第1章背景と概要[宮越順二] 3 |
第2章電磁場の物理・工学的基礎[多氣昌生・鈴木敬久] 9 |
2.1電磁場の物理的性質 9 |
(1)電磁場 9 |
(2)電磁波のスペクトル 11 |
2.2電磁場と物質 11 |
2.3電磁場の曝露とドシメトリ 14 |
(1)生体の電磁場への曝露14方法 16 |
(2)電磁場ドシメトリとその方法 16 |
(3)低周波磁場による誘導電流密度 16 |
(4)高周波電磁場によるSAR分布 18 |
2.4電磁場の物理量と単位 18 |
第3章生体関連物質[岩坂正和] 21 |
3.1物質の電磁場応答 21 |
3.2水 26 |
3.3酸素,低分子 35 |
3.4生体高分子機能 40 |
3.5磁場配向 45 |
第4章微生物と細胞の基礎[池畑政輝・中原岳久] 53 |
4.1微生物の基礎 53 |
(1)微生物とは 53 |
(2)原核生物モデル-大腸菌とその有用性 54 |
(3)真核生物-出芽酵母とその有用性 56 |
4.2細胞・DNA・遺伝子の基礎 58 |
4.3細胞周期・突然変異・アポトーシス 62 |
第5章微生物(バクテリア・酵母) 69 |
5.1変異原性と助変異原性[池畑政輝] 69 |
5.2突然変異の誘発と活性酸素産生[米井脩治・張秋梅] 82 |
(1)定常強磁場曝露による突然変異誘発 83 |
(2)定常強磁場による活性酸素の産生 85 |
5.3遺伝子発現への磁場作用の検索[池畑政輝] 91 |
(1)全遺伝子スケールでの磁場応答遺伝子の検索 93 |
(2)マイクロアレイによる遺伝子発現解析結果 95 |
5.4走磁性・磁気泳動[岩坂正和] 98 |
第6章遺伝子・細胞[宮越順二・中原岳久] 105 |
6.1細胞増殖細胞数 106 |
6.2染色体異常・小核形成・DNA鎖切断 109 |
6.3突然変異 111 |
6.4遺伝子発現 114 |
(1)c-myc 114 |
(2)c-fosやc-jun 115 |
(3)熱ショックタンパク質(hsp) 116 |
(4)神経由来オーファンレセプター1(NOR-1) 117 |
6.5シグナル伝達 118 |
(1)カルシウムイオン 118 |
(2)プロテインカイネースC(PKC) 119 |
(3)オルニチンデカルボキシラーゼ(ODC) 121 |
6.6ギャップジャンクションとトランスフォーメーション 122 |
(1)ギャップジャンクション(細胞間コミュニケーション) 122 |
(2)トランスフォーメーション(細胞形質転換) 122 |
6.7外的要因(放射線,化学物質)の修飾効果 124 |
第7章高周波と細胞[宮越順二] 133 |
7.1細胞増殖とその関連 133 |
7.2遺伝毒性 135 |
(1)染色体異常 135 |
(2)小核形成/ 138 |
(3)DNA鎖切断 140 |
(4)突然変異 143 |
7.3カルシウムイオン(Ca2+) 144 |
7.4オルニチンデカルボキシラーゼ(ODC)活性 145 |
7.5遺伝子発現 146 |
(1)熱ショックタンパク(HeatShockProtein:hsp) 146 |
(2)ガン遺伝子(fos,jun,myc) 149 |
(3)p53遺伝子 149 |
(4)DNAマイクロアレー 150 |
7.6トランスフォーメーション 151 |
第8章ショウジョウバエ[小穴孝夫・池畑政輝・高島良生] 155 |
8.1ショウジョウバエの遺伝学 155 |
8.2突然変異試験法 163 |
(1)眼色復帰試験 163 |
(2)翅毛スポット試験 165 |
(3)DNA修復試験 167 |
(4)伴性劣性致死試験 169 |
8.3突然変異の誘発とその特徴 172 |
第9章哺乳類[重光司] 179 |
9.1自然環境電磁場と生体 180 |
