第1編水溶性高分子の基礎的物性 |
第1章水溶性高分子およびその誘導体 堀内照夫 |
1はじめに 1 |
2水溶性高分子の機能およびその誘導体 2 |
2.1水溶性高分子の分類 2 |
2.2水溶性高分子の機能と応用分野 2 |
2.3水溶性高分子を利用するさいの留意事項 2 |
第2章水溶性高分子の物理化学的性質 堀内照夫 |
1はじめに 18 |
2増粘作用 18 |
2.1増粘剤 18 |
2.2水溶性高分子の粘度と凝集構造 22 |
2.3水溶性高分子の粘度に対する界面活性剤の影響 23 |
2.4水溶性高分子溶液中の水の役割 25 |
3金属イオン捕捉作用(高分子ビルダー) 26 |
4再汚染防止作用 30 |
5.1界面活性高分子の化学構造と特徴 32 |
5.2水溶性高分子溶液中の界面活性剤の溶解度 35 |
5.3曇点上昇作用 36 |
5.4表面張力低下作用 37 |
5.5可溶化作用 41 |
5.6乳化作用 44 |
5.7増泡作用 48 |
6凝集作用 49 |
6.1高分子凝集剤 49 |
6.2凝集剤の作用機作 50 |
7ケラチンファイバーの改質作用 51 |
7.1ヘアコンディショニング剤 51 |
7.2へアセット剤(ヘアスプレー) 57 |
7.3損傷毛の修復 59 |
8保湿作用 59 |
9カプセル機能(重合性界面活性剤) 61 |
10包装作用 62 |
11吸水作用(高吸水性ポリマー) 66 |
12配管抵抗減少作用 69 |
13おわりに 69 |
第2編分野別応用展開 |
第1章医薬品 佐藤恵一 |
1はじめに 75 |
2医薬品用水溶性高分子の種類 75 |
3医薬品用水溶性高分子の応用 76 |
3.1主薬 76 |
3.2固形製剤 77 |
3.3半固形製剤 79 |
3.4液状製剤 82 |
3.5トローチ剤 83 |
3.6コーティング剤 83 |
3.7DDS(Drug Delivery System) 84 |
3.8マイクロカプセル 84 |
4おわりに 85 |
第2章化粧品 秋丸三九男 |
1はじめに 87 |
2化粧品に用いられる水溶性高分子 88 |
3水溶性高分子の化粧品における役割 88 |
3.1増粘・ゲル化 88 |
3.2コアセルベーション 89 |
3.3乳化力 90 |
3.4分散力・凝集力 92 |
3.5可溶化 97 |
3.6皮膜形成力・接着力 97 |
3.7泡沫安定化 97 |
3.8結合剤 98 |
3.9保湿剤 99 |
3.10酸化防止・防腐・抗菌 99 |
3.11保持能 99 |
3.12再付着防止 99 |
3.13生理活性 100 |
4水溶性高分子の使用上の留意点 100 |
5おわりに 102 |
第3章トイレタリー用品 三宅深雪 |
1はじめに 104 |
2シャンプー 104 |
3ヘアリンス 112 |
4歯磨剤 116 |
5おわりに 120 |
第4章食品 菅野智栄 |
1はじめに 124 |
2食品産業 124 |
3食品と水溶性高分子 126 |
4糖質(炭水化物) 128 |
5たんぱく質 132 |
6食品添加物 135 |
7おわりに 138 |
第5章繊維 林 哲史 |
1はじめに 142 |
2繊維産業の現状 142 |
3繊維・糊付機における進歩 143 |
3.1織機 143 |
3.2糊付け機 144 |
4繊維工業と水溶性高分子 144 |
4.1糊付け工程 144 |
4.2糊付糸に必要な性能 145 |
4.3糊付けに用いられる水溶性高分子 1445 |
5基本的な糊付け処方の考え方 150 |
5.1紡績糸織物 150 |
5.2フィラメント織物 151 |
6環境低負荷型糊剤 151 |
6.1紡績糸織物用糊剤 152 |
6.2フィラメント用糊剤 152 |
6.3易生分解性PVA 152 |
