まえがき 吉本隆明 1 |
Ⅰ 吉本隆明に聞く |
①還相の視座から 聞き手●菅瀬融爾 今津芳文 13 |
中沢新一の〈宗教考古学〉と吉本隆明の〈アフリカ的段階〉 |
学問としての宗教体験 |
手でかんがえる |
気功のこと |
客観性を排除した親鸞 |
聖地の観光化と精神の依存症 |
自然信仰の理論化 |
宗教とは何か |
未開野蛮の時代と〈死〉 |
法律や国家の危うさ |
欧米的「世界はひとつ」ということの傲慢さ |
世界性のあり方 |
自分の〈内〉の問題、〈外〉の問題 |
〈存在倫理〉の設定 |
フランスのナショナリズム |
親鸞の布教姿勢 |
②〈空隙〉より出る言葉 聞き手●芹沢俊介 菅瀬融爾 今津芳文 65 |
山崎龍明の吉本批判 |
宗教と倫理 |
犯罪の思想的必然性 |
法律家への懐疑 |
親鸞教徒の使命 |
時代の加速 |
思考の放棄=動物生への回帰 |
消費資本主義社会の高度化 |
シュンペーターのマルクス批判と〈人間力〉 |
価値浮遊と個人化の時代 |
〈人間力〉について |
〈自己としての自己〉と〈社会的自己〉 |
フーコーの〈自己への配慮〉 |
否定の連鎖 |
最後の問題としての〈存在倫理〉 |
〈存在倫理〉とウィニコットの〈being〉 |
Ⅱ 論考 |
吉本隆明「存在倫理」をめぐって ●芹沢俊介 105 |
「正定聚」をめぐる断章~主に吉本隆明の親鸞論から ●今津芳文 141 |
はじめに |
共同幻想と自己幻想について |
「正定聚」をめぐる言説の往還する路 |
〈契機〉という構造 |
めまいからの目覚め |
易行と横超 |
「死」からの視座 |
還相へ―往相過程の隘路を超えて |
おわりに |
巳然形の親鸞 ●菅瀬融爾 181 |
親鸞の読みかえ |
未然形と巳然形 |
〈空―無自性〉について |
二種の往生 |
自己絶対化への危惧 |
往きと還り |
あとがき 今津芳文 |
まえがき 吉本隆明 1 |
Ⅰ 吉本隆明に聞く |
①還相の視座から 聞き手●菅瀬融爾 今津芳文 13 |
中沢新一の〈宗教考古学〉と吉本隆明の〈アフリカ的段階〉 |
学問としての宗教体験 |
手でかんがえる |