Ⅰ.イントロダクション |
第1章緑地環境のモニタリングと評価とは 2 |
1.1緑地と緑地環境 2 |
1.2モニタリングと評価 4 |
1.3保全情報学の体系化にむけて 6 |
1.4緑地環境保全の基本原則 9 |
1.4.1環境保全におけるマネジメントサイクル 10 |
Ⅱ.GISによる緑地環境の評価 |
第2章景観隼態学とGIS 14 |
2.1ランドスケープとは 14 |
2.1.1パッチーコリ.ドー一マトリクスモデル 16 |
2.2パッチの大きさ 17 |
2.2.1LOSとSLOSS 17 |
2.2.2島嗅生物地理学の理論 17 |
2.3パッチの質 18 |
2.3.1パッチにおける種多様性 18 |
2.3.2攪乱 19 |
2.3.3周縁効果 19 |
2.4コリドー 20 |
2.4.1コリドーの機能 20 |
2.4.2コリドーの質 21 |
2.5モザイク 21 |
2.5.1種の移動 21 |
2.5.2生息地の分断化,孤立化 21 |
2.6GISによる景観の解析 22 |
第3章景観連結性の評価 27 |
3.1地域計画における緑地ネットワークの意義 27 |
3.1.1緑地のネットーワーク化 27 |
3.1.2緑地ネットワークの意義 28 |
3.2景観連結性 28 |
3.3景観の機能的連結性に関する研究事例 33 |
3.3.1小鳥を対象として個体群統計モデルを用いた研究 33 |
3.3.2ネズミを対象として遺伝学的手法を用いた研究 35 |
3.3.3大型哺乳類を対象としてテレメトリを用いた研究 37 |
3.4緑地ネットワークの設計・計画 37 |
3.4.1アカシカを指標種とした生態学的ネットワークの解析 39 |
3.4.2GISを用いた連結された景観の特定とその保全 41 |
3.4.3生物多様性保全のための7段階地域計画フレームワーク 42 |
第4章生物生息環境の定量的評価』 46 |
4.1生物生息環境の定量的評価の意義 46 |
4.2定量的評価の方法 47 |
4.2.1生息地の物的環境の評価 47 |
4.2.2生息種の観点からの評価 47 |
4.2.3環境アセスメントにおける生態系の評価 48 |
4.2.4ドイツにおけるビオトープの評価 50 |
4.3GISによる生息地適性の評価 50 |
4.3.1生息地分布モデル 50 |
4.3.2希少猛禽類を対象とした生息環境の評価クマタカの事例 53 |
4.3.3HEP/HSIにおける猛禽類の生息環境評価ハクトウワシの事例 54 |
4.4個体群存続可能性分析(PVA) 57 |
4.4.1PVAの事例 58 |
4.4.2PVAは有用か否か? 61 |
4.5不確実性の問題 63 |
4.5.11PCCにおける不確実性への対処 65 |
第5章環境評価システムと意思決定 70 |
5.1環境評価システムの発展とその動向 71 |
5.1.1GISを用いた環境評価システムの事例 71 |
5.1.2環境評価システムの発展 72 |
5.2環境評価システムの機能と役割 73 |
5.3緑地のもつ環境保全機能評価の事例 76 |
5.4意思決定と環境評価システム 77 |
5.4.1今後の課題 78 |
Ⅲ.リモートセンシングによる緑地環境のモニタリング |
第6章土地被覆のリモートセンシング 82 |
6.1土地利用と土地被覆 82 |
6.2リモートセンシングからみた土地被覆の特徴 83 |
6.2.1分光反射特性 87 |
6.2.2分光反射特性の季節変化 89 |
6.2.3波長帯とセンサのバンド 90 |
6.2.4土地被覆の分類方法 90 |
6.2.5センサの空間解像度 91 |
6.3全球的な土地被覆分類 92 |
6.3.1MODISプロダクト 94 |
6.3.2MODIS-1㎞土地被覆・土地被覆変化(MOD12) 98 |
6.3.3MODIS-250m植生変化(MOD44) 99 |
第7章植生のリモートセンシング 101 |
7.1植生図の作成方法 101 |
7.1.1現存植生図とは 101 |
7.L2リモートセンシングによる植生図化の方法 102 |
7.2植生の分光反射特性 102 |
7.2.1QuickBird衛星/マルチスペクトルセンサ画像の例 103 |
7.3さまざまな分光植生指数 104 |
7.3.1比植生指数 105 |
7.32正規化差植生指数 105 |
7.3.3垂直植生指数 106 |
7.3.4土壌調整植生指数 107 |
7.3.5MRW 108 |