721世紀の経糸糊剤 153 |
第6章染色加工 塩澤和男 |
1はじめに 155 |
221世紀の繊維工業 155 |
2.1日本の繊維産地から繊維市場への移行 155 |
2.2繊維需要と供給 156 |
2.3日本の消費水準と世界の繊維需要 156 |
3染色工業の推移 158 |
3.2付加価値化技術の対価 159 |
3.3消費者品質要求項目 160 |
4染色工業で利用される水溶性高分子材料 161 |
4.1多品種少ロット化時代の染色加工技術 161 |
4.2可溶化および不溶化技術の拡張 162 |
4.3繊維素材の改質に利用される水溶性ポリマー 164 |
4.4準備工程に適用される水溶性ポリマー 166 |
4.5着色工程に適用される水溶性ポリマー 166 |
4.6仕上工程に適用される水溶性ポリマー 170 |
4.7アパレルに適用される水溶性ポリマー 173 |
4.8繊維加工に適用される水溶性ポリマー 173 |
5おわりに 178 |
第7章塗料 井上 裕 |
1はじめに 180 |
2水溶性ポリマーの基礎 182 |
2.1水性塗料と溶剤削減 182 |
2.2水性樹脂の分類とその特徴 182 |
2.3ポリマーの水溶化 183 |
2.4水溶性ポリマー用樹脂 184 |
2.5水溶性ポリマーの水希釈特性 184 |
2.6水溶性ポリマーと塗液粘性 185 |
2.7水溶性ポリマーとレオロジーコントロール剤 187 |
2.8エマルションの形状からの分類 188 |
2.9水溶性ポリマーと架橋反応 188 |
2.10水溶性ポリマーへの高反応性架橋方法の適用 190 |
2.11新規架橋反応 192 |
3水溶性ポリマーと環境問題 192 |
3.1欧米での法規制 192 |
3.2水性塗料と粉体塗料との比較 194 |
3.3水性塗料の塗装系からの改良 194 |
4水溶性ポリマーの塗料への展開 195 |
4.1カチオン電着塗料 195 |
4.2自動車用メタリックベースコート 197 |
4.3自動車中塗り用塗料 198 |
4.4自動車補修用塗料 199 |
4.5建築用塗料 199 |
4.6外装建材用塗料 201 |
4.7アルミ建材用電着塗料 202 |
4.8缶内面、外面用水性塗料 203 |
4.9自動車部品および一般工業用水性塗料 204 |
4.10プリント配線板用電着フォトレジスト 205 |
4.11一時保護フイルム 206 |
4.12分解性塗料 207 |
5水性塗料の将来 208 |
第8章印刷インキ用水性樹脂 石野博吉 |
1はじめに 210 |
2業界変動の4因子について 210 |
3情報伝達方式の変化について 211 |
4省資源、省力化、環境対応における水性インキについて 211 |
5各種水性インキの現状 212 |
6印刷インキ用水性樹脂に求められる性能 213 |
6.1印刷インキの安定性 215 |
6.2印刷時における界面作用 216 |
6.3インキ皮膜の耐性向上 218 |
6.4水性グラビアインキの品質設計 218 |
7環境対応 219 |
8各種の水性樹脂について 220 |
8.1溶解型樹脂 220 |
8.2分散型樹脂 221 |
8.3複合樹脂 221 |
9水系架橋エマルション 222 |
10おわりに 224 |
第9章接着剤 本山卓彦 |
1はじめに 225 |
2ポリビニルアルコール 225 |
3水性ビニルウレタン系接着剤 229 |
4アクリル系水溶性接着剤 230 |
5アルファオレイン・マレイン酸系接着剤 230 |
6ポリビニルピロリドン 231 |
7光硬化接着剤 233 |
8水溶性繊維素誘導体 235 |
9水溶性多糖類 235 |
10水溶性たんぱく質 236 |
11水溶性無機接着剤 239 |
第10章土木・建築資材 早川和良 |
