| はじめに 3 |
| 序章 石の文化と木の文化 11 |
| ①「石の文化」と「木の文化」 12 |
| ②「住居史」と「住宅史」 15 |
| ③「西洋住居史」と「日本住居史」 17 |
| 第一章 原始 - 洞窟から原始住居へ 21 |
| ①狩猟生活から農耕生活へ 22 |
| 洞窟の住居 22 |
| ねぐらから住居へ 26 |
| ②木造の住居 33 |
| ケルト人の住居 33 |
| 湖村の住居 36 |
| 第二章 古代 - 文明成立とラテン系住宅の形成 43 |
| ①メソポタミアにおける集落の発生 44 |
| 練土住居と集落 44 |
| 中庭形式の住宅と「有心空間」の成立 48 |
| 宮殿建築の構成と「複合有心空間」の成立 50 |
| ②エジプトの都市と農村の住宅 53 |
| 王宮の平面構成原理 53 |
| 貴族住宅の平面構成 58 |
| 泥造の農家と煉瓦造の町家 62 |
| ③ギリシア・ローマ型住宅の完成 68 |
| メガロン形式の住宅 68 |
| 中庭型住宅の展開 - 完成度の高い貴族住宅ドムス - 72 |
| 高層集合住宅の出現 78 |
| 複合建築としてのインスラ 83 |
| 第三章 中世 - 封建社会とゲルマン系住宅の展開 89 |
| ①封建領主の住宅 90 |
| 城郭建築の発達と終焉 90 |
| 城の構成と日常生活 95 |
| 城から宮殿へ 101 |
| ②荘園住宅マナハウスと居住性の萌芽 104 |
| マナハウスの基本形と有軸的空間の成立 104 |
| ③マナハウスの発展と居住性の向上 112 |
| アイタム・モートに見るマナハウスの変遷 112 |
| 居住性の向上 - ローマン・ヴィラからの影響 118 |
| マナハウスの展開 124 |
| ④中世農民と町人の住宅 126 |
| 中世農民の住宅と生活 126 |
| 中世都市の成立 132 |
| 町家の発生 136 |
| フランスの町家 142 |
| フッゲライ - 初期の福祉住宅 152 |
| 第四章 近世 - 貴族住宅と近世的住宅の定型 157 |
| ①カントリーハウスの変容と回帰 158 |
| ルネサンスの影響とマナハウス 158 |
| ホールの衰退と新たな接客空間の誕生 162 |
| 近世農村住宅 169 |
| ②近世住宅の形成 173 |
| 作画的意識の萌芽とヴェルサイユ宮殿 173 |
| 近世住宅の定型としてのコールズヒル・ハウス 178 |
| ③都市型住宅の形成 182 |
| テラスハウスの誕生 182 |
| テラスハウスからのローハウスヘ 190 |
| 新世界アメリカの住宅 - 入植者たちの住宅 195 |
| ④イタリア都市貴族の館・パラッツォ 203 |
| 近世イタリア都市型住宅の萌芽とパラッツォの誕生 203 |
| 十六世紀以降のパラッツォの展開 209 |
| 住居史資料としてのドールハウス 212 |
| 第五章 近・現代 - 近・現代住宅の光と影 217 |
| ①近代住宅の誕生 218 |
| 近代住宅の理念 218 |
| 近代住宅の問題点 222 |
| 近代建築運動 226 |
| ②モダンリビングの誕生 234 |
| インターナショナル・スタイルの確立 234 |
| 生活最小限住宅 240 |
| ③戦後の発展と現代住宅の光と影 247 |
| 戦後の復興とモダニズムの再開 247 |
| 現代住宅の多様な展開 251 |
| 住宅におけるソフト面の充実 260 |
| 住居と環境共生 266 |
| 索引 271 |
| 図版出典・撮影者・提供者リスト 275 |
| おわりに 280 |
