はじめに 建築はモノ世界とどう付き合うべきか 3 |
第1章 工業化社会のなかでの建築作法 |
1 剣持昤の予言と現在 |
1 一九七一年のある予言 14 |
2 秦邸を訪ねる 16 |
3 支配型と選択型 24 |
4 今日の課題-二分法の崩し方とそのスケッチ 27 |
2 一兆円企業の原点 |
1 誕生時のプレファブ住宅 30 |
2 現代民家の成立基盤 36 |
3 「商品」とネオ・ヴァナキュラー 41 |
3 「無目的な箱」という構想 |
1 自動車のようにできていく住宅 47 |
2 「箱」でつくる発想 52 |
3 生産ロットのコーディネーション 57 |
4 ジャン・プルーヴェの今日的意味 |
1 電脳工芸の時代 62 |
2 道標としてのジャン・プルーヴェ 65 |
3 プルーヴェの失敗と電脳工芸時代の可能性 75 |
第2章 地域資源の編成法 |
1 工務店の世界 |
1 日本の風景をかたちづくっているもの 80 |
2 工務店の現在-富山からの報告 84 |
3 工務店と組むか、工務店になるか 93 |
2 現代建築の方言 |
1 古語による現代文 96 |
2 日本にしかない現代語 101 |
3 海外でしか見られない現代語 104 |
4 情報環境と現代語 109 |
3 焼物の町から |
1 イタリアに学べ? 111 |
2 高浜-一〇〇円の瓦と数十万円の瓦 114 |
3 常滑-便器とアート 120 |
4 部品産業分水嶺の向こう側 124 |
4 造家と造林 |
1 天竜美林を行く 127 |
2 情報距離ということ 133 |
3 「お国言葉」を根拠づけるもの 138 |
第3章 生活者社会に根づく |
1 「捨てられた住宅」に見る近未来 |
1 焼き付いた住宅地の光景 144 |
2 マスハウジングの第二ラウンド 149 |
3 必要な発想の転換 151 |
2 SI住宅 |
1 現代政策用語としての「SI」 156 |
2 ハブラーキンと日本 160 |
3 国際的なコピーに群がる思惑 166 |
3 部品流通のグローバリゼーション |
1 「スウィーツカタログ」とサヴォア邸 173 |
2 地球規模の流通と設計者の戦術 176 |
3 住宅部品輸入の現在 179 |
4 もうひとつの流通像-ホームセンター 182 |
5 モノはあるが、情報は・・・・・・ 186 |
4 ブリッジング |
1 ポツダム広場の“INFO BOX” 188 |
2 住み手社会との接点の構想 191 |
3 ブリッジングの一〇〇年 194 |
4 ブリッジングの新しいかたち 199 |