略語集xi |
要約 |
1.序論 1 |
2.有害性評価 2 |
3.環境中排出 3 |
4.室内空気中濃度 3 |
5.環境中濃度 5 |
6.暴露評価,リスク評価 6 |
第I章序論 |
1.はじめに 9 |
2.本評価書の構成 10 |
3.pDCBに関する基本的な情報 11 |
3.1物質の同定情報 11 |
3.2物性 11 |
3.3環境中運命 12 |
3.4純度・不純物および添加物質 12 |
3.5pDCB製剤の揮散速度 12 |
3.5.1pDCBの蒸気圧 12 |
3.5.2pDCB製剤の揮散速度 13 |
4.pDCBの用途,および用途別使用量 14 |
4.lpDCBの用途 14 |
4.2pDCBの生産量・輸出入量,用途別使用量 14 |
4.2.1防虫・消臭剤 14 |
4.2.2樹脂原料 15 |
4.2.3染料・顔料の原料 17 |
4.2.4諸外国における用途 17 |
5.pDCBの管理に関する基準値など 18 |
5.1職業暴露に関する基準 18 |
5.2指針値など 18 |
5.3その他法令よる指定など 18 |
6.測定法 18 |
6.1一般環境大気のサンプリングと濃度測定 18 |
6.2室内空気中濃度および個人暴露濃度の測定法 19 |
6.3水中,底質中および生物中濃度の測定 20 |
第Ⅱ章pDCBの有害性評価 |
1.はじめに 21 |
2.既存の有害性評価の概要 22 |
3.pDCBの有害性プロファイルの概要 39 |
3.1生体内動態および代謝 39 |
3.2ヒトでの中毒情報や作業環境暴露についての情報 41 |
3.2.1非職業暴露 41 |
3.2.2職業暴露 42 |
3.3毒性試験に基づく情報 42 |
3.3.1急性毒性,刺激性および感作性 42 |
3.3.2慢性毒性試験 43 |
3.3.3発がん性に関する試験 45 |
4.慢性吸入の参照値の根拠とする有害性試験についてのCRMの見解 48 |
第Ⅲ章pDCBの環境中排出 |
1.pDCB排出に関連する情報 51 |
1.1家庭からの排出 51 |
1.1.1pDCB製防虫剤を使用する家庭の割合 51 |
1.1.2pDCB製防虫剤の購入量,金額,購入時期など 51 |
1.1.3pDCB製防虫剤のメーカー推奨使用量 53 |
1.2pDCBの製造に伴う排出 53 |
1.2.1pDCBの製造法 53 |
1.2.2pDCB製造過程からの排出 53 |
1.3PPS製造過程からの排出 55 |
1.4染料・顔料製造過程からの排出 55 |
2.PRTR調査によって報告された排出量 56 |
2.1排出先 56 |
2.2家庭からの大気への排出量 57 |
2.3事業所からの大気への排出量 59 |
2.4日化協による排出量調査 61 |
3.本章のまとめ 62 |
第IV章室内空気中濃度および個人暴露濃度 |
1.既存の調査結果 63 |
1.1住宅における室内濃度調査 63 |
1.1.1一般的な濃度調査 63 |
1.1.2住宅内での測定場所に着目した調査 69 |
1.1.3防虫剤などの使用の有無に着目した調査 69 |
1.2住宅以外におけるpDCB濃度 73 |
1.2.1職場におけるpDCB濃度 73 |
1.2.2学校におけるpDCB濃度 73 |
1.3個人暴露量に関する情報 75 |
1.3.1吸入摂取による個人暴露濃度 75 |
1.3.2経口摂取による暴露量 77 |
1.3.3個人暴露量の把握に関連した生物学的モニタリング 78 |
1.4居住環境内における揮発性有機化合物の全国実態調査(厚生省1999)のデータの解析 81 |
1.4.1厚生省(1999)の室内濃度,および屋外濃度の分布 82 |
1.4.2厚生省(1999)のデータにおける室内と屋外の濃度差 85 |
1.4.3厚生省(1999)の個人暴露濃度データ 91 |
2.室内濃度の予測に関連する知見の整理 92 |
2.1室内空気中濃度を求める式(ワンボックスモデル) 93 |
2.2モデルのパラメータに関する情報 93 |
2.2.1pDCB製剤の揮散速度 93 |
2.2.2住宅の換気回数 94 |
2.3ワンボックスモデルによる計算 97 |
3.pDCBの使用される場に関する情報 99 |
3.1衣装収納内pDCB濃度 100 |
3.2pDCBの衣類への吸着 101 |
3.3pDCBが使用される場における換気回数 102 |
4.本章のまとめ 103 |
第V章環境中濃度 |
1.概存の調査結果 105 |
1.1大気中濃度 105 |
1.2その他の環境中における濃度 108 |
1.2.1水域 108 |
1.2.2底質 109 |
1.2.3地下水 110 |
1.2.4生物別のモニタリング結果 110 |
1.2.5廃棄物埋立処分場 111 |
2.環境中濃度の予測 111 |
2.lAIST-ADMERによる大気中濃度の予測 111 |
2.LlAIST-ADMERでの計算条件 111 |
2.1.2実測値とAIST-ADMERによる計算値の比較 112 |
2.1.3AIST-ADMERによる大気中濃度予測結果 114 |
2.2METI-LISによる事業所周辺濃度の予測 116 |
2.2.1実測値とMETI-LISでの予測値の比較 116 |
2.2.2排出量の大きい事業所周辺での年平均大気濃度の予測 119 |
3.本章のまとめ 120 |
第VI章pDCBの暴露評価,リスク評価 |
1.pDCBの暴露評価 123 |
1.1暴露評価方法の概略 123 |
1.2用いた濃度分布 124 |
2.参照値の導出 128 |
3.リスク判定とリスク削減対策 128 |
3.1暴露濃度が参照値を超過する割合の計算手順 128 |
3.2参照値を超過する割合 129 |
3.3感度解析結果 130 |
3.4pDCBのリスク評価とリスク管理への提言 132 |
4.本章のまとめ 135 |
第Ⅶ章まとめ |
1.有害性評価のまとめ 137 |
2.暴露評価のまとめ 137 |
3.リスク評価のまとめ 138 |
4.残された課題 138 |
第Ⅷ章外部レビュアーの意見書と著者らの対応 |
雨谷敬史レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:全文) 140 |
今井田克己レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:有害性評価) 144 |
内山巌雄レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:全文) 145 |
鹿庭正昭レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:全文) 152 |
柴谷治雄レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:全文) 156 |
松尾昌季レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:有害性評価) 160 |
三森国敏レビュアーの意見書と著者らの対応(対象:有害性評価) 163 |
付録1すべてのpDCB製防虫剤使用者を対象とした,pDCBの室内濃度削減対策と,それに伴う害虫による被害の増大量とのトレードオフの考え方 165 |
1.1考慮するシナリオ・前提条件 165 |
1.2計算方法 167 |
1.3計算結果 168 |
付録2.代替物質との比較 169 |
2.1エムペントリンの毒性 169 |
2.1.lエムペントリンの急性毒性 169 |
2;2.2エムペントリンの生殖および発生毒性 170 |
2.2.3エムペントリンの亜慢性毒性 170 |
2.2pDCBとエムペントリンとの比較 170 |
2.2.1有害性に関する比較 170 |
2.2.2使用量および室内濃度に関する比較 170 |
2.2.3価格の比較 172 |
参考文献 175 |
索引 187 |