序章 電波障害の種類と電波吸収体の役割(橋本修) |
1. 電波吸収体とは 1 1 |
2. 各種電波吸収体の概要 2 2 |
2.1 無線障害防止対策用電波吸収体 2 2 |
2.2 レーダー偽像防止対策用電波吸収体 3 3 |
2.3 電波暗室用電波吸収体 3 3 |
2.4 ミリ波帯用電波吸収体 3 3 |
3. 電波吸収体の実現のために 4 4 |
<材料・設計編> |
第1章 広帯域電波吸収体(石野健) |
1. はじめに 7 |
2. VHF・UHF電波吸収体-メガHz 8 |
2.1 広帯域電波吸収体 8 |
2.2 超広帯域電波吸収体 10 |
3. マイクロ波帯電波吸収体-ギガHz 12 |
3.1 広帯域電波吸収体 13 |
3.2 超広帯域電波吸収体 15 |
第2章 狭帯域電波吸収体 |
1. 磁性材料(千野勝,山本孝) 17 |
1.1 はじめに 17 |
1.2 多層構造(マクロなコンポジット)電波吸収体の構成と原理 17 |
1.3 整合条件と中継インピーダンス 19 |
1.4 磁性材料を用いた単層構造(n=1)の薄層電波吸収体 20 |
1.5 完全整合条件を満たすn=1のコンポジット電波吸収材料 21 |
1.6 斜入射特性の優れた薄膜多重構造(n=15)の電波吸収体 23 |
1.7 おわりに 25 |
2. 誘電性材料・抵抗布(西方敦博) 27 |
2.1 はじめに 27 |
2.2 電波吸収材料としての誘電性材料 27 |
2.3 単層電波吸収体の設計 28 |
2.4 X帯用ゴムカーボン電波吸収体 29 |
2.5 VHF帯用コンクリート電波吸収体 30 |
2.6 X帯用λ/4型抵抗布電波吸収体 31 |
第3章 ミリ波電波吸収体(橋本修) |
1. はじめに 34 |
2. 実現上の問題点 34 |
3. 抵抗皮膜電波吸収体 35 |
3.1 製造法 35 |
3.2 設計法 37 |
3.3 実現性 38 |
4. FRP電波吸収体 40 |
4.1 製造法 41 |
4.2 設計法 41 |
4.3 実現性 43 |
5. ゴムシート電波吸収体 43 |
5.1 製作試料 43 |
5.2 吸収量 45 |
5.3 複素比誘電率の実験式 46 |
<測定法編> |
第1章 材料定数の測定法 |
1. 同軸,導波管法(西方敦博) 49 |
1.1 はじめに 49 |
1.2 試料を充填した伝送線路区間 49 |
1.3 Sパラメーター法 51 |
1.4 短絡法 51 |
1.5 開放・短絡法 52 |
1.6 測定における注意点 52 |
2. 空洞共振器法(西方敦博) 54 |
2.1 はじめに 54 |
2.2 共振特性の測定およびQ 54 |
2.3 各種共振器および共振モード 55 |
2.4 摂動法 56 |
3. 自由空間法(田中隆) 58 |
3.1 自由空間法の特長 58 |
3.2 材料定数の測定法 58 |
3.2.1 測定原理 59 |
3.2.2 測定方法 60 |
3.2.3 自由空間での注意事項 61 |
第2章 吸収量の測定法 |
1. メガHz-VHF・UHF帯における測定(石野健) 63 |
1.1 はじめに 63 |
1.2 導波管法 64 |
1.3 自由空間定在波法 65 |
2. ギガHz(橋本修) 67 |
2.1 はじめに 67 |
2.2 測定概要 67 |
2.3 吸収量とは 68 |
2.4 反射電力法 68 |
2.5 電界ベクトル回転法 69 |
2.6 ショートパルス法 70 |
2.7 タイムドメイン法 72 |
2.8 レンジドップラーイメージング法 73 |
<新技術・新製品の開発編> |
第1章 ITO透明電波吸収体(守田幸信) |
1. はじめに 77 |
2. 電波吸収体の種類 78 |
3. 電波吸収体の透明化 79 |
4. λ/4型透明電波吸収体とその特性 80 |
4.1 V帯用1層吸収タイプ 80 |
4.2 1.5GHz帯用1層吸収タイプ 82 |
4.3 X帯用の広帯域2層吸収タイプ 84 |
4.4 1.5GHz帯用広帯域2層吸収タイプ 86 |
5. まとめと今後の取り組み 87 |
第2章 新電波吸収体とその性能(稲葉昭夫) |
1. はじめに 88 |
2. 電波吸収体に要求される条件 88 |
3. 新型電波吸収体(DB-1500)の性能 89 |
3.1 電波吸収性能が優れている 89 |
3.2 不燃性である 90 |
3.3 軽量で取り扱いが容易である 90 |
3.4 施工性に優れている 91 |
4. おわりに 91 |
第3章 強磁性共鳴系電波吸収体(太田博康) |
1. フェライト電波吸収体 92 |
2. 強磁性共鳴現象 93 |
3. インピーダンス整合型吸収体の原理 94 |
4. M型六方晶フェライトの複素透磁率と吸収特性 96 |
5. 複合体の吸収特性 98 |
6. 今後の展開 99 |
第4章 新しい電磁波吸収体・カーボンマイクロコイル(元島栖二,岩永浩,V.K.Varadan) |
1. はじめに 101 |
2. 実験方法 102 |
