第1章 はじめに 1 |
1.1 動機づけ 1 |
1.2 後退ホライズンの考え方 8 |
1.3 最適入力の計算 11 |
1.4 簡単なMATLABプログラム 17 |
1.5 オフセットなし追従 22 |
1.6 不安定プラント 27 |
1.7 初期の歴史と専門用語 30 |
1.8 制御階層の中での予測制御 33 |
1.9 一般的な最適制御の定式化 35 |
1.10 本書の構成 38 |
1.11 演習問題 40 |
第2章 予測制御の基本的な定式化 44 |
2.1 状態空間モデル 44 |
2.1.1 モデルの形式 44 |
2.2.2 線形モデル,非線形プラント 45 |
2.1.3 第一原理モデルとシステム同定 48 |
2.2 基本的な定式化 50 |
2.3 制約つき予測制御の一般的な特徴 58 |
2.4 状態変数のその他の選択 60 |
2.5 演算遅れの考慮 62 |
2.6 予測 66 |
2.6.1 外乱なし・全状態測定の場合 66 |
2.6.2 一定値出力外乱 69 |
2.6.3 観測器の利用 71 |
2.6.4 独立モデルと再編成モデル 76 |
2.7 例題:航空機モデル 78 |
2.8 演習問題 86 |
第3章 予測制御問題の解法 90 |
3.1 制約なし問題 90 |
3.1.1 状態測定可能・外乱なしの場合 90 |
3.1.2 最小二乗問題としての定式化 93 |
3.1.3 制約なしコントローラの構造 96 |
3.1.4 推定された状態 97 |
3.2 制約つき問題 99 |
3.2.1 QP問題としての定式化 99 |
3.2.2 コントローラの構造 103 |
3.3 QP問題の解法 107 |
3.3.1 アクティブセット法 108 |
3.3.2 内点法 115 |
3.4 制約の緩和 118 |
3.5 演習問題 127 |
第4章 ステップ応答と伝達関数を用いた定式化 131 |
4.1 ステップ応答モデルとインパルス応答モデル 131 |
4.1.1 ステップ応答とインパルス応答 131 |
4.1.2 状態空間モデルとの関係 135 |
4.1.3 ステップ応答モデルを用いた予測 137 |
4.1.4 ステップ応答からの状態空間モデル 139 |
4.2 伝達関数モデル 147 |
4.2.1 基礎 147 |
4.2.2 伝達関数を用いた予測 151 |
4.2.3 外乱モデルをもつ予測 153 |
4.2.4 GPCモデル 162 |
4.2.5 状態空間での解釈 163 |
4.2.6 多変数システム 173 |
4.3 演習問題 174 |
第5章 予測制御のその他の定式化 177 |
5.1 測定可能な外乱とフィードフォワード 177 |
5.2 予測の安定化 181 |
5.3 不安定モデルの分解 183 |
5.4 非二次評価 185 |
5.4.1 LP,QP問題の特徴 185 |
5.4.2 絶対値定式化 189 |
5.4.3 ミニマックス定式化 190 |
5.5 領域,じょうご,一致点 191 |
5.6 予測関数制御 194 |
5.7 連続時間予測制御 199 |
5.8 演習問題 202 |
第6章 安定性 204 |
6.1 終端制約による安定性の保証 206 |
6.2 無限ホライズン 210 |
6.2.1 無限ホライズンによる安定化 211 |
6.2.2 制約と無限ホライズン―安定プラントの場合 215 |
6.2.3 制約と無限ホライズン―不安定プラントの場合 217 |
6.3 偽代数リカッチ方程式 220 |
6.4 Youlaパラメトリゼーションの利用 225 |
6.5 演習問題 227 |
第7章 チューニング 230 |
7.1 われわれは何をしようとしているのだろうか 230 |
7.2 特殊な場合 234 |
7.2.1 制御重みの影響 234 |
7.2.2 平均レベル制御 235 |
7.2.3 デッドビート制御 236 |
7.2.4「完全」制御 237 |
7.3 周波数応答解析 244 |
7.4 外乱モデルと観測器動特性 245 |
7.4.1 外乱モデル 245 |
7.4.2 観測器動特性 249 |
7.5 参照軌道と前置フィルタ 258 |
7.6 演習問題 263 |
第8章 ロバスト予測制御 266 |
8.1 ロバスト制御の定式化 266 |
8.1.1 ノルム有界型不確かさ 267 |
8.1.2 ポリトープ型の不確かさ 270 |
8.2 LeeとYuによるチューニング手順 271 |
8.2.1 簡略化された外乱と雑音モデル 271 |
8.2.2 チューニング手順 275 |
8.3 LQG/LTRチューニング手順 277 |
8.4 LMIアプローチ 286 |
8.4.1 概観 286 |
8.4.2 制約がない場合のロバスト性 287 |
8.4.3 制約がある場合のロバスト性 292 |
8.5 ロバスト実行可能性 294 |
8.5.1 最大出力許容集合 295 |
8.5.2 ロバスト許容とロバスト不変集合 297 |
8.6 演習問題 303 |
第9章 ケーススタディ 305 |
9.1 シェル石油蒸留塔 305 |
9.1.1 プロセスの説明 305 |
9.1.2 制御仕様 309 |
9.1.3 初期コントローラ設計 311 |
9.1.4 コントローラの性能と改良 317 |
9.1.5 制約の緩和 321 |
9.1.6 モデル化誤差に対するロバスト性 323 |
9.2 NewellとLeeの蒸発器 329 |
9.3 演習問題 336 |
第10章 展望 338 |
10.1 予備の自由度 338 |
10.1.1 理想的な静止値 338 |
10.1.2 多目的定式化 339 |
10.1.3 耐故障性 340 |
10.2 制約の管理 344 |
10.3 非線形内部モデル 347 |
10.3.1 動機づけとアプローチ 347 |
10.3.2 逐次二次計画法 348 |
10.3.3 ニューラルネットワークモデル 350 |
10.3.4 準最適非線形MPC 352 |
10.4 移動ホライズン推定 354 |
10.5 おわりに 356 |
付録A MPC製品 358 |
A 1 Aspentech:DMCPlus 359 |
A 2 Honeywell:RMPCT 361 |
A 3 Simulation Sciences:Connoisseur 363 |
A.4 Adersa:PFCとHIECON 365 |
A.5 ABB:3dMPC 366 |
A 6 Pavilion Technologies Inc.:Process Perfbcter 366 |
付録B MATLABプログラム―basicmpc 367 |
付録C MPC Toolbox 371 |
C.1 一般的な注意 371 |
C.2 関数scmpc2とscmpcnl2 375 |
C.3 関数scmpc3とscmpc4 376 |
参考文献 377 |
索引 391 |