【第Ⅰ編 電子部品用エポキシ樹脂と副資材】 |
第1章 エポキシ樹脂 |
1. ノボラック型エポキシ樹脂(押見克彦) 3 |
1.1 はじめに 3 |
1.2 ナフタレン含有ノボラック型エポキシ樹脂3 |
1.3 ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂 4 |
1.4 トリスフェノールメタン型エポキシ樹脂 5 |
1.5 テトラキスフェノールエタン型エポキシ樹脂 5 |
1.6 ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂 5 |
1.7 フェノール・ビフェニル型エポキシ樹脂 6 |
1.8 結晶性エポキシ樹脂とノボラック型エポキシ樹脂の混合物 6 |
2. ビフェニル型エポキシ樹脂(村田保幸) 8 |
2.1 ビフェニル型エポキシ樹脂の構造と特徴 8 |
2.2 ビフェニル型エポキシ樹脂の種類 9 |
2.3 ビフェニル型エポキシ樹脂の封止材用としての特性 9 |
2.3.1 溶融粘度 9 |
2.3.2 成形性 10 |
2.3.3 吸湿性 11 |
2.3.4 低応力性 11 |
2.3.5 接着性 11 |
2.3.6 耐熱性 11 |
2.4 ビフェニル型エポキシ樹脂の展開 11 |
2.4.1 新しい半導体技術への対応 11 |
2.4.2 新規なビフェニル型エポキシ 樹脂の開発12 |
2.5 まとめ 12 |
3. 多環芳香族 型エポキシ樹脂(梶正史)14 |
3.1 はじめに 14 |
3.2 ナフタレン構造を有するエポキシ樹脂 14 |
3.3 アントラセン構造を有するエポキシ樹脂 16 |
3.4 ピレン構造を有するエポキシ樹脂 17 |
3.5 おわりに 17 |
4. 水添脂環式エポキシ樹脂(大沼吉信) 19 |
4.1 はじめに 19 |
4.2 水添脂環式エポキシ樹脂の合成方法 19 |
4.3 硬化物物性 20 |
4.4 光および熱劣化性 20 |
4.5 水添脂環式エポキシ樹脂のTg向上方法 22 |
4.6 おわりに 23 |
5. メソゲン骨格エポキシ樹脂(原田美由紀) 24 |
5.1 はじめに 24 |
5.2 メソゲン骨格エポキシ樹脂の特徴 24 |
5.3 液晶性エポキシ樹脂のミクロ配列制御 25 |
5.4 外場による液晶性エポキシ樹脂ネットワークの配列制御 27 |
5.5 液晶性エポキシ樹脂の配列によって得られる新規な機能 30 |
5.6 おわりに 30 |
第2章 硬化剤 |
1. フェノール系硬化剤(梶正史) 33 |
1.1 はじめに 33 |
1.2 ナフタレン構造を有する硬化剤 33 |
1.2.1 ナフタレン系ノボラック型硬化剤 33 |
1.2.2 アラルキル構造を有するナフタレン系硬化剤 34 |
1.2.3 その他の多環芳香族構造を有するエポキシ硬化剤 36 |
1.3 おわりに 37 |
2. 酸無水物類(小林明洋) 39 |
2.1 はじめに 39 |
2.2 酸無水物系硬化剤の種類 39 |
2.3 酸無水物系硬化剤の使用にあたって 40 |
2.3.1 配合に関して 40 |
2.3.2 吸湿,揮散に関して 42 |
2.3.3 安全性に関して 42 |
2.4 酸無水物系硬化剤の開発動向 43 |
2.5 おわりに 44 |
3. 塩基性硬化剤(鎌形一夫) 45 |
3.1 はじめに 45 |
3.2 イミダゾール化合物 45 |
3.2.1 触媒型硬化剤としてイミダゾール化合物 46 |
3.2.2 イミダゾール化合物とイソシアヌル酸との分子間化合物 48 |
3.3 その他の塩基性硬化剤 50 |
3.4 触媒型硬化剤によるエポキシ樹脂の硬化反応 50 |
3.4.1 イミダゾールの硬化反応および硬化物の特徴 51 |
3.4.2 ビニル基を持つトリアジン化合物を含む硬化物 52 |
第3章 添加剤 |
1. フィラー(永田員也) 54 |
1.1 フィラーの種類 54 |
1.2 フィラーの表面 57 |
1.3 フィラーの表面処理 57 |
1.3.1 シランカップリング剤 57 |