(1)低周波変動電場と生体-概日リズム 180 |
(2)直流磁場と生体 188 |
9.2人工環境電磁場と生体-松果体機能とメラトニン 196 |
(1)変動電場と生体 196 |
(2)変動磁場と生体 200 |
9.3電磁場と生態系 207 |
第10章植物[滝本晃一,重光司] 211 |
10.1植物の基礎 212 |
(1)植物の基本的構造と機能 212 |
(2)成長分化とホルモン 223 |
10.2電場や磁場に対する植物の生理応答 226 |
(1)電場が植物に及ぼす作用 228 |
(2)植物の電磁場に対する応答 235 |
10.3空気イオン・直流電場と植物 239 |
(1)空気イオン 239 |
(2)直流電場 242 |
第11章疫学[山口直人] 245 |
11.1疫学の基礎 245 |
(1)疫学とは 245 |
(2)疫学的手法の概略 245 |
(3)コホート研究 247 |
(4)症例対照研究 247 |
(5)産業疫学の重要性 250 |
(6)疫学研究の総合評価 250 |
11.2電磁場の発ガン影響に関する疫学研究 254 |
(1)商用周波数電磁場と小児白血病 254 |
(2)商用周波数電磁場への職業曝露と悪性腫瘍 256 |
(3)商用周波数電磁場の発ガン性に関するリスク評価 258 |
(4)携帯電話の健康影響に関する疫学調査 259 |
(5)携帯電話の健康影響に関する国際共同疫学調査(INTERPHONESTUDY)の概要 262 |
第12章医療応用 267 |
12.1骨折治療[宮越順二] 267 |
12.2循環調節[大久保千代次・岡野英幸] 273 |
(1)微小循環系の観測方法 275 |
(2)電磁場曝露の方法 280 |
(3)理論的解析 280 |
(4)常態の循環系への影響 285 |
(5)薬剤投与により変化させた循環系への影響 286 |
(7)作用メカニズム 293 |
(8)予防,治療への静磁場の応用 295 |
12.3ハイパーサーミア[松木英敏] 296 |
12.4生体組織工学[岩坂正和] 301 |
12.5再生医療[宮越順二・櫻井智徳] 316 |
第13章防護指針・規制とその国際動向[多氣昌生] 321 |
13.1防護指針とその歴史的経緯 321 |
(1)熱作用の認識 321 |
(2)人体での共振 322 |
(3)非電離放射防護 323 |
(4)ソ連および東欧諸国の防護指針 324 |
(5)わが国の防護指針 325 |
(6)低周波・静電磁場への取り組み 326 |
(7)国際電磁場プロジェクト 327 |
13.2防護指針の考え方 328 |
(1)生物学的変化と健康への悪影響 328 |
(2)科学データの評価 328 |
(3)量一反応関係329, |
(4)防護の方式 329 |
(5)防護指針の根拠 330 |
(6)基本制限と参考レベル 331 |
13.3電磁場の防護指針 332 |
(1)静磁場曝露に関するICNIRP防護指針 332 |
(2)時間変化する電場,磁場,電磁場についてのICNIRP防護指針 333 |
(3)その他の防護指針 338 |
13.4リスク管理と予防的措置 340 |
(1)電磁場のリスク 340 |
(2)リスク管理 342 |
(3)予防措置 342 |
(4)予防措置に基づく規制 343 |
附録国際ガン研究機関(IARC)の電磁場発ガン影響評価[宮越順二] 345 |
まとめと将来展望[宮越順二] 349 |
引用文献 351 |
索引 393 |
第1章背景と概要[宮越順二] 3 |
第2章電磁場の物理・工学的基礎[多氣昌生・鈴木敬久] 9 |
2.1電磁場の物理的性質 9 |
(1)電磁場 9 |
(2)電磁波のスペクトル 11 |
2.2電磁場と物質 11 |