ガイダンス 宗教とはなにか 11 |
講義1 宗教社会学とはなにか 21 |
宗教は、社会構造である |
マックス・ヴェーバーの宗教社会学 |
「宗教」という言葉は、明治時代の発明品 |
神道は、宗教でない?! |
日本人はなぜ、宗教を軽蔑する? |
日本人は、宗教について無知だ |
エホバの神vsアッラーの神?! |
人間は死んだら仏になる?! |
日本の神は死者の神 |
日本は儒教国家だったか |
宗教社会学とはなにか |
講義2 ユダヤ教とはなにか 契約と律法 33 |
ユダヤ教とはなにか |
古代文明は、都市国家から始まった |
都市国家の戦争は、皆殺しが原則 |
族長時代のユダヤ民族 |
モーセと十戒 |
カナン地方への定着 |
王国の栄華 |
王国の分裂と、バビロン捕囚 |
神殿の再建とヘレニズムの時代 |
預言者たちの活動 |
契約としての宗教 |
「旧約聖書」の成立ち |
古代ユダヤ教の成立 |
コラム 食べてはいけない 57 |
講義3 キリスト教とはなにか 福音と愛の思想 61 |
キリスト教とはなにか |
イエスの生涯 |
イエスの最期 |
預言者としてのイエス |
イエスの権威 |
イエスの教え |
初期教会の活動 |
使徒パウロの活躍 |
パウロの思想 |
律法から信仰へ |
契約の更改 |
集団救済から個人救済へ |
コラム 愛は混乱のモト 89 |
講義4 宗教改革とはなにか ルターとカルヴァン 91 |
キリスト教の教会組織 |
公会議とはなにか |
ローマ教会vsギリシャ正教会 |
ローマ教会と二王国論 |
免罪符の論理 |
ルターの宗教改革 |
ルターの思想 |
改革派とカルヴァン |
カルヴァンの救済予定説 |
ピューリタンと社会契約 |
講義5 イスラム教とはなにか ウンマとイスラム法 117 |
世界宗教 |
ムハンマドの生涯 |
神の啓示と苦難 |
イスラム教の教理 |
ムスリムの務め |
正統カリフの時代 |
「クルアーン」の成立ち |
イスラム法とはなにか |
イスラム法の法源 |
クルアーンとスンナ |
イジュマーとキヤース |
四大法学派 |
イラン・イスラム革命 |
コラム 死んだらどこへ行くのか 138 |
講義6 初期仏教とはなにか サンガの思想 141 |
輪廻とカースト |
釈尊の生涯 |
初期仏教の思想 |
仏教サンガの成立 |
サンガの戒律 |
仏教テキストの構成 |
部派仏教の成立 |
部派仏教の教理 |
部派仏教の世界観 |
言語ゲームとしての仏教 |
講義7 大乗仏教とはなにか 菩薩・般若・極楽浄土 165 |
仏塔信仰と大乗仏教 |
歴劫成仏―在家修行の強調 |
初期大乗の経典 |
般若教団(中観派)の教理 |
多くの仏陀たち |
浄土教団と阿弥陀信仰 |
法華経と法華教団 |
華厳経と華厳教団 |
曼荼羅と三身説 |
密教の世界―胎蔵界と金剛界 |
タントリズムの世界 |
コラム 般若心経 186 |
講義8 中国と日本の仏教 仏教の伝播と変容 191 |
南伝・北伝 |
中国と仏教 |
漢訳仏典 |
教相判釈 |
天台の五時教判 |
禅宗 |
日本への伝播 |
南都仏教 |
天台宗と真言宗 |
浄土信仰 |
武士と禅宗 |
法然と浄土宗 |
親鶯と浄土真宗 |
日蓮と法華宗 |
律宗と時宗 |
江戸幕府の宗教政策 |
富永仲基の大乗非仏説論 |
廃仏毀釈 |
コラム 戒名なんていらない 220 |
講義9 儒教とはなにか 孔孟の思想・朱子学 223 |
中国社会の基本構造 |
都市国家から帝国へ |
新興階級の台頭 |
孔子の生涯 |
孔子の業績 |
孔子の思想 |
儒教のテキストについて |
孟子の生涯 |
孟子の思想 |
中華帝国の成立と儒教 |
朱子と朱子学 |
朱子学と理 |
気の思想 |
コラム 論語 245 |
講義10 尊皇攘夷とはなにか 山崎闇斎学派と水戸学 249 |
江戸幕府はなぜ儒学を採用したか |
中国が、夷狄の国となった |
天皇は中国人だった?! |
闇斎学派は、幕府の正統性を否定した |
湯武放伐論のおさらい |
「靖献遺言」は勤皇の志士のバイブル |
水戸光圀と「大日本史」 |
水戸学と尊皇思想 |
赤穂義士論争と明治維新 |
講義を終えて 再び宗教を考える 268 |
さまざまな世界の宗教 |
経済活動と宗教 |
日本人はなぜ勤勉か |
政治と宗教 |
法律と宗教 |
葬礼と宗教 |
国家と宗教 |
あとがき 275 |
文庫版あとかき 279 |
宗教社会学関連年表 292 |
索引 308 |