はじめに 3 |
序章 物理学の歴史―いつ、どこに注目するのか 17 |
どんなものの歴史か 17 |
まずどの地域に注目するのか 18 |
科学はどのように世界に広がったか 20 |
科学は技術を支えたか 22 |
明治の日本人がみつけたこと 24 |
どの時代に注目するのか 26 |
第Ⅰ部 ニュートン力学の誕生 29 |
1 [通史1]17世紀までのヨーロッパ―自然に関する学問の流れ 30 |
変動の時代―16世紀から17世紀 30 |
中世ラテン世界と12世紀ルネサンス 32 |
アリストテレスの自然学 34 |
中世の運動学 36 |
プトレマイオスの天文学 37 |
コペルニクスの地動説とその影響 39 |
2 [通史2]17世紀に起きたこと―ニュートン力学ができるまで 43 |
確実な知識を求めて 43 |
16世紀までに獲得されたこと 45 |
機械論 46 |
原子論 50 |
粒子哲学・粒子論 51 |
数学と天文学―コペルニクス 54 |
数学と天文学―ケプラー 55 |
数学と自然学―機械学=力学の発展 58 |
ニュートン力学 61 |
新たな学問の誕生 63 |
3 ガリレオとその時代 ほか |
新しい時代の始まり 67 |
技術者 ガリレオ 70 |
ピサ大学教授 ガリレオ 72 |
パドヴァ大学のガリレオ 74 |
運動の研究 76 |
望遠鏡と天文観測 79 |
フィレンツェのガリレオ 81 |
『天文対話』 84 |
宗教裁判 86 |
晩年のガリレオ 88 |
ガリレオによって開かれた世界 90 |
4 ニュートンのプリンキピア 92 |
プリンキピアの主張 92 |
プリンキピアの構成 94 |
第Ⅰ編 物体の運動 96 |
第Ⅲ編 「世界体系」 106 |
第Ⅱ2部 古典物理学の完成 113 |
1 [通史]18・19世紀の展開―物理学の誕生 114 |
『プリンキピア』から『解析力学』へ 114 |
熱伝導、オームの法則、エネルギー保存則 117 |
理論化の進展―力学と物理学 120 |
実験科学の展開―熱の場合 122 |
実験科学の展開―電気・磁気の場合 124 |
実験という方法 126 |
物理学を担った人々 128 |
2 電磁気学 132 |
知覚できない作用を説明する 132 |
電気と磁気の初歩的な説明 134 |
実験とモデル化 136 |
電気の力の伝達 139 |
実験と啓蒙の時代 142 |
数学による理論化 146 |
ガルヴァニズム 149 |
電磁気学の誕生 152 |
実験と数学の統合 157 |
電磁気学と社会の近代化 162 |
3 熱力学 167 |
熱の本性をめぐる論争 167 |
蒸気機関の実用化 170 |
仕事概念と永久機関不可能の原理 172 |
エネルギー保存則 175 |
熱機関の最大効率 178 |
可逆熱機関と絶対温度 182 |
クラウジウスによる熱力学の定式化 184 |
エントロピー概念の導入 187 |
第Ⅲ部 現代物理学の展開 191 |
1 [通史1]現代物理学の誕生 192 |
電子論の東城とエーテル検出実験の失敗 192 |
X線・放射線・電子等の基本的諸発見 196 |
ヘルムホルツ学派と力学批判 201 |
熱輻射スペクトルの研究 204 |
統計的手法の導入 208 |
アインシュタインの光量子論と粒子・波動二重性 211 |
ボーアの原子構造論 213 |
量子力学への二つの道 216 |
2 アインシュタイン 223 |
アインシュタイン電気照会と少年アルベルト 223 |
アインシュタインの学生時代とベルン特許局 226 |
1905年のアインシュタインの三大業績 231 |
特殊相対性理論と質量―エネルギー同等則 234 |
加速度座標系―重力場の等価原理と一般相対性理論 239 |
マッハの原理とアインシュタインの宇宙論 243 |
3 [通史2]現代物理学の開花 250 |
ノーベル賞受賞者たち 250 |
物理学の2つの方向 255 |
素粒子物理学―統一理論への道 257 |
金属伝導の原子的モデル(自由電子ガスモデル) 259 |
最初の量子論的固体物理―フェルミ・ガス 261 |
バンド理論 262 |
超伝導 266 |
超流動 268 |
BCS理論(超伝導の微視的理論) 270 |
その後の発展 272 |
半導体とトランジスター 273 |
バンド理論を越えて 275 |
固体物理学を超えて 278 |
4 線前期日本の原子物理学 280 |
物理学者の挑戦 280 |
長岡半太郎の煩悶 281 |
量子力学という新しい規則 283 |
原子核の研究 286 |
第二次世界大戦下の研究 289 |
敗戦後の復興 291 |
5 素粒子物理学の発展―湯川・朝永・坂田からの展開を中心として 293 |
湯川・朝永生誕100年 293 |
坂田の2中間子論と、素粒子論の方法論的な検討 299 |
戦後の名古屋グループの形成、C中間子論の展開と2中間子論の確立 303 |
V粒子と中野・西島・ゲルマン則 306 |
フェルミ・ヤン模型 309 |
坂田による素粒子の複合模型への歩み 311 |
坂田模型 312 |
内部自由度・内部対称性の発見 314 |
名古屋模型・新名古屋模型や4次元模型の発展 316 |
ニュートリノ振動とニュートリノ質量 318 |
ゲルマンのクォーク模型 319 |
クォークの謎はカラー3色で解明 320 |
小林・益川による標準理論 322 |
チャーム粒子・ボトム粒子・トップ粒子の発見と標準模型の確立 323 |
湯川・朝永・坂田が探求した未知の世界の行方 325 |
6 量子力学とは何か―解釈論争の歴史 328 |
コペンハーゲン解釈 329 |
ノイマンとシュレーディンガーの猫 331 |
EPRパラドックスからエンタングルメントへ 333 |
多世界解釈 336 |
おわりに 340 |
事項索引 341 |
はじめに 3 |
序章 物理学の歴史―いつ、どこに注目するのか 17 |
どんなものの歴史か 17 |
まずどの地域に注目するのか 18 |
科学はどのように世界に広がったか 20 |
科学は技術を支えたか 22 |