はじめに 長谷部恭男 i |
発題 I 法律の世界における公私と公共性 阪本昌成 1 |
問題提起 1 |
1. 法律の世界における公私:その1「国家/市民社会」 2 |
2. 法律の世界における公私:その2「私」生活 3 |
3. 法律の世界における公私:その3 公法と私法 5 |
4. 法学における公法私法の相対化 7 |
5. 再び公法と私法 10 |
おわりに 13 |
発題 I を受けての討論 15 |
発題 II 実務的観点からみた立法の公共性 高見勝利 27 |
はじめに 27 |
1. 「討議民主主義」と国会における「質疑・討論」との落差 28 |
2. 議員における「公」と「私」のケジメ 35 |
発題 II を受けての討論 41 |
発題 III 知的財産法と公共性 鈴木将文 53 |
はじめに 53 |
1. 知的財産制度・知的財産法の意義 53 |
2. 知的財産制度を巡る動向 57 |
3. 知的財産法の立法過程について 66 |
発題 III を受けての討論 67 |
総合討論 I コーディネーター:長谷部恭男 85 |
立法としての法律 |
公共の場としての議会 |
公共の利益とレス・ププリカ |
「正」と「善」 |
法と慣習 |
「法律が遠い」 |
善の共約可能性・不可能性 |
発題 IV ブロードバンド時代の放送の位置づけ 長谷部恭男 119 |
憲法論的視点から |
1. これまでの放送 119 |
2. これからの放送の姿 |
発題IV を受けての討論 131 |
発題 V 家族法と公共性 大村敦志 151 |
生殖医療関連連立法など最近の立法を中心に |
1. 課題の設定 151 |
2. 最近の法改正と法改正の試み 152 |
3. 家族関連立法の特徴 157 |
4. 立法の指針 162 |
発題V を受けての討論 164 |
発題 VI イン・エゴイストス 石川健治 181 |
憲法学から見た公共性 |
序 181 |
1. 剥離する<私> 184 |
2. <私>の位相 189 |
3. <私>から見た<公共> 195 |
結 202 |
発題VI を受けての討論 205 |
総合討論 II コーディネーター:山脇 直司 217 |
自律した自己と公共性 |
戦後憲法学の問題 |
憲法と将来世代への配慮 |
自由権の位置づけと将来世代 |
憲法と理念 |
発題VII 表現の自由、結社の自由と公共 毛利 透 255 |
1. 表現の自由解釈における「萎縮効果論」の意義 255 |
2. 結社の自由と結社への参加の「プライバシー」 263 |
3. 裁判の撮影・放送禁止の正当性について 265 |
発題VII を受けての討論 269 |
総合討論III コーディネーター:金 泰昌 281 |
法律とは何なのか |
多元的な法律学 |
法律学における人間 |
法人格 |
自由人の身分 |
発展協議 コーディネーター:金 泰昌 303 |
憲法と人間 |
自治的人間と法 |
立憲制と民主制 |
パブリック・グッズ |
行為規範としての憲法? |
「理想なき国家が理想的な国家」 |
枠組みとしての憲法 |
国家に向けられた規範としての憲法 |
「決断する私」 |
国境を越える公共性 |
世代継承生生的公共財としての法 |
公共哲学と法 |
特論 プリコミットメント論と憲法学 愛敬 浩二 363 |
1. 硬性憲法と「世代間の公平」 363 |
2. プリコミットメントとしての憲法? 364 |
3. エルスターの「変説」 366 |
4. 憲法解釈の方法としてのプリコミットメント論 367 |
5. 日本国憲法とプリコミットメント論 370 |
6. 暫定的な結論 371 |
おわりに 金 泰昌 375 |
はじめに 長谷部恭男 i |
発題 I 法律の世界における公私と公共性 阪本昌成 1 |
問題提起 1 |
1. 法律の世界における公私 : その1「国家/市民社会」 2 |
2. 法律の世界における公私 : その2「私」生活 3 |
3. 法律の世界における公私 : その3 公法と私法 5 |