第1編微粒子製造と新規微粒子 |
第1章注目の微粒子作製技術 |
1液滴からの粒子形成 松本史朗 5 |
1.1はじめに 5 |
1.2均一液滴の生成 5 |
1.3粒子化技術への展開 6 |
1.4機能性粒子の設計 11 |
2拡張する変則乳化重合 鈴木清、埜村守 14 |
2.1はじめに 14 |
2.2乳化重合における高分子ミクロスフェアの生成 14 |
2.3マイクロエマルション重合 15 |
2.4ミニエマルション重合 19 |
2.5ソープフリー乳化重合 19 |
2.6分散重合 20 |
2.7SPG乳化液膜法を用いた懸濁重合による単分散粒子の調整 21 |
3反応性乳化剤を用いる微粒子設計 長井勝利 23 |
3.1はじめに 23 |
3.2重合性界面活性剤の構造と一般的特性 23 |
3.3乳化重合系での微粒子設計 24 |
3.4シード重合系での微粒子設計 27 |
3.4.1有機固体粒子系 28 |
3.4.2無機固体粒子系 29 |
3.5分散重合系での微粒子設計 30 |
3.6おわりに 31 |
4シリカ粒子の表面改質 近沢正敏、武井孝 34 |
4.1シリカの表面状態 34 |
4.1.1表面構造 34 |
4.1.2吸着性 36 |
4.1.3反応性 38 |
4.2表面改質 40 |
4.2.1ミクロ物性、マクロ物性 40 |
4.2.2改善基の状態 40 |
4.2.3濡れ性、毛管凝縮、付着性 42 |
4.2.4改質基の構造および運動状態 44 |
5ガスを用いた表面改質 福井寛 48 |
5.1はじめに 48 |
5.2PVD法 48 |
5.3CVD法 51 |
5.3.1金属被覆 51 |
5.3.2金属酸化物および窒化物 52 |
5.3.3有機化合物 53 |
5.3.4反応型超薄膜コーティング 54 |
5.4今後の展開 55 |
第2章注目を集める微粒子 |
1金属ナノ粒子 戸嶋直樹 58 |
1.1金属ナノ粒子が注目されるわけ 58 |
1.2金属ナノ粒子のサイズ制御 59 |
1.3二元金属ナノ粒子の合成 62 |
1.4金属ナノ粒子の触媒機能 65 |
1.5将来展望 69 |
2生物磁気超微粒子 福森義宏 71 |
2.1はじめに 71 |
2.2生物磁気超微粒子 71 |
2.3マグネタイト生合成 74 |
2.4磁気微粒子の直鎖構造 76 |
2.5おわりに 77 |
3医薬品微粒子の複合化・コーティング 坂本浩、興津忠和、夏山晋 79 |
3.1微粒子コーティングの目的 79 |
3.1.1原薬粒子のマスキング 79 |
3.1.2原薬の配合禁忌の防止 79 |
3.1.3高薬物含量・剤形の小型化 79 |
3.1.4難溶性薬物の溶出改善 79 |
3.1.5打錠性の改善(打錠障害の防止) 79 |
3.1.6粒子の複合化 80 |
3.2対象核粒子 80 |
3.2.1粒子径 80 |
3.2.2核粒子の形状 80 |
3.3装置の構造 81 |
3.3.1ドラフトチューブの改良 82 |
3.3.2サイドエアの吹き込み 83 |
3.4実験例 83 |
3.4.1薬物のレイアリング(薬物の層状被覆) 83 |
3.4.2微粒子コーティング(核粒子:乳糖、200M+リボフラビン) 85 |
3.4.3配合禁忌の防止(アスピリン) 86 |
3.5実験結果のまとめ 89 |
3.5.1実験結果の考察 89 |
3.5.2従来のワースターも解像が容易 90 |
3.5.3膜剤 90 |
4表面修飾デンドリマー 岡田鉦彦、青井啓悟 91 |
4.1はじめに 91 |
4.2デンドリマーのサイズと形状 91 |
4.3表面修飾デンドリマー 92 |
(1)等質修飾デンドリマー-シュガーボール- 92 |
(2)糖ペプチド修飾デンドリマー 92 |
(3)星型デンドリマー 94 |
(4)マルチプルデンドリマー 96 |
(5)表面ブロックデンドリマー 96 |
(6)おたまじゃくし型デンドリマー 98 |
(7)彗星型デンドリマー 99 |
(8)ツインデンドリマー 99 |
4.4おわりに 100 |
5高分子ミセル 長崎幸夫 103 |
5.1はじめに 103 |
5.2PEG/PLAブロック共重合体の合成 103 |
5.3PEG/PLA高分子ミセルの調製 103 |
5.4反応性高分子ミセル 105 |
5.5糖を表層に有する高分子ミセル 107 |
第3章微粒子集積技術 芹澤武、明石満 |
1コア-コロナ型高分子ナノスフェアとその集合技術 114 |
1.1コア-コロナ型高分子ナノスフェアの調製と機能 114 |
1.2コア-コロナ型高分子ナノスフェアの集合化 117 |
