第1章 そもそも細胞性粘菌とは 1 |
1.1 細胞性粘菌は一見カビのようです 2 |
1.2 細胞性粘菌は土壌中の微生物です 4 |
1.3 細胞性粘菌と真正粘菌は異なる生物種です 6 |
1.4 さまざまな細胞性粘菌 8 |
1.5 生物進化上の位置 10 |
第2章 飢餓からのサバイバル,子実体形成 13 |
2.1 細胞の集合 14 |
2.2 ナメクジ形になって移動する(移動体期) 16 |
2.3 子実体の形ができる 18 |
2.4 一部が生き残り,一部が支える 20 |
2.5 多細胞化に必要な分子群 22 |
2.6 モルフォゲン 24 |
2.7 胞子と柄細胞の比率 26 |
第3章 有性生殖の戦術 29 |
3.1 マクロシスト 30 |
3.2 細胞性粘菌の性 32 |
3.3 細胞が融合する 34 |
3.4 性的細胞融合に関わる分子 36 |
3.5 配偶子で発現が誘導される遺伝子 38 |
3.6 接合子が細胞を食べてしまう 40 |
3.7 3つの生殖戦略(まとめ) 42 |
第4章 生態系でのサバイバル 47 |
4.1 フィールドでの細胞性粘菌:(1)他生物との相互作用 48 |
4.2 フィールドでの細胞性粘菌:(2)子実体形成の現実 50 |
4.3 細胞性粘菌どうしの相互作用:(1)餌の奪い合いと食べわけ 52 |
4.4 細胞性粘菌どうしの相互作用:(2)殺し合い 54 |
4.5 異性との相互作用 56 |
4.6 環境の把握:(1)信号となる分子 58 |
4.7 環境の把握:(2)細胞内での情報処理 60 |
第5章 サバイバルマニュアル「ゲノム」の解析 63 |
5.1 ゲノムは生命のシナリオ 64 |
5.2 細胞性粘菌ゲノムの性質 66 |
5.3 ゲノム解析の始まり 68 |
5.4 cDNAの大規模な解析 70 |
5.5 細胞性粘菌の遺伝子セット 72 |
5.6 細胞性粘菌ゲノムヘの挑戦 74 |
5.7 細胞性粘菌ゲノムの特徴 76 |
5.8 ポストゲノムの解析:(1)発生過程での遺伝子発現変化の解析 78 |
5.9 ポストゲノムの解析:(2)空間的遺伝子発現パターン 80 |
5.10 ポストゲノムの解析:(3)遺伝子ネットワーク 82 |
5.11 ポストゲノムの解析:(4)遺伝子発現を制御する領域 84 |
第6章 モデル生物としての細胞性粘菌 87 |
6.1 モデルシステムとしての確立:(1)アメーバの培養 88 |
6.2 モデルシステムとしての確立:(2)バクテリアを必要としない培養 90 |
6.3 増殖と細胞周期 92 |
6.4 細胞分裂 94 |
6.5 アメーバ運動 96 |
6.6 発生・分化のモデル 98 |
6.7 医科学のモデル:(1)レジオネラ菌の感染 100 |
6.8 医科学のモデル:(2)ヒトの病原遺伝子 102 |
6.9 有用分子の生産 104 |
6.10 自己組織化の数理モデル 106 |
第7章 細胞性粘菌研究者のサバイバル 109 |
7.1 インフラ整備:(1)アニュアルミーティング(年会) 110 |
7.2 インフラ整備:(2)データベース 112 |
7.3 インフラ整備:(3)ストックセンター 114 |
7.4 研究手法の開発:(1)挿入突然変異の誘発 116 |
7.5 研究手法の開発:(2)形質転換 118 |
7.6 研究手法の開発:(3)遺伝子破壊 120 |
7.7 研究手法の開発:(4)RNAi法 122 |
7.8 研究手法の開発:(5)強制発現 124 |
7.9 研究手法の開発:(6)その他の手法 126 |
付録 129 |
参考図書など 134 |
索引 135 |
第1章 そもそも細胞性粘菌とは 1 |
1.1 細胞性粘菌は一見カビのようです 2 |
1.2 細胞性粘菌は土壌中の微生物です 4 |
1.3 細胞性粘菌と真正粘菌は異なる生物種です 6 |
1.4 さまざまな細胞性粘菌 8 |
1.5 生物進化上の位置 10 |