7.3.6タッセルドキャップ分析 108 |
7.4放射輝度と反射率 109 |
7.4.1TOA-NDVIとTOC-NDVI 109 |
第8章リモートセンシングによる生態系機能の観測 113 |
9.1EOS計画とEOS科学計画の概要 113 |
8.1.1EOS計画とは 113 |
8.1.2EOS科学讃画とは 114 |
8.2植生分野における観測項目 121 |
8.2.1土地被覆 121 |
8.2.2植生構造 122 |
8.2.3植生フェノロジー 125 |
8.2.4純一次生産力(NPP) 126 |
8.2.5地域的週間応用プロダクッ 131 |
8.2.6生物地球化学 131 |
8.2.7陸域生物圏動態の予測 132 |
8.3地表面属性の定量化 134 |
8.3.1EOSセンサ 134 |
8.3.2補助的データセット 135 |
8.4検証のためのフィールド観測 136 |
8。5陸域科学モデリング計画 137 |
8.5.1PILPS 137 |
8.5.2VEMAP 137 |
8.5.3PIK-NPP 137 |
第9章リモートセンシング・GISを用いた広域的な砂漠化の評価 140 |
9.1砂漠化とは 140 |
9.2砂漠化の広域的評価の事例 141 |
9.2.111977年国連砂漠化会議で公表された評価 141 |
9.2.21984年UNEP管理理事会に報告された評価 142 |
9.2.31992年地球サミットに報告された評価 142 |
9.2.4UNDP/WRIによるアフリカ・アジア・ラテンアメリカの乾性地人口の評価 146 |
9.2,5Eswaranによる世界の土壌荒廃の評価 147 |
9.2.6FAO・UNEPによる乾性地土地荒廃評価 148 |
9.2.7ミレニアムエコシステムアセスメント 148 |
9.2.8LUCCプロジェクトによる土地利用・土地被覆変化の評価 149 |
9.2.9生物生産力にもとづくアジアの砂漠化評価 149 |
9.3砂漠化評価の方法論に関する論点 150 |
9.4広域の砂漠化評価のあり方 151 |
Ⅳ.緑地環境のモデルと指標 |
第10章土地利用のモデル 154 |
10.1統計モデルおよび計量経済モデル 157 |
10.1.1統計モデル 157 |
10.1.2計量経済モデル 158 |
10.2空間的相互作用モデル 158 |
10.3最適化モデル 159 |
10.3.1線形計画モデル 159 |
10.3.2動的計画モデル 159 |
10.3.3目標計画モデル,階層計画モデル,1次・2次割当問題モデル 160 |
10.3.4効用最大化モデル 160 |
10.3.5多目的/多基準意思決定モデル 161 |
10.4統合モデル 161 |
10.4.1計量経済型統合モデル 162 |
10.4.2重力/空間的相互作用型統合モデル 162 |
10.4.3シミュレーション統合モデル 163 |
10.4.4投入産出型統合モデル 171 |
10.5その他のモデリングアプローチ 174 |
10.5.1自然科学指向のモデリングアプローチ 174 |
10.5.2土地利用変化のマルコフ連鎖モデル 174 |
10.5.3GISベースのモデリングアプローチ 174 |
第11章生態系の数値モデル 180 |
11.1陸域の炭素収支 180 |
11.1.1陸域生態系の炭素収支を見積もる方法 182 |
11.2生態系プロセスモデル 185 |
11.3全球NPPの推定 190 |
11.4将来の気候変化に対する生態系応答の予測 192 |
第12章緑地環境の指標 196 |
12.1環境指標とは 196 |
12.1.1環境指標とは 196 |
12.1.2環境指標の分類 197 |
12.1.3環境指標の効用 200 |
12.1.4日本における環境指標の発展 201 |
12.2さまざまな環境指標 203 |
12.2.1快適環境指標 203 |
12.2.2環境基本計画における環境指標 204 |
12.2.3エコロジカルリュックサック/隠れたフロー 205 |
12.2.4環境資源勘定 208 |
12.2.5CSDの指標リスト 209 |
12.2.60ECD環境指標 209 |
12.3緑地環境の指標 213 |
12.3.1生態学的指標 213 |
12.3.2エコロジカルフットプリント 218 |
あとがき 227 |
初出誌一覧 230 |
さらに学びたい人のため 231 |
対訳表 236 |
索引 240 |