1.免疫学のあらまし 1 |
1・1 免疫学の流れ 1 |
1・2 免疫系とは 2 |
1・3 免疫機能は二つの系からなる 4 |
1・4 免疫系の主役はリンパ球である 5 |
1・5 抗原は特定のリンパ球クローンを選択的に増殖・分化させる 7 |
1・6 リンパ球のエフェクター細胞への増殖・分化は,細胞間協同作用による 8 |
1・7 免疫応答は病的現象として現れることもある 10 |
2.抗体の機能と種類:多様な機能を果たすタンパク質 11 |
2・1 抗体とは何をするタンパク質か 11 |
2・2 エフェクター作用による抗体の違い 12 |
2・3 抗体は可変的な構造部分と一定した構造部分からなる 14 |
2・4 抗体は坑原のエピトープを認識して特異的に結合する 17 |
3.抗体を得る方法:アジュバントから細胞融合法まで 21 |
3・1 免疫方法 21 |
3・2 均一な抗体は骨髄腫患者の血清や細胞融合法で得られる 27 |
4.抗体の構造:多様な機能をもつためにつくられたタンパク質分子 30 |
4・1 タンパク質としての抗体 30 |
4・2 抗体は三つの構造部分からつくられている 31 |
4・3 抗体の構造はさらにドメインとよばれる単位に分けられる 33 |
4・4 抗原結合部位を形成するドメイン 35 |
4・5 エフェクター作用を担うドメイン 37 |
5.抗体の生合成:多様な抗体を生み出す遺伝子 39 |
5・1 抗体をつくるのはB細胞である 39 |
5・2 B細胞の分化の過程で抗体の遺伝子の組換えが起こる 41 |
5・3 抗原刺激によってB細胞は膜結合lgM抗体の代わりに抗体を産生するようになる 46 |
6.補体系:抗体に協力して抗原を除去するタンパク質 49 |
6・1 補体系とは 49 |
6・2 古典経路による赤血球の破壊 51 |
6・3 第二経路による赤血球の破壊 56 |
6・4 レクチン経路による異物の排除 59 |
7.抗体の抗原結合反応:分析用試薬としての抗体 60 |
7・1 抗原抗体反応の特徴 60 |
7・2 抗体は佐原の構造のわずかな相違を識別する 61 |
7・3 一つのエピトープに対する抗体は多様である 63 |
7・4 抗体を用いると抗原の異同を容易に知ることができる 64 |
7・5 分析用試薬としての抗体 65 |
8.抗体に協力して抗原を排除する細胞群:顆粒球,マクロファージ,肥満細胞 71 |
8・1 抗原抗氷炭合体を排除する細胞群 71 |
8・2 貪食細胞はさまざまな機構で抗原を分解する 73 |
8・3 肥満細胞と好塩基球はlgE抗体を介して抗原と反応するとアレルギーを発症させる 76 |
9.抗体によるからだの障害:即時型過敏症 80 |
9・1 アレルギーはさまざまな原因や機構で起こる 80 |
9・2 lgE抗体は抗原と反応するとアレルギーを発症させる 81 |
9・3 組織細胞に特異的に反応する抗体はアレルギーをひき起こす 85 |
9・4 多量の抗原抗体複合体が生成するとアレルギーが起こる 86 |
10.免疫を担うさまざまな細胞群 89 |
10・1 免疫担当細胞とは 89 |
10・2 T細胞とB細胞 89 |
10・3 T細胞,B細胞の働き 93 |
10・4 T細胞,B細胞の特徴 94 |
10・5 NK細胞とは 99 |
10・6 マクロファージ 101 |
10・7 樹状細胞 105 |
10・8 穎粒球 105 |
10・9 細胞接着分子 106 |
10・10 レクチンとは 109 |
11 . 抗体産生におけるT細胞とB細胞の相互作用 111 |
11・1 Burnetのクローン選択説 111 |
11・2 抗体産生にはT細胞が必要である 113 |
11・3 ヘルパーT細胞の働き 116 |
11・4 抑制活性をもつT細胞の働き 119 |
11・5 T細胞に依存しないで抗体をつくる抗原 119 |
12.抗体産生とマクロフアージ 121 |
12・1 抗体産生へのマクロファージの関与 121 |
12・2 マクロファージはT細胞活性化に必要である 122 |
12・3 インターロイキン1(IL-1) 124 |
12・4 マクロファージによる抗原提示 124 |
12・5 組織適合抗原とは 125 |
12・6 クラスII抗聡原による抗原提示の条件 126 |
13. B細胞の抗体産生細胞への分化とサイトカイン:ヘルパーT細胞とのかかわり合い 129 |
13・1 T細胞の増殖とインターロイキン2(IL-2) 129 |
13・2 T細胞レセプター(TCR) 130 |
13・3 B細胞の抗体産生細胞への増殖・分化に関与するリンホカイン 131 |
13・4 サイトカイン 133 |
13・5 B細胞マイトジェン 134 |
13・6 免疫応答のイディオタイプによる制御 135 |
14.細胞性免疫の機構(I):キラーT細胞の働き 136 |
14・1 アロ抗原特異的キラーT細胞 137 |
14・2 主要組織適合抗原系(MHC)に拘束されたキラーT細胞 140 |
15.細胞性免疫の機構(II):遅延型過敏症 144 |
15・1 遅延型過敏症とは 144 |
15・2 遅延型過敏症の分類 145 |
15・3 遅延型過敏症の発現にさいして働く諸因子 147 |
16.がんと免疫 151 |
16・1 がんの排除に免疫は有効か 151 |
16・2 がんには特異抗原かおるか 153 |
16・3 がんを攻撃する細胞群 155 |
16・4 サイトカイン類によるがんの制圧 158 |
17.移植と拒絶反応:自己と非自己を区別する主要組織適合抗原 161 |
17・1 移値のさいの拒絶反応とは 161 |
17・2 拒絶反応を支配する組織適合抗原 162 |
17・3 主要組織適合抗原をコードする遺伝子 163 |
17・4 クラスI抗原,クラスH抗原の構造 166 |
17・5 クラスI抗原,クラスH抗原の機能 168 |
18.自己免疫:自己が自己を攻撃する病気 171 |
18・1 自己成分への免疫寛容 171 |
18・2 自己免疫疾患とは 173 |
18・3 自己免疫疾患の発症機構 174 |
18・4 自己抗体による傷害機序 177 |
19.免疫不全症とエイズ:免疫系の障害による重篤な病気 181 |
19・1 免疫不全とは 181 |
19・2 先天性免疫不全症 182 |
19・3 後天性免疫不全症 184 |
19・4エイズ 185 |
参考図書 190 |
索引 191 |
1.免疫学のあらまし 1 |
1・1 免疫学の流れ 1 |
1・2 免疫系とは 2 |
1・3 免疫機能は二つの系からなる 4 |
1・4 免疫系の主役はリンパ球である 5 |
1・5 抗原は特定のリンパ球クローンを選択的に増殖・分化させる 7 |