1.3.2 チタネートカップリング剤 59 |
1.3.3 脂肪酸,界面活性剤などのイオン結合性有機化合物 60 |
1.4 電子材料に主に用いられるフィラー 61 |
1.4.1 シリカ 61 |
1.4.2 導電性フィラー 62 |
1.4.3 その他 65 |
2. エラストマー(中村吉伸) 67 |
2.1 はじめに 67 |
2.2 エラストマーの種類 67 |
2.3 エラストマー変性の効果 68 |
2.3.1 強靭化 68 |
2.3.2 低内部応力化 70 |
2.3.3 流動性の改良 71 |
2.3.4 低線膨張率化 71 |
3. 難燃剤(西沢仁) 73 |
3.1 はじめに 73 |
3.2 難燃剤の種類と需要動向 73 |
3.3 難燃剤の難燃化機構,各種難燃剤の最近の動向 73 |
3.3.1 難燃剤の難燃化機構 73 |
3.3.2 各種難燃剤の最新動向 76 |
4. カップリング剤と離型剤(中村吉伸) 82 |
4.1 はじめに 82 |
4.2 シランカップリング剤の種類 82 |
4.3 処理方法 82 |
4.4 反応機構 83 |
4.5 シランカップリング剤処理の効果 84 |
4.6 離型剤 86 |
【第Ⅱ編 エポキシ樹脂配合物の機能化】 |
第4章 力学的機能 |
1. 高強靱化(越智光一) 91 |
1.1 はじめに 91 |
1.2 エポキシ樹脂のエラストマーによる強靱化 91 |
1.3 エポキシ樹脂のエンジニアリングプラスチックスによる強靱化 93 |
1.4 エポキシ樹脂の網目鎖配列の制御による強靱化 95 |
2. 低応力化(越智光一) 99 |
2.1 はじめに 99 |
2.2 内部応力の発生機構 99 |
2.3 内部応力の低下法 101 |
2.3.1 無機質の充填 101 |
2.3.2 エラストマーによる変性 102 |
2.4 おわりに 104 |
第5章 熱的機能 |
1. 高耐熱化(松田聡,岸肇,村上惇) 105 |
1.1 はじめに 105 |
1.2 耐熱性骨格を有するエポキシ樹脂 105 |
1.3 エポキシ樹脂・シリカハイブリッドによるTgレス化 107 |
1.4 アイオノマーを用いたエポキシ樹脂のTgレス化 108 |
1.4.1 アイオノマーを添加したエポキシ樹脂のTgレス現象 109 |
1.4.2 Tgレス挙動発現機構の解明 110 |
1.4.3 アイオノマーを用いたエポキシ樹脂のTgレス化のまとめ 112 |
1.5 おわりに 112 |
2. 高熱伝導化(竹澤由高) 114 |
2.1 はじめに 114 |
2.2 高熱伝導性付与の考え方 114 |
2.3 モノメソゲン(ビフェニル基)型樹脂の諸特性 116 |
2.4 ツインメソゲン型樹脂の諸特性 119 |
2.5 おわりに 120 |
【第Ⅲ編 電子部品用途におけるエポキシ樹脂の環境対応】 |
第6章 リサイクル |
1. 易分解性電気絶縁材料(三村研史) 125 |
1.1 はじめに 125 |
1.2 分子鎖解裂による硬化物の分解 125 |
1.3 ポリマーアロイ化技術の適用による硬化物の分解 126 |
1.3.1 モルホロジーの制御 126 |
1.3.2 分解性の検証 127 |
1.3.3 モルホロジーが硬化物特性に及ぼす影響 129 |
1.3.4 相構造傾斜材料 130 |
1.4 おわりに 131 |
2. 解体性接着技術(佐藤千明) 133 |
2.1 はじめに 133 |
2.2 解体性接着剤の種類 134 |
2.3 発泡剤の種類と特徴・特性 136 |
2.3.1 熱膨張性マイクロカプセルとその構造 136 |
2.3.2 熱膨張性マイクロカプセルの膨張力 136 |
2.4 高強度解体性接着 138 |
2.4.1 熱膨張性マイクロカプセル混入エポキシ樹脂の膨張特性 138 |
2.4.2 解体性 139 |
2.4.3 接着強度 141 |
2.4.4 解体のメカニズム 141 |
2.5 おわりに 142 |
3. エポキシ樹脂のケミカルリサイクル(久保内昌敏) 143 |
3.1 はじめに 143 |
3.2 エポキシ樹脂におけるケミカルリサイクルの現状 143 |