3. 実験結果と考察 103 |
3.1 カーボンコイルの合成条件 103 |
3.2 モルフォロジー 103 |
3.3 成長機構 105 |
3.4 微細構造および組成 106 |
3.5 コイル状の金属炭化物および窒化物ファイバーの合成 106 |
3.6 カーボンコイルの機械的・電気的・熱的特性 107 |
3.7 カーボンコイルの電磁波吸収特性 107 |
4. おわりに 112 |
第5章 NAMAS(ナーマス)電波吸収体(岩岡徹) |
1. はじめに 114 |
2. グリッド(NAMAS-1) 114 |
3. フェライトタイルとゴムフェライトとの複合型吸収体(NAMAS-2) 116 |
4. フェライトグリッドとゴムフェライトとの複合型吸収体(NAMAS-2) 118 |
5. 桟型電波吸収体 119 |
第6章 4GHz帯電波吸収柔軟シートDPR(齋藤章彦) |
1. 技術的特徴 123 |
1.1 開発の背景 123 |
1.2 開発の概要 125 |
1.3 材料の構造・製造方法 125 |
1.4 電磁気特性 125 |
2. 応用展開 127 |
2.1 ノートパソコンへの適用時の放射ノイズ減衰特性 127 |
2.2 携帯周波数帯での放射ノイズ減衰特性 127 |
3. 製品紹介 127 |
第7章 軟磁性金属を使用した吸収体(吉田栄吉) |
1. はじめに 132 |
2. 軟磁性金属を用いた吸収体出現の背景 132 |
3. 軟磁性金属材料の分類 133 |
3.1 構造による分類 133 |
3.2 電気抵抗の大きさによる分類 135 |
3.3 透磁率の分散特性による分類 136 |
4. 透磁率の周波数特性の制御 137 |
5. 材料選定に際しての考え方 137 |
6. 金属磁性体の製造方法の一例 139 |
6.1 金属磁性粉末の製造方法 139 |
6.2 マトリックス化の手段 139 |
7. 高周波ノイズ対策への適用事例 140 |
8. おわりに 141 |
第8章 格子型フェライト電波吸収体(GFA-3000)(佐野秀文) |
1. はじめに 143 |
2. 格子型フェライト吸収体の特徴 143 |
3. GFA-3000の吸収原理 145 |
4. 電波暗室への応用 147 |
5. GFA-3000を用いた電波暗室の特徴 151 |
第9章 誘電損失型電波吸収体(DFA/GWCシリーズ電波吸収体)(佐野秀文) |
1. はじめに 153 |
2. DFAシリーズ・ウレタン電波吸収体 153 |
3. GWCシリーズ・グラスウール電波吸収体 154 |
第10章 膨張黒鉛の成形品による電磁波吸収体(藤崎保範) |
1. はじめに 156 |
2. 製造法とその特性 156 |
第11章 折り曲げ可能なシリコーン・カーボンブラック系電波吸収体(北畑慎一) |
1. はじめに 159 |
2. 電波吸収体の設計 159 |
2.1 狭帯域タイプ電波吸収体の設計 159 |
2.2 広帯域タイプ電波吸収体の設計 161 |
2.3 構成材料 161 |
3. 狭帯域タイプフレキシブル電波吸収体の反射減衰特性 161 |
4. 広帯域タイプフレキシブル電波吸収体の特性 162 |
5. フレキシブル電波吸収体の特長 163 |
6. フレキシブル電波吸収体の用途例 164 |
6.1 狭帯域タイプフレキシブル電波吸収体 164 |
6.2 広帯域タイプフレキシブル電波吸収体 165 |
7. まとめおよび今後の課題 166 |
第12章 樹脂フェライト吸収体を用いた1GHz以上のイミュニティ測定用電波暗室(林利勝,島田一夫) |
1. はじめに 168 |
2. 高周波用吸収体の特徴 169 |
3. 高周波用吸収体の製造・施工方法 173 |
4. 高周波用吸収体の電波吸収特性 174 |
4.1 測定方法 174 |
4.2 測定結果 176 |
5. 高周波用吸収体を電波暗室へ適用したときの電磁界放射均一性 178 |
6. まとめ 180 |
<応用編> |
第1章 無線化ビル用電波吸収建材(神田和典) |
1. 背景 181 |
2. 開発コンセプト 182 |
3. ニッペDKボードワイドの特徴 182 |
4. ニッペDKボードワイドの性能 184 |
4.1 遅延スプレッドでの評価 184 |
4.2 無線LAN伝送実験 186 |
5. ニッペDKボードマルチの特徴 187 |
6. ニッペDKボードマルチの性能 187 |
6.1 無線LAN伝送実験 189 |
6.2 遮蔽衝立としての利用 189 |
7. 無線化ビル用電波吸収建材の応用 192 |
第2章 電波吸収壁(山田哲夫) |
1. 電波障害と対策 194 |
1.1 電波障害の原因と対策 194 |
1.2 電波障害の対策 195 |
1.3 電波吸収の仕組みと測定方法 198 |
2. 電波障害対策外壁の種類 202 |
2.1 フェライトを使用した外壁 202 |
2.2 フェライト以外の物 210 |
3. まとめ 213 |
3.1 電波吸収壁のまとめ 213 |
3.2 その他の資料 213 |