1はじめに 241 |
2応用例 241 |
2.1建築材料 243 |
2.2押出成形セメント板 245 |
2.3吹付けコンクリート用粉じん低減剤 246 |
2.4水中不分離性コンクリート(水中不分離性混和剤) 247 |
2.5高流動コンクリート 249 |
2.6プレストレスコンクリート 250 |
2.7推進工法 252 |
3おわりに 252 |
第11章飼料 佐藤恵一 |
1はじめに 255 |
2飼料工業における水溶性高分子の機能 255 |
3水棲動物飼料 256 |
3.1餌・飼料の形態 256 |
3.2ハマチ、タイ、ギンザケ用飼料 257 |
3.3ウナギ飼料 258 |
3.4エビ類飼料 260 |
3.5アワビ類飼料 260 |
3.6釣り餌 261 |
3.7微粒子飼料 261 |
3.8淡水魚飼料(コイ、アユ、ニジマス、他) 262 |
3.9観賞魚飼料 262 |
4陸上動物用飼料 263 |
4.1畜産用飼料 263 |
4.2蚕用飼料 263 |
4.3その他の資料 264 |
5ペットフード 264 |
6おわりに 266 |
第12章用廃水処理 川口 忍 |
1はじめに 268 |
2用廃水処理に使用される水溶性高分子 268 |
2.1高分子凝集剤 268 |
2.2用廃水処理に使われるその他の水溶性高分子 280 |
3おわりに 282 |
第13章エレクトロニクス 豊島利之 石橋健夫 |
1はじめに 283 |
2半導体開発の背景 284 |
3回路パターンの微細化とリソグラフィ技術 285 |
4水溶性高分子材料を用いたレジストプロセス技術 288 |
4.1コントラストエンハンスメントリソグラフィ技術/CEL 288 |
4.2フォトレジスト上層反射防止技術/TARC(Top Anti Reflective Coating) 290 |
4.3レジスト膜保護技術 291 |
4.4帯電防止技術 291 |
5パターンサイズ縮小技術 292 |
5.1RELACSプロセスの概要 293 |
5.2ホールパターンへの適用結果 295 |
5.3下地膜の加工性/ドライエッチング耐性 295 |
5.4下地レジスト材料の依存性 296 |
5.5RELACSプロセスの展開 2967 |
5.6まとめ 298 |
6おわりに 298 |
第14章鋳造・溶接 高柳 猛 |
1はじめに 300 |
2年度および水ガラスの構造と性質 301 |
2.1粘度 301 |
2.2水ガラス 303 |
3鋳造工業における利用 304 |
3.1鋳型の構成 305 |
3.2鋳型の種類 306 |
3.3補助結合材として用いるもの 307 |
3.4鋳型の崩壊性改善用添加剤 307 |
3.5塗型用添加剤 308 |
3.6ロストワックス鋳造(ろう型鋳造) 310 |
4溶接工業における利用 314 |
4.1被覆アーク溶接 314 |
4.2被覆剤の役割 316 |
4.3被覆剤の原料とその利用 316 |
5おわりに 316 |
第3編用途別応用展開 |
第1章シームレスカプセル 釜口良誠 |
1はじめに 319 |
2シームレスカプセルの製造方法と特徴 319 |
3シームレスカプセルの機能性とその応用 322 |
4今後の展望 329 |
5おわりに 329 |
第2章水溶性フィルム 高木茂道 |
1はじめに 332 |
2水溶性フイルムの種類と特性 332 |
2.1天然高分子系 333 |
2.2合成高分子系 333 |
3PVOH系フィルム 334 |
3.1PVOHについて 334 |
3.2水溶性PVOHおよびフイルムの製造について 334 |
3.3フイルムの種類と物性 337 |
3.4水溶性フイルムの市場 338 |
4溶融成形用素材について 342 |
5おわりに 342 |