編集から iii |
序論 v |
凡例 xviii |
第一部 関孝和伝と和算史料 1 |
第一章 関孝和伝再考 ― 「近代人」としての関孝和 5 |
第一節 関孝和一六四二年生誕説 5 |
第二節 関孝和没後二〇〇年祭 8 |
第一項 前史 ― 福田理軒と川北朝鄰 8 |
第二項 和算家遠藤利貞 11 |
第三項 関孝和没後二〇〇年祭 13 |
第三節 三上義夫と藤原松三郎 18 |
第一項 三上義夫の関孝和伝 18 |
第二項 藤原松三郎と「明治前日本数学史」 20 |
第二章 関孝和伝再考 ― 「算聖」としての関孝和 23 |
第一節 関孝和の周辺による記録 23 |
第一項 関の係累による記録 24 |
第二項 「建部氏伝記」について 44 |
第三項 「建部氏伝記」再論 ― 関孝和の「肉声」 55 |
第四項 関連史料について 57 |
第二節 伝承の始まり 66 |
第一項 「荒木彦四郎村英之茶話」 66 |
第二項 「武林隠見録」 ― 和算家とカラクリ 73 |
第三項 「精要算法」の自序文について 78 |
第四項 その他史料について 82 |
補論 関家の廃絶について 88 |
第三章 和算史料論 91 |
第一節 史料保管史 ― 日本学士院の史料をめぐって 92 |
第一項 和算から和算史へ ― 東京数学会社の成立と柳楢悦 93 |
第二項 日本学士院所蔵和算史料コレクションの成立 96 |
第三項 岡本則録の和算図書目録編纂 98 |
第二節 知識の伝達と史料 ― 家元制の視点から 102 |
第一項 「芸」としての和算 103 |
第二項 「芸道」の組織化としての家元制 107 |
第三項 知識の伝達媒体としての和算史料 110 |
第三節 史料の様式論 ― 伝関孝和授与免許状について 120 |
第一項 伝関孝和授与免許状についての問題 120 |
第二項 「算法許状」の伝来に関する疑問 127 |
第三項 「算法許状」と関孝和の数学について 129 |
第二部 近世前期の和算の諸相 ― 儒学と測量 133 |
第四章 黎明 139 |
第一節 藤原惺窩と林羅山 140 |
第二節 吉田光由の「古暦便覧」 146 |
第五章 算と儒と 151 |
第一節 崎門派と数の学 153 |
第一項 山崎闇斎と渋川春海 154 |
第二項 今村知商と「竪亥録」 158 |
第三項 嶋田貞継と「九数算法」 159 |
第四項 安藤有益と山崎闇斎 162 |
第二節 「九章算術」なき九数解釈 165 |
第一項 数は六芸の一なり 166 |
第二項 「小学」への註に見る「九数」解釈 169 |
第三項 「方程」をめぐる問題 175 |
第六章 国絵図調進と和算家 183 |
第一節 測天量地 184 |
第二節 幕府の国絵図調進事業 186 |
第三節 国絵図調進に動員された和算家たち 192 |
第七章 三宅尚斎と阿蘭陀流町見術 215 |
第一節 三宅尚斎の略伝 216 |
第二節 沼田敬忠「小学本註九数名義諺解」について 218 |
第一項 著者沼田とその著作について 218 |
第二項 沼田敬忠の町見術について 221 |
第三節 三宅尚斎と算術 225 |
補論 荻生徂徠と中根元圭 232 |
第三部 関孝和の数学をめぐる問題 245 |
第八章 遺題継承と関孝和 ― 「発微算法」の異版の存在について 251 |
第一節 沢口一之と橋本流 251 |
第一項 遺題継承と沢口一之、関孝和 252 |
第二項 橋本流の伝書をめぐって 260 |
第三項 沢口一之とその門流 278 |
第二節 「発微算法」と「発微算法演段諺解」 281 |
第一項 「発微算法」の書誌情報について 283 |
第二項 「発微算法」の異版の存在について 285 |
第三項 「算学詳解」と「研幾算法」 288 |
第四項 「発微算法演段諺解」と「算学啓蒙諺解大成」の刊行 291 |
第九章 「括要算法」と「大成算経」 295 |
第一節 「括要算法」と「大成算経」の概要 297 |
第一項 「括要算法」の構成 297 |
第二項 「大成算経」の構成 299 |
第三項 「算数論」に示される「大成算経」の構想 302 |
第四項 「大成算経」と「括要算法」の構成の比較 308 |
第二節 荒木村英という和算家 317 |
第一項 「小学本註九数名義諺解」の一節に現れる荒木村英 318 |
第二項 「解伏題之法」と「大成算経」をめぐって 321 |
第三項 荒木村英の塾について 323 |
第一〇章 建部賢弘と榊原霞洲 327 |
第一節 南葵文庫旧蔵榊原霞洲関連写本群 327 |
第一項 写本群の内容 328 |
第二項 榊原霞洲について 332 |
第三項 榊原霞洲による写本群の歴史的意義 334 |
第二節 紀州徳川家と藤田貞資 336 |
第一一章 山路主住と戸板保佑 339 |
終章 343 |
註 347 |
結語 419 |
索引 1 |
編集から iii |
序論 v |
凡例 xviii |
第一部 関孝和伝と和算史料 1 |
第一章 関孝和伝再考 ― 「近代人」としての関孝和 5 |
第一節 関孝和一六四二年生誕説 5 |