2ポリスチレンラテックスの積層技術 119 |
第2編微粒子・粉体の応用展開 |
第1章レオロジー・トライボロジーと微粒子 |
1ER流体 大坪泰文 125 |
1.1はじめに 125 |
1.2ER流体の流動挙動 125 |
1.3ER効果の現象論的メカニズム 126 |
1.4誘電分極による粒子間引力の発現と鎖の形成 127 |
1.5ER流体の種類と粒子設計 127 |
1.5.1含水系粒子分散型ER流体 127 |
1.5.2非水系粒子分散型ER流体 130 |
1.6光学物性の変化と調光素子への応用 132 |
1.7おわりに 133 |
2オレフィン系粒子 時田卓 134 |
2.1はじめに 134 |
2.2ポリオレフィン微粒子の製造方法 134 |
2.2.1水分散法 134 |
(1)機械乳化 134 |
(2)化学乳化 136 |
2.2.2溶剤分散法 136 |
(1)直接分散法 136 |
(2)転相法 136 |
2.2.3重合法 136 |
2.2.4その他エマルションの感想 137 |
2.3ポリオレフィン微粒子の用途 137 |
2.3.1水分散体 137 |
(1)水性インキ添加剤 138 |
(2)塗料 138 |
(3)ヒートシール剤 141 |
(4)ガラス繊維処理剤 141 |
(5)感熱転写リボン用インキ 141 |
(6)ブロッキング防止剤 141 |
(7)繊維加工助剤 141 |
(8)その他 141 |
2.3.2溶剤(非水)分散体 141 |
(1)PTP包装用接着剤 141 |
(2)その他 143 |
2.3.3パウダー 143 |
(1)樹脂・ゴムの改質 143 |
(2)摺動材料 143 |
(3)フィルター 144 |
(4)その他 144 |
2.4おわりに 145 |
第2章情報・メディアと微粒子 |
1デジタルペーパー 尾鍋史彦 146 |
1.1はじめに 146 |
1.2アナログペーパーとデジタルペーパー 147 |
1.3デジタルペーパーへの応用可能性のある技術 147 |
1.4微粒子・粉体技術の応用によるデジタルペーパー 148 |
(1)電気泳動表示方式 148 |
(2)ツイストボール方式 149 |
(3)トナーディスプレイ方式 151 |
(4)磁気粒子回転方式 152 |
(5)磁気泳動方式 152 |
1.5その他の技術によるデジタルペーパー 152 |
(1)サーマルリライタブル方式 152 |
(2)液晶方式 152 |
1.6デジタルペーパーへの微粒子・粉体技術の応用可能性 153 |
2トナー 柳田昇 155 |
2.1はじめに 155 |
2.1.1狭義の重合法トナー 155 |
(1)懸濁重合法 155 |
(2)乳化重合法 155 |
(3)分散重合法 156 |
(4)界面重合法 156 |
2.1.2その他のケミカルトナー 156 |
(1)転相乳化法 156 |
(2)溶解懸濁法 156 |
2.2懸濁重合法トナーの特徴 156 |
2.2.1製法 157 |
2.2.2微粒子分布 157 |
2.2.3トナー粒子の機械的安定性 157 |
2.2.4転写性 158 |
2.2.5定着性 158 |
2.2.6画像特性 159 |
2.3今後の動向 160 |
2.3.1カラー化と小粒径化 160 |
2.3.2低温定着化 161 |
2.3.3高耐久化 161 |
2.4まとめ 161 |
第3章生体・医療と微粒子 |
1生分解性高分子微粒子によるDDS 山本浩充、川島嘉明、竹内洋文 164 |
1.1微粒子によるDDS構築 164 |
1.2微粒子製剤(高分子ナノスフェア)の調製方法 164 |
1.2.1モノマー重合法によるナノスフェアの調製法(乳化重合法、界面重合法) 164 |
1.2.2高分子を基材として用いたナノスフェアの調製法 165 |
1.3ナノスフェアのDDSへの応用 167 |
(1)経口投与型DDS製剤 167 |
(2)経肺投与 170 |
(3)遺伝子デリバリー 171 |
1.4未来の微粒子DDS製剤 172 |
2医薬品製剤における微粒子カプセル化技術 市川秀喜、福森義信 174 |
2.1はじめに 174 |
2.2医薬品微粒子のカプセル化技術 174 |
2.3気中懸濁被覆法による医薬品のカプセル化例 176 |
2.3.1高分子量医薬品のマイクロカプセル化 177 |
2.3.2注射用マイクロカプセル 179 |
2.3.3温度応答性放出型マイクロカプセル 180 |
2.4乾式複合化法による医薬品のカプセル例 182 |
2.5おわりに 182 |
