜 208 |
5 おわりに 209 |
II 偏光特性高分子フィルム(岡田豊和) 213 |
1 はじめに213 |
2 住友化学の偏光特性高分子フィルムの特徴 213 |
3 偏光特性高分子フィルムの現状技術と開発動向 214 |
3.1 高輝度化(高コントラスト化) 2 |
3.2 視認性向上(反射防止) 216 |
3.3 耐久性能 218 |
3.4 位相差フィルムによる広視角化 219 |
3.5 回析方式による広視角化 223 |
4 今後期待される複合化製品 224 |
4.1 染料系偏光フィルムをベースとした複合化製品 224 |
4.2 OA用途に期待される複合化製品 226 |
5 おわりに 226 |
III 非線形光学高分子とフォトポリマー(加藤政雄) 227 |
1 はじめに 227 |
2 光架橋性2次NLOポリマーの研究動向 228 |
2.1 (2+2)付加反応型感光基を有する2次NLOポリマー 228 |
2.1.1 ホストゲスト型 228 |
2.1.2 機能化型 229 |
2.2 ラジカル重合型感光基を有する2次NLOポリマー 236 |
2.3 光分解型感光基を有する2次NOLポリマー 237 |
3 おわりに 237 |
IV 高分子光学材料(戒能俊邦) 239 |
1 はじめに 239 |
2 ポリマー導波路 239 |
2.1 ポリマー導波路の概要 239 |
2.2 ポリマー導波路作製プロセル 240 |
2.3 低損失導波路 240 |
2.4 耐熱性導波路 241 |
2.5 熱光学導波路 242 |
2.6 低損失熱光学導波路 242 |
2.7 熱光学方向性結結合器スイッチ 243 |
2.8 内部全反射熱光学導波路素子 244 |
3 プラスチック光ファイバ 244 |
3.1 プラスチック光ファイバの概要 244 |
3.2 広帯域POF 245 |
3.2.1 POFの帯域特性 245 |
3.2.2 GI型POFの作製 246 |
3.2.3 GI型POFの帯域特性 247 |
3.3 プラスチック光ファイバの光損失 247 |
3.3.1 コア材料の振動吸収 247 |
3.3.2 電子遷移吸収 248 |
3.3.3 含水による吸収 248 |
3.3.4 レイリー散乱 249 |
3.3.5 導波路構造の不完全性による散乱 249 |
3.3.6 POFの損失要因解析 249 |
3.3.7 重水素化POFの特性 250 |
3.3.8 フッ素化POF 251 |
3.3.9 重水素化フッ素化POF 251 |
4 おわりに 252 |
第6章 新しい光源と光機能化 |
I エキシマレーザーによる高分子表面加工(矢部 明) 254 |
1 はじめに 254 |
2 エキシマレーザーアブレーションによる表面加工 255 |
2.1 エッチング 255 |
2.2 表面改質 257 |
2.3 薄膜作製 258 |
3 エキシマレーザー誘起表面反応による表面加工 260 |
3.1 表面改質 260 |
3.2 薄膜作製 262 |
4 おわりに 262 |
II エキシマランプと高分子(五十嵐龍志) 265 |
1 はじめに 265 |
2 発光原理 265 |
3 ランプ特性 266 |
3.1 発光スペクトル 266 |
3.2 効率 267 |
3.3 寿命 267 |
4 照射装置形状 268 |
5 応用 269 |
5.1 プラスチックス表面改質 269 |
5.2 その他の応用 272 |
6 まとめ 272 |