3.3 ケミカルリサイクルのための分解 144 |
3.4 ケミカルリサイクル研究の現状 145 |
3.4.1 超臨界・亜臨界流体の利用 145 |
3.4.2 加溶媒分解 146 |
3.4.3 水素供与性溶媒を用いた分解(テトラリン) 146 |
3.4.4 有機アルカリによる方法 147 |
3.4.5 有機溶媒とアルカリを組み合わせる方法 148 |
3.4.6 アミン硬化エポキシ樹脂を硝酸で分解する方法 148 |
3.5 おわりに 149 |
4. 積層板の高性能炭素材料へのリサイクル(北川和男,島村哲朗,佐藤昌利) 151 |
4.1 はじめに 151 |
4.2 炭素前駆体を用いた成形及び焼結 153 |
4.2.1 鋳込み成形 153 |
4.2.2 押し出し成形 154 |
4.2.3 炭素焼結体 154 |
4.3 炭素前駆体から得られた高性能活性炭とそれらの成形及び焼結 155 |
4.4 熱分解液のノボラックエポキシ化とその利用 156 |
4.4.1 熱分解液のノボラックエポキシ化 156 |
4.4.2 リサイクルエポキシ樹脂を用いた排水性舗装トップコート工法の試験施工 157 |
4.5 臭素系難燃剤含有使用済みフェノール樹脂の加熱分解における臭素化合物の挙動 159 |
4.6 おわりに 160 |
第7章 健康障害と環境管理 |
1. 電子部品用エポキシ樹脂の安全性(中西義則) 162 |
1.1 はじめに 162 |
1.2 エポキシ樹脂に関する法規制 162 |
1.2.1 消防法・危険物規則 162 |
1.2.2 化審法・第二種監視化学物質 164 |
1.2.3 労働安全衛生法・変異原性化学物質 164 |
1.2.4 労働災害認定化学物質 167 |
1.2.5 化学物質管理促進法(PRTR) 168 |
1.3 エポキシ樹脂の人健康影響 169 |
1.3.1 急性毒性 169 |
1.3.2 皮膚等への刺激性及び感作性 171 |
1.3.3 変異原性及び慢性毒性(発がん性) 172 |
1.4 エポキシ樹脂の環境影響 173 |
2. エポキシ樹脂と硬化剤による健康障害と対策(原一郎) 175 |
2.1 はじめに 175 |
2.2 エポキシ樹脂とアミン系硬化剤による健康障害 175 |
2.3 酸無水物による健康障害 175 |
2.4 対策 177 |
2.4.1 エポキシ樹脂とアミン系硬化剤について 177 |
2.4.2 酸無水物について 177 |
【第Ⅳ編 電子部品用エポキシ樹脂の用途と要求物性】 |
第8章 機能性封止材 |
1. パワーデバイス用封止材(内田健) 183 |
1.1 樹脂の高熱伝導化と熱抵抗 183 |
1.2 高熱伝導性封止樹脂の設計 184 |
1.3 高熱伝導性フィラー 184 |
1.4 フィラーの高充填化 185 |
1.5 高熱伝導性封止樹脂における技術的課題 188 |
1.6 製品への適用 188 |
2. 半導体片面モールド封止材(永井晃) 190 |
2.1 はじめに 190 |
2.2 熱応力発生要因と封止材の物性 191 |
2.3 反応収縮の低減 193 |
2.4 熱収縮の低減 195 |
2.5 見かけの熱膨張係数と反りとの関係 196 |
2.6 おわりに 196 |
3. 環境対応型封止材(位地正年) 198 |
3.1 背景 198 |
3.2 自己消火性エポキシ樹脂組成物の開発 199 |
3.3 環境対応型の半導体封止材としての実用性 202 |
3.4 まとめと今後 204 |
4. 白色LED用樹脂とLEDパッケージの最新技術(宮脇芳照,大山紀隆,奥野敦史) 206 |
4.1 はじめに 206 |
4.2 白色用封止樹脂の開発 207 |
4.2.1 輝度劣化試験 208 |
4.2.2 透明性の改善 210 |
4.3 封止方法 211 |
4.4 封止バラツキ試験 214 |
4.5 結論 214 |
5. 液状封止材(尾形正次) 218 |
5.1 はじめに 218 |
5.2 液状封止材の用途 218 |
5.3 液状封止材に対する要求特性 219 |
