[基礎編] |
第1章 幾何光学の基礎と近軸理論(中村荘一) 3 |
1. 幾何光学とは 3 |
2. 理想的な光学系 4 |
3. 球面における光の屈折の近軸理論 5 |
3.1 アッベの零不変量 6 |
3.2 ガウスの式 6 |
3.3 横倍率 6 |
3.4 へルムホルツの不変量 7 |
3.5 シャールの式 7 |
4. 球面における光の反射 8 |
5. 薄レンズの公式 10 |
6. ニュートンの結像式 11 |
7. 各種倍率 12 |
8. 多数の面からなる共軸光学系の近軸追跡 13 |
第2章 パワー配置による種々の光学系(中村荘一) 17 |
1. 厚レンズと薄レンズとの関係 17 |
2. 多数の薄レンズからなる共軸光学系の近軸追跡 18 |
3. 2組組み合わせの基本パワー配置 19 |
3.1 凸レンズ,凸レンズの組み合わせ 20 |
3.2 凹レンズ,凹レンズの組み合わせ 20 |
3.3 凸レンズ,凹レンズの組み合わせ 21 |
3.4 凹レンズ,凸レンズの組み合わせ 21 |
4. 2組組み合わせパワー配置の特殊な場合 22 |
4.1 間隔e=0のとき 22 |
4.2 間隔e=f'のとき 22 |
4.3 間隔e=f'のとき 23 |
4.4 間隔a=0になるとき 23 |
4.5 間隔e=f'+f'になると 24 |
4.6 a=0かつe=f'+f'の両方を満足する光学系 24 |
4.7 2群ズームレンズ 25 |
第3章 その他のレンズに用いられる物理量(中村荘一) 27 |
1. 包括画角 27 |
2. 入射瞳と射出瞳 28 |
3. 開口数(ニューメリカルアパーチャー),Fナンバー 28 |
4. 視野絞り 30 |
5. 焦点合わせの種類 31 |
5.1 全体繰り出し方式 32 |
5.2 前玉繰り出し方式 32 |
5.3 内焦方式 33 |
5.4 リアフォーカシング方式 33 |
6. 焦点深度と被写界深度 35 |
第4章 収差の概念(中村荘一) 37 |
1. 光線追跡と各次数収差の関係 37 |
2. 収差の概論 38 |
2.1 球面収差 38 |
2.2 コマ収差 39 |
2.3 非点収差 39 |
2.4 像面湾曲 40 |
2.5 歪曲収差 41 |
2.6 色収差 43 |
[部品編] |
第1部 光学部品の関連技術 |
第1章 光学材料(藤江大二郎) 47 |
1. はじめに 47 |
2. 光学ガラス 47 |
2.1 光学的性質 48 |
2.2 熱的性質 50 |
2.3 機械的性質 51 |
2.4 化学的性質 52 |
2.5 内部品質 52 |
2.6 新しい光学ガラス 53 |
3. 紫外域の光学材料 54 |
3.1 石英ガラス(SiO) 54 |
3.2 フッ化カルシウム(CaF) 54 |
3.3 その他の紫外域用光学材料 55 |
4. 赤外域の光学材料 56 |
4.1 シリコン(Si),ゲルマニウム(Ge) 56 |
4.2 ジンクセレン(ZnSe) 56 |
4.3 塩化ナトリウム(NaCl) 57 |
4.4 その他の赤外域用光学材料 57 |
5. プラスチック 58 |
5.1 プラスチック材料の種類 58 |
5.2 プラスチック材料の特性 58 |
第2章 光学部品加工(藤江大二郎) 60 |
1. はじめに 60 |
2. 球面レンズ加工 61 |
2.1 粗加工(CG加工) 61 |
2.2 スムージング 62 |
2.3 みがき(研磨) 63 |
2.4 心取り 65 |
2.5 コート(コーティング) 65 |
2.6 接合 66 |
3. プリズム,ミラー加工 67 |
4. 非球面レンズ加工 67 |
4.1 精研削非球面 68 |
4.2 ガラスモールド非球面 68 |
4.3 複合型非球面 69 |
4.4 プラスチックモールド非球面 70 |
5. 高精度金属ミラーの加工 71 |
第3章 光学薄膜(山村史彦) 73 |
1. はじめに 73 |
2. 反射防止膜 73 |
3. 増反射膜 77 |
3.1 金属膜 77 |
3.2 誘電体膜 78 |
4. 成膜方法 79 |
4.1 真空蒸着(RH,EB) 79 |
4.2 イオンプロセス(IAD,IBSD,IPD) 80 |
第2部 光学部品1(各種レンズ) |
第1章 球面レンズ(藤江大二郎) 85 |
1. 球面レンズ 85 |
2. 球面レンズの種類 86 |
3. レンズ形状による特性の違い 87 |
3.1 主点の位置 87 |
3.2 ベンディングによる収差の変化 88 |
4. 色消しダブレットレンズ 89 |
5. 代表的な球面レンズの使用例 91 |
5.1 無限遠共役光学系 91 |
5.2 有限共役光学系 92 |
5.3 アフォーカル光学系 93 |