3アフェニティビーズと創薬 半田宏、西剛志、清水宣明 185 |
3.1はじめに 185 |
3.2SGビーズの構築 186 |
3.3標的転写因子の分離 187 |
3.4薬剤固定化ビーズによるレセプターの単離 191 |
第4章光と微粒子 |
1コロイド結晶を用いる光学素子 大久保恒夫、土田亮 195 |
1.1はじめに 195 |
1.2光学素子への応用 195 |
1.3電気光学素子への応用 197 |
1.4フォトニックバンドギャップ(PBG)素子をめざして 200 |
1.5おわりに 201 |
2液晶セル用スペーサ 伊藤和志 204 |
2.1はじめに 204 |
2.2スペーサの種類と用途 205 |
2.3スペーサ材質とその特徴 206 |
2.3.1ガラスファイバ、シリカ製スペーサ 206 |
2.3.2樹脂製スペーサ 206 |
2.4スペーサのギャップ形成理論 206 |
2.4.1圧縮荷重と変形の関係 207 |
2.4.2セルギャップシュミレーション 207 |
2.4.3ギャップ形成に及ぼすその他の因子 209 |
2.4.4スペーサの物性評価 209 |
2.5樹脂製スペーサの製造法 209 |
2.6高機能スペーサ 210 |
2.6.1高機能面内スペーサ 210 |
2.6.2導電性スペーサ 214 |
2.7スペーサの分散法 215 |
2.8おわりに 215 |
第5章ファインケミストリーと微粒子 |
1二酸化チタンの機能と応用 野浪亨 217 |
1.1はじめに 217 |
1.2二酸化チタンとアパタイト 217 |
1.3複合材料 218 |
1.4アパタイトの合成・被覆 219 |
1.5二酸化チタン薄膜へのアパタイトの被覆 221 |
1.6二酸化チタン粉末へのアパタイト被覆 222 |
1.7今後の展望 227 |
2クロマト粒子 細矢憲、田中信男 229 |
2.1はじめに 229 |
2.2粒子径均一充てん剤の調製 230 |
2.3粒子径均一充てん剤の表面修飾と機能化 230 |
2.4ポリマーロッドの製造と分離メディアとしての応用 232 |
2.5分子インプリント法 233 |
2.6新たな展開 235 |
2.7おわりに 235 |
3流動床クロマトグラフィー 吉廻公博、長谷川幸雄 238 |
3.1はじめに 238 |
3.2吸着流動床クロマトグラフィーの原理 239 |
3.3吸着担体の種類と特徴 240 |
3.4実験条件の至適化 243 |
3.4.1吸着 243 |
3.4.2洗浄 243 |
3.4.3溶出 243 |
3.4.4定置洗浄 243 |
3.5応用 244 |
第6章産業用微粒子 |
1最新のコーティング剤 後藤時夫 246 |
1.1はじめに 246 |
1.2高耐候性塗料用エマルション 246 |
1.2.1樹脂組成の検討 247 |
1.2.2親水性成分の制御 247 |
1.2.3粒子間架橋 250 |
1.3環境対応型塗料用エマルション 250 |
1.3.1低VOC化 251 |
1.3.2低臭化 251 |
1.3.3低毒化 252 |
1.4その他の技術 252 |
1.4.1乾燥性の改善 252 |
1.4.2複合化 252 |
1.4.3流動性改善 254 |
1.4.4低汚染化 255 |
1.5おわりに 256 |
2フッ素樹脂エマルジョン 桑村慎一 258 |
2.1はじめに 258 |
2.2フッ素樹脂の化学 258 |
2.3溶剤可溶型フッ素樹脂 259 |
2.4水性系フッ素樹脂 260 |
2.4.1塗料用水性フッ素樹脂エマルジョン 261 |
(1)変性PVDF樹脂エマルジョン 261 |
(2)フルオロオレフィン/ビニルエーテル系エマルジョン 261 |
(3)フルオロオレフィン/ビニルエステル/オレフィン系エマルジョン 262 |
2.4.2アミン中和型水性フッ素樹脂 263 |
2.5水性フッ素樹脂塗料 264 |
2.6水性フッ素樹脂エマルジョンの技術的課題 267 |
2.7今後の展開 268 |
3分散系製剤 佐藤達雄 270 |
3.1はじめに 270 |
3.2分散安定性 2710 |
3.2.1分散安定性理論 271 |
3.2.2分散安定性理論の実験的確証 275 |
3.3レオロジー 277 |
3.3.1稀薄サスペンションの粘度式 277 |
3.3.2濃厚サスペンションのレオロジー 277 |
4パウダードエマルジョン 馬場健 282 |
4.1はじめに 282 |
4.2特徴および性質 282 |
4.3用途 284 |
4.4使用例 286 |
4.5おわりに 288 |