5.4 液状封止材の種類 219 |
5.5 エポキシ樹脂系液状封止材の概要 220 |
5.5.1 基本組成 220 |
5.5.2 製造方法 220 |
5.5.3 封止方法 221 |
5.5.4 液状封止材の特性制御 221 |
5.6 新規パッケージ用エポキシ樹脂系液状封止材の開発動向 226 |
5.6.1 TAB型パッケージ用液状封止材 226 |
5.6.2 ワイヤボンディング型パッケージ用液状封止材 227 |
5.6.3 フリップチップ実装型パッケージ用アンダーフィル材 228 |
5.6.4 WL-CSP用液状封止材 230 |
第9章 実装材料 |
1. 新規ダイシング・ダイボンディングテープ(江部和義,山崎修) 233 |
1.1 緒言 233 |
1.2 新規製造プロセス 234 |
1.3 粘接着剤の硬化挙動 235 |
1.4 半導体パッケージ製造工程への適用 236 |
1.4.1 紫外線硬化 236 |
1.4.2 熱硬化 238 |
1.5 まとめ 240 241 |
2. 印刷ダイボンドペースト(田中一安) 241 |
2.1 はじめに 244 |
2.2 実用例 244 |
2.2.1 エイブルフレックス 6202C 244 |
2.2.2 エイブルフレックス 6202Cの特徴 244 |
2.2.3 エイブルフレックス 8006NS 246 |
2.2.4 エイブルフレックス 8006NSの特徴 247 |
3. 異方導電フィルム(中澤孝) 250 |
3.1 異方導電フィルムの概要 250 |
3.2 FPDにおける実装方式の分類 251 |
3.3 COF用ACFに要求される特性 252 |
3.4 COFアウターリード用ACF「AC-4000シリーズ」の開発 252 |
3.5 大型パネルへのCOG用ACFの適用 255 |
3.6 大型パネルCOG用ACFの開発 257 |
3.7 おわりに 258 |
4. 導電ペースト(ハンダ代替導電性接着剤)(白井恭夫) 260 |
4.1 導電ペースト(ハンダ代替導電性接着剤)をとりまく環境 260 |
4.2 ハンダ代替導電性接着剤の現状 260 |
4.3 今後のハンダ代替導電性接着剤の課題 264 |
4.3.1 接着剤の耐久性と寿命に関する研究 264 |
4.3.2 リサイクル化に伴うリペア性 264 |
第10章 PWB基板材料 |
1. 高速通信用PWB基板材料(藤原弘明) 265 |
1.1 はじめに 265 |
1.2 高速通信用PWB基板材の要求特性 266 |
1.2.1 銅張積層板の材料構成 266 |
1.2.2 高速通信材料への要求物性 266 |
1.2.3 絶縁樹脂 268 |
1.2.4 ガラス基材 268 |
1.2.5 銅箔 269 |
1.3 低誘電エポキシ樹脂銅張積層板 269 |
1.4 おわりに 271 |
2. 環境対応型PWB基板材料(小笠原健二) 273 |
2.1 はじめに 273 |
2.2 PWB基板材料に求められる特性 273 |
2.3 PWB基板材料に適用可能な難燃剤・難燃技術 274 |
2.4 環状フェノキシホスファゼン 277 |
2.5 難燃性の評価方法に関して 279 |
2.6 おわりに 280 |
3. 極薄高密度PWB基板材料(高野希) 281 |
3.1 はじめに 281 |
3.2 高耐熱高弾性率基板材料 281 |
3.2.1 開発コンセプト 281 |
3.2.2 フィラを高充填化した高耐熱高弾性率基板材料(E-679FG(S))の特長 284 |
3.3 折り曲げ可能な基板材料 285 |
3.3.1 開発コンセプト 286 |
3.3.2 折り曲げ可能な基板材料(Cuteシリーズ)の特長 286 |
3.4 おわりに 289 |
【第Ⅰ編 電子部品用エポキシ樹脂と副資材】 |
第1章 エポキシ樹脂 |
1. ノボラック型エポキシ樹脂(押見克彦) 3 |
1.1 はじめに 3 |
1.2 ナフタレン含有ノボラック型エポキシ樹脂3 |
1.3 ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂 4 |