1章 原子構造, 化学結合, 熱力学的基礎 |
1-1 原子のエネルギー状態を考える 1 |
1-1-1 原子軌道とは 1 |
1-1-2 多電子原子 5 |
1-2 化学結合 13 |
1-2-1 共有結合論 13 |
1-2-2 電気陰性度と結合のイオン性 18 |
1-3 熱力学的な基礎 21 |
問題 29 |
2章 共有結合性化合物 |
2-1 分子の形を決めるのは何か 30 |
2-1-1 電子対間の静電的な反発 30 |
2-1-2 混成軌道 32 |
2-2 結合の強さを決めるのは何か 36 |
2-2-1 14族元素の水素化合物 36 |
2-2-2 15族元素の水素化合物 39 |
2-2-3 16族元素の水素化合物 43 |
2-2-4 14族元素の水素化合物 47 |
問題 52 |
3章 イオン結晶 |
3-1 結晶構造 53 |
3-1-1 球の最密充填 53 |
3-1-2 二元化合物MmXu 58 |
3-2 イオン性化合物 65 |
3-2-1 イオン性化合物の特徴 65 |
3-2-2 イオン結晶の格子エネルギー 65 |
3-2-3 どんなハロゲンが金属の高酸化状態を安定化するか 71 |
3-2-4 熱分解に対する安定性は、主量子数によってどう変化するか 74 |
3-2-5 遷移金属塩化物の安定度は、原子番号によってどう変化するか 76 |
3-3 イオン結晶の溶解 79 |
3-3-1 水中への溶解 79 |
3-3-2 イオンの溶媒和 81 |
問題 87 |
4章 酸と塩基 |
4-1 酸や塩基の強さを決めるのは何か 88 |
4-2 溶解中の酸・塩基反応 93 |
4-3 溶媒の性質と酸・塩基の強さ 94 |
4-4 水の特異な性質 98 |
4-5 加水分解と金属元素の溶存状態 101 |
4-6 オキソ酸の電荷分布と酸性度 105 |
4-7 水溶液中の酸塩基平衡 108 |
問題 112 |
5章 酸化と還元 |
5-1 酸化・還元されやすさの尺度 113 |
5-1-1 標準電位 113 |
5-1-2 標準電位を決める因子 115 |
5-2 水の酸化と還元 121 |
5-3 水素イオン濃度によって酸化状態の安定性はどう変わるか 126 |
5-4 固体の溶解度はなぜ酸化数によって変わるのか 130 |
5-5 炭素による酸化物の還元 135 |
問題 139 |
5章 錯体の反応 |
6-1 錯体の立体構造 140 |
6-2 錯体の安定度 142 |
6-2-1 溶液内平衡 142 |
6-2-2 金属イオンと配位子のどんな組み合わせが安定な錯体を生じるか 145 |
6-3 有機金属化合物 153 |
6-4 配位子置換反応はどのような機構で進むか 155 |
問題 162 |
7章 錯体のエネルギー状態 |
7-1 八面体型錯体におけるd軌道の分裂 163 |
7-2 四面体型錯体におけるd軌道の分裂 165 |
7-3 弱い八面体型配位子場でのエネルギー準位図 166 |
7-4 強い八面体型配位子場での基底状態 170 |
7-5 配位子場分裂の大きさ 171 |
7-6 スピン対のつくりやすさ 172 |
7-7 錯体の性質に対する配位子場分裂の効果 175 |
7-8 八面体型錯体の光吸収スペクトル 180 |
7-9 八面体型錯体の立体型変形 186 |
7-10 平面四角形型d₈錯体 188 |
問題 192 |
8章 固体の物性 |
8-1 固体中の電子の動き 193 |
8-1-1 固体のエネルギーバンド 193 |
8-1-2 単体結晶の電気的性質 196 |
8-2 不定比化合物 200 |
8-2-1 格子欠陥 200 |
8-2-2 格子欠陥と電気伝導 203 |
8-2-3 固溶体の生成による電位的欠陥の発生 209 |
8-2-4 固溶による格子欠陥の形成 210 |
問題 217 |
9章 構造と機能 |
9-1 イオン伝導体-α-Aglはなぜイオン伝導性を示すのか 218 |
9-2 強磁性体-フェライトは、なぜ強磁性を示すのか 223 |
9-2-1 スピネル型構造 223 |
9-2-2 磁気的性質 226 |
9-3 二次元性固体一層間化合物 231 |
9-4 ホスト・ゲスト化合物 235 |
9-5 強誘電体 239 |
問題 245 |
付表 246 |
索引 249 |