6. 球面レンズの図面 94 |
7. 市販のカタログレンズ 95 |
第2章 非球面レンズ(阿竹宏) 97 |
1. 非球面レンズ 97 |
2. 非球面レンズの効果 98 |
2.1 非球面レンズの収差補正 98 |
2.2 非球面レンズの球面収差補正効果 99 |
2.3 非球面の場所による収差の変化 100 |
3. 非球面レンズの実用例 101 |
31 コンデンサレンズ 101 |
3.2 カメラレンズ 102 |
3.3 半導体レーザ用コリメートレンズ 103 |
4. 非球面形状の測定方法 104 |
第3章 シリンドリカルレンズ,トロイダルレンズ(藤江大二郎) 106 |
1. はじめに 106 |
2. シリンドリカルレンズ 106 |
3. シリンドリカルレンズの応用例 108 |
3.1 シネマスコープ用アナモフィック光学系 108 |
3.2 半導体レーザーのビーム整形 109 |
3.3 レーザーラインジェネレーター 112 |
3.4 帯状照明用光学系 113 |
3.5 非点収差を利用した焦点検出法 114 |
4. トロイダルレンズ(トーリックレンズ) 115 |
5. トロイダルレンズの応用例 115 |
5.1 レーザービームプリンター用の光学系 115 |
5.2 半導体レーザーのビーム整形 117 |
第4章 分布屈折率レンズ 119 |
1. はじめに 119 |
2. 分布屈折率レンズの種類 119 |
3. アキシャル型分布屈折率レンズ 120 |
4. ラジアル型分布屈折率レンズ 123 |
第5章 回折型レンズ(DOE)(池田欣史) 128 |
1. はじめに 128 |
2. 特性 129 |
2.1 分散特性 129 |
2.2 非球面特性 129 |
2.3 回折効率 130 |
3. 設計方法 131 |
3.1 位相関数法 131 |
3.2 高屈折率法 131 |
3.3 形状変換 132 |
4. 製作方法 132 |
4.1 フォトリソグラフイ・エッチングによる方法 132 |
4.2 金型によるモールド成型 133 |
4.3 精密加工機による切削加工 133 |
5. 応用例 134 |
5.1 光ディスク用2焦点レンズ 134 |
5.2 市販の回折型レンズ 135 |
第6章 フライアイレンズ,ロッドレンズ(藤江大二郎) 137 |
1. はじめに 137 |
2. フライアイレンズ 138 |
3. フライアイレンズの応用例 140 |
3.1 ステッバー用照明光学系 140 |
3.2 液晶プロジェクター用照明光学系 141 |
3.3 レーザーアニール用照明光学系 142 |
4. ロツドレンズ 143 |
第3部 光学部品2(ミラー,プリズム) |
第1章 球面ミラー,非球面ミラー(阿竹宏) 147 |
1. 球面ミラー 147 |
2. 非球面ミラー 149 |
3. 非球面ミラーの効果 151 |
3.1 放物面鏡 151 |
3.2 楕円面鏡 153 |
4. 非球面ミラーの検査 153 |
第2章 平面ミラー(相田善明) 156 |
1. はじめに 156 |
2. 平面ミラーの性質 156 |
3. 2枚の平面ミラーの応用 158 |
4. 3枚以上の平面ミラーの応用 160 |
4.1 コーナーキューブミラー 160 |
4.2 イメージローテーター 161 |
4.3 ボロミラー 161 |
5. 裏面ミラー 162 |
第3章 プリズム(1)(藤江大二郎) 164 |
1. はじめに 164 |
2. プリズムの屈折作用 165 |
2.1 光線の屈折 165 |
2.2 最小ふれ各(偏角) 166 |
3. プリズム分光器 167 |
4. 頂角の小さい(薄い)プリズム,ウェッジプリズム 168 |
4.1 薄いプリズムのふれ角 168 |
4.2 2個の薄いプリズムの組み合わせ 169 |
5. プリズムの倍率 170 |
5.1 光線束の倍率 170 |
5.2 アナモルフィックプリズム 171 |
6. 直視プリズム 172 |
第4章 プリズム(2)(藤江大二郎) 174 |
1. 反射部材としてのプリズム 174 |
2. 直角プリズム 175 |
2.1 直角プリズム 175 |
2.2 プリズムの全反射 176 |
2.3 プリズムの展開図 178 |
3. ボロプリズム(Porro Prism) 178 |
4. ペンタプリズム(Penta rism) 180 |
5. 屋根型プリズム,ルーフプリズム、ダハプリズム(Dach Prism) 181 |
5.1 アミチプリズム(Amici Prism) 182 |
5.2 ペンタダハプリズム(Penta Dach Prism) 183 |
5.4 シュミット・ペシャン(ペチャン)プリズム(Schmidt Pechan Prism) 184 |
