第1部 今なぜ生態系か |
序章-生物多様性と生態系 3 |
第1章-生態系へのまなざしの変遷 13 |
1 生態学と生態系 13 |
2 ダイナミックな生態系 18 |
3 生態系をとらえ直す 28 |
第2章-生物多様性と生態系の危機 37 |
1 もう一つのキーワード-生物多様性 37 |
2 現代の生物多様性の危機とは 45 |
第3章-求められる生態系の科学 53 |
1 問題解明のための科学 53 |
2 問題解決の科学 58 |
3 参加と協働の科学 63 |
第2部ランドスケープ-生態系を俯瞰する |
第4章-ランドスケープと生態系 69 |
1 ランドスケープエコロジーの見方 69 |
2 時空間スケールで生態系をとらえる 74 |
3 撹乱がもたらす生態系の多様性 81 |
第5章-生態系を支えるランドスケープ構造 87 |
1 ランドスケープレベルの生態系の多様性 87 |
2 生態学的コリドーの評価 93 |
3 適度な撹乱が生態系を守る 101 |
第6章-地域の生態系再生 107 |
1 ビオトープ保全と生態系再生 107 |
2 都市圏の生態系再生 111 |
3 日本でも始まった都市の生態系再生 117 |
第3部 生物多様性-生態系と遺伝子をつなぐ |
第7章-生物多様性と生態系の包み合う関係 125 |
1 生態系の不健全化と対環境戦略 126 |
2 なぜ生物多様性なのか 130 |
3 生態系の健全性と生物多様性 136 |
4 生態系の不健全化 142 |
5 不健全化からの脱却 148 |
第8章-再生事業からみた遺伝子・個体群・生態系 153 |
1 失われた移行帯 154 |
2 不健全化した湖の現状 163 |
3 土壌シードバンクからの植生再生 166 |
第9章-侵略的外来種の影響と対策 175 |
1 セイヨウオオマルハナバチの生態リスク 176 |
2 外来緑化植物がもたらす災禍 186 |
第4部遺伝子-多様性のみなもと |
第10章-遺伝子多様性のもつ意味 199 |
1 遺伝子からの見方 199 |
2 生物多様性の起源と遺伝子 206 |
3 遺伝子と生命史 215 |
4 遺伝子の多様性がもつ意味 218 |
第11章-遺伝的変異と生物多様性 225 |
1 遺伝的変異 225 |
2 集団における遺伝現象 232 |
3 小集団内で起こること 241 |
第12章-保全をめざす遺伝学 251 |
1 なにを保全単位とすべきか 251 |
2 集団の保全と再生 230 |
3 保全遺伝学の展望 272 |
第5部 生態系の保全と再生に向けて |
第13章-生物多様性の保全 283 |
1 絶滅危惧種の保全・回復 286 |
2 外来種対策 292 |
3 生物多様性保全のための研究 297 |
第14章-生態系の再生 301 |
1 生態系規模の実験 302 |
2 生態学的な植生再生のために 305 |
3 健全な農林水産業のための生態系管理 309 |