1熱処理は食べ物を得るために生まれた!?「必要性から生まれた熱処理技術」 12 |
2鉄を作ることとはどういうことか「製鉄と製鋼の違い」 14 |
3鉄と鋼と鋳鉄の違い「鉄は炭素量によって大きく3つに分けられる」 16 |
4鉄の強度と炭素の役割「C濃度を変え、目的に合った鉄を作り出す」 18 |
5鋼の選び方「鋼はC濃度によって特性が大きく異なる」 20 |
6最も利用される実用炭素鋼「一般構造用圧延鋼と機械構造用炭素鋼が代表」 22 |
7火花により鋼を見分ける「鋼をグラインダで削って、火花を観察」 24 |
81000℃を超える温度の計測「金属に生じる起電力の原理を応用して温度を計測」 28 |
9金属の溶融と凝固「金属の固相と液相は凝固点を境にして分かれる」 30 |
10相とは何か「相は金属の姿や形を表す」 32 |
11金属の結晶構造と変態「金属はそれぞれ固有の結晶格子を持つ」 34 |
12応力はなぜ発生するのか「応力には熱応力と変態応力がある」 36 |
13合金には固溶と化合がある「合金は2種以上の純金属が混ざり合ったもの」 38 |
14鉄と炭素の状態図「最もポピュラーな鉄の状態図」 40 |
15材料の組織を見る「材料内部の変化が熱処理の目的」 42 |
16熱処理の概念と目的「文明の興亡に関与した熱処理」 46 |
17熱処理の加熱炉「加熱炉は熱処理の中心的な設備」 48 |
18熱処理の冷却装置「冷却にも気を遣わなければいけない熱処理」 50 |
19熱処理に必要なその他の装置「確実な熱処理を行うために」 52 |
20焼なまし①「完全焼なましと中間焼なまし」 56 |
21焼なまし②「球状化焼なましと均質化焼なまし」 58 |
22焼ならし①「内部応力をなくし、均一な組織の鋼に」 60 |
23焼ならし②「空気冷却を行う焼ならしには安全対策が必要」 62 |
24焼入れ「急冷することで組織が変わる」 64 |
25焼入れ用冷却剤「急激に冷やすには冷却剤が必要」 66 |
26残留オーステナイトとMs点「完全にマルテンサイト組織に変能させる」 68 |
27硬さの測定を行う「どれくらい硬いのかを確認する」 70 |
28焼入性の定義「焼入性が大きいと利点が多い」 72 |
29焼入性の評価「対象物の焼入性を測定する」 74 |
30合金鋼と焼入性「鋼に含有される元素によってさまざまな特性を発揮」 76 |
31体積変化と変寸および変形「鋼は熱によって、やっかいな変寸や変形を起こす」 78 |
32焼割れの防止「焼入れでは最も注意すべき焼割れ」 80 |
33さまざまな焼入法「焼入れでの変形を防ぐ工夫」 82 |
34表面対策で酸化や硬さ低下を防ぐ「鋼表面の酸化防止と脱炭対策」 84 |
35焼戻し「焼戻しで優先させたい性質を得る」 86 |
36焼戻しの組織と焼戻脆性「焼戻しには急に脆くなる温度がある」 88 |
37中間焼戻し「低温焼戻しや高温焼戻しでできない特性を付与する」 90 |
38不完全焼入れ「確実に完全な焼入れと焼戻しを行う」 92 |
39二次硬化「Cr、Mo、Vなどがさらに硬さを上げる」 94 |
40恒温変態とは何か「恒温変態で均一な組織を得る」 98 |
41恒温焼なましとオーステンパー「恒温変態を利用して変形や焼割れを少なくする」 100 |
42マルテンパーとマルクェンチ「恒温変態曲線の凸部分の回避が鍵」 102 |
43表面焼入れとは「対象物の表面だけの硬さを上げる」 106 |
44高周波焼入れを行う「高周波による誘導加熱で表面焼入れを行う」 108 |
45硬化層深さとは「表面焼入れ後の硬くなった部分の深さ」 110 |
46浸炭焼入れの理論「高温にして炭素を侵入させる」 112 |
47浸炭焼入れの実際「充分な浸炭深さを得るための工程」 114 |
48浸炭焼入れの組織「表面と芯部の組織の違い」 116 |
49ガス窒化で表面焼入れを行う「窒素により表面を硬くする」 118 |
50ショットピーニングで表面を硬化「細かい鋼球や砂で表面を硬化させる」 120 |
51その他の表面処理「耐熱、耐食などの目的でさまざまな方法がある」 122 |
52焼入性を向上させた強靭鋼「機械構造用炭素鋼に合金元素を添加」 126 |
53強度対重量比が良い高力鋼「溶接に適し、引張強さを持つ鋼の開発」 128 |
54硬くて摩耗に強い工具鋼「工具に適した機能を持たせた鋼」 130 |
55高速で使う切削工具に適した高速度鋼「工具の摩耗を少なくする」 132 |
56錆びないステンレス鋼「CrやNiのおかげで錆びにくくなる」 134 |
57塑性変形をせず破壊に強いばね鋼「何度も伸びたり縮んだりできる特性を付与」 136 |
58回転を保持する強さを持つ軸受鋼「確実に回るための機能を有する」 138 |
59鋳造に適した鋳鋼「鋳造で製造工程の簡素化を図る」 140 |
60風雨にさらされても強い鋳鉄「マンホールや薪ストーブのもと」 142 |
61熱処理作業の改善「作業設備や環境の向上が品質を上げる」 146 |
62熱処理工場の管理「確実な管理が確実な品質を生む」 148 |
63確実な熱処理と品質「処理中には目に見えない欠陥」 150 |
●目視での温度計測 10 |
●デッドストック鋼材の選別 26 |
●車輪の焼ならし 44 |
●ひまし油の効果 54 |
●焼入れ時の判断とボヤ 98 |
●歪み、曲がり対策 104 |
●焼きイモ作り 124 |
●残留オーステナイトの仕業 144 |
●破面は語る 152 |
索引 155 |
1熱処理は食べ物を得るために生まれた!?「必要性から生まれた熱処理技術」 12 |
2鉄を作ることとはどういうことか「製鉄と製鋼の違い」 14 |
3鉄と鋼と鋳鉄の違い「鉄は炭素量によって大きく3つに分けられる」 16 |
4鉄の強度と炭素の役割「C濃度を変え、目的に合った鉄を作り出す」 18 |
5鋼の選び方「鋼はC濃度によって特性が大きく異なる」 20 |
6最も利用される実用炭素鋼「一般構造用圧延鋼と機械構造用炭素鋼が代表」 22 |