6. 梯形プリズム(Dove Prism) 185 |
7. コーナーキューブ(リトロレフレクター) 186 |
第4部 光学部品3(その他の光学部品) |
第1章 レーザミラー(山村史彦) 191 |
1. はじめに 191 |
2. 光学性能 192 |
3. レーザ耐力 193 |
4. 損失(吸収・散乱) 190 |
5. 最後に 198 |
第2章 ビームスプリッター,PBS(中島康裕) 199 |
1. はじめに 199 |
2. パーシャルミラー 199 |
2.1 金属膜 200 |
2.2 ハイブリッドコーティング 201 |
2.3 誘電体膜 202 |
3. 偏光ビームスプリッター(PBS) 203 |
3.1 プレート型PBS 203 |
3.2 キューブ型PBS 204 |
4. ダイクロイックミラー 206 |
5. 応用例 207 |
5.1 パーシャルミラー応用例 207 |
5.2 偏光ビームスプリッター応用例 208 |
第3章 フィルター(藤江大二郎) 210 |
1. 光学フィルター 210 |
2. 色ガラスフィルター 210 |
2.1 シャープカットフイルター 211 |
2.2 色温度変換フィルター 212 |
2.3 色補正フィルター 214 |
2.4 熱線吸収フィルター 215 |
3. 干渉フィルター 215 |
3.1 狭帯域干渉フィルター(バンドパスフィルター) 216 |
3.2 ダイクロイックフィルター 217 |
3.3 ノッチフィルター 218 |
4. ニュートラルデンシティフィルター 219 |
4.1 吸収型NDフィルター 219 |
4.2 薄膜タイプNDフィルター 220 |
4.3 可変濃度NDフィルター 220 |
5. 偏光フィルター 221 |
第4章 偏光子,波長板(木村信二) 223 |
1. 偏光 223 |
1.1 直線偏光 223 |
1.2 円偏光・楕円偏光 224 |
1.3 非偏光・ランダム偏光 224 |
2. 偏光の成分 224 |
2.1 斜入射における偏光 224 |
2.2 複屈折媒質中の偏光 225 |
3. 偏光子 226 |
3.1 偏光フィルム 226 |
3.2 複屈折プリズム 227 |
3.3 多層膜偏光子 230 |
3.4 ワイヤーグリッド偏光子 230 |
3.5 その他の偏光子 231 |
4. 波長板 231 |
4.1 波長板の機能 231 |
4.2 位相差フィルム 232 |
4.3 水晶波長板 233 |
4.4 フレネルロム波長板 234 |
4.5 その他の波長板 235 |
第5章 光変調器,光偏向器(相田善明) 236 |
1. はじめに 236 |
2. 光変調器 236 |
2.1 電気光学変調器(EOM:E1ectro OpticM odu1ator) 237 |
2.2 磁気光学変調器(MOM:Magneto Optic Modulator) 238 |
2.3 音響光学変調器(AOM:Acoust Optic Modulator) 239 |
3. 光偏向器 242 |
3.1 音響光学偏向器(AOD) 243 |
4. 応用例 245 |
4.1 光アイソレータ 245 |
4.2 Qスイッチ(AOM) 245 |
4.3 レーザプリンター 246 |
4.4 レーザ顕微鏡 247 |
4.5 自己収束音響光学スキャナー 248 |
第6章 回折光学素子(DOE)(藤江大二郎) 249 |
1. はじめに 249 |
2. 回折光学素子の機能と特徴玉 250 |
3. 回折光学素子の製作法 251 |
3.1 直接加工による製作 251 |
3.2 ホログラフィー法 251 |
3.3 フォトリソグラフィー法 253 |
4. 代表的な回折光学素子 253 |
4.1 ホログラフイックスキャナー22 253 |
4.2 HUD(へッドアップディスプレイ)用HOE 253 |
4.3 光ディスク用HOE 255 |
4.4 ビーム制御用DOE 256 |
4.5 その他の回折光学素子 259 |
5. まとめ 259 |
第7章 光MEMS(藤江大二郎) 261 |
1. はじめに 261 |
2. MEMSの製造プロセス 262 |
2.1 MEMSプロセス 262 |
2.2 微細成形加工 264 |
3. 光通信用MEMSデバイス 265 |
4. ディスプレイへの応用 267 |
4.1 DMDTM 267 |
4.2 GXL素子TM 269 |
5. 光スキャナ 271 |
6. 光MEMSの応用トピックス 272 |
6.1 三次元形状測定機への応用 272 |
6.2 フォトマスク作製への応用 273 |
6.3 印刷機器への応用 274 |
7. むすび 274 |
索引 276 |