第1章 ひび割れの予測と制御の概要 1 |
1.1 ひび割れの種類と制御の現状 1 |
1.1.1 鉄筋コンクリート構造の特徴とひび割れ 1 |
1.1.2 RC構造に生じるひび割れの種類と原因 2 |
1.1.3 ひび割れの予測・制御の歴史と現状 4 |
1.2 施工段階でコンクリートにひび割れが発生するメカニズム 7 |
1.2.1 膨張・収縮と拘束応力 7 |
1.2.2 コンクリートに生じる収縮の種類 8 |
1.2.3 内部拘束と外部拘束 11 |
1.3 ひび割れが発生しやすい構造と典型的なひび割れパターン 16 |
1.3.1 壁状構造物 16 |
1.3.2 スラブ状構造物 17 |
1.3.3 トンネルの覆工コンクリート 18 |
1.4 ひび割れの発生およびひび割れ幅の評価 19 |
1.4.1 ひび割れ発生の評価方法 19 |
1.4.2 ひび割れ幅の評価方法 24 |
1.5 構造物に要求される性能とひび割れの制御 25 |
1.5.1 ひび割れと耐久性 25 |
1.5.2 ひび割れと止水性 26 |
1.5.3 ひび割れ幅の許容値 27 |
第2章 ひび割れの発生および低減に影響を与える因子 31 |
2.1 材料 32 |
2.1.1 セメント 32 |
2.1.2 混和材料 36 |
2.2 配合 53 |
2.2.1 配合強度 53 |
2.2.2 水セメント比 54 |
2.2.3 単位水量・単位セメント量 56 |
2.3 施工 57 |
2.3.1 コンクリートの製造 57 |
2.3.2 コンクリートの打設計画 58 |
2.3.3 養生 60 |
2.3.4 型枠・脱型 62 |
第3章 温度解析 65 |
3.1 温度解析方法 65 |
3.1.1 各種温度解析方法 65 |
3.1.2 -次元解析の理論(Carlson法とschmidt法) 66 |
3.1.3 有限要素法(FEM)による温度解析の概念 72 |
3.1.4 解析モデルの選定 73 |
3.2 有限要素法(FEM)による温度解析 75 |
3.2.1 温度解析に必要な項目 75 |
3.2.2 解析上の入力条件 76 |
3.2.3 境界条件 78 |
3.2.4 外気温および地盤初期温度 81 |
3.2.5 熱物性 82 |
3.2.6 水和発熱特性 86 |
3.2.7 施工条件 107 |
第4章 応力解析 111 |
4.1 -般 111 |
4.2 応力解析方法 113 |
4.2.1 各種応力解析方法 113 |
4.2.2 JCIの簡易ひび割れ照査法 114 |
4.2.3 CL法・CP法の概念 118 |
4.2.4 FEM解析の概念 124 |
4.2.5 解析モデルの選定 128 |
4.3 応力解析条件 132 |
4.3.1 解析範囲 133 |
4.3.2 境界条件 134 |
4.3.3 熱膨張率 136 |
4.3.4 力学的性質 138 |
4.3.5 収縮 147 |
4.3.6 膨張 154 |
第5章 ひび割れ幅の予測と制御の目標 159 |
5.1 ひび割れ幅の予測 159 |
5.1.1 コンクリート標準示方書のひび割れ幅算出式 159 |
5.1.2 一軸モデル(付着すべり理論) 162 |
5.1.3 鉄筋比とひび割れ指数からひび割れ幅を推定する方法 165 |
5.2 ひび割れ制御の目標値 166 |
5.2.1 ひび割れ発生の有無の評価 166 |
5.2.2 耐久性からみたひび割れ幅の制限値 167 |
5.2.3 止水性からみたひび割れ幅の制限値 171 |
第6章 ひび割れの制御 177 |
6.1 ひび割れ制御対策の種類 177 |
6.2 ひび割れ誘発目地 178 |
6.2.1 ひび割れ誘発目地の構造 178 |
6.2.2 ひび害りれ誘発目地の間隔 181 |
6.2.3 ひび割れ誘発目地部の後処理 183 |
6.3 ひび割れ制御鉄筋 184 |
6.4 プレクーリング 186 |
6.4.1 工法の概説 186 |
6.4.2 冷却設備 187 |
6.4.3 プレクーリングによる温度降下量の試算 191 |
6.5 パイプクーリング 193 |
6.5.1 冷却水の流量 194 |
6.5.2 通水温度 194 |
6.5.3 パイプの径および材質 195 |
6.5.4 パイプの配置 195 |
6.5.5 クーリング効果の確認 195 |
第7章 ひび割れ制御事例 199 |
7.1 ボックスカルバートの試設計 199 |
7.1.1 対象構造物 199 |
7.1.2 ひび割れ制御の考え方 201 |
7.1.3 解析条件 202 |
7.1.4 解析モデル 215 |
7.1.5 境界条件 217 |
7.1.6 解析結果 217 |
7.1.7 ひび割れ制御対策 223 |
7.2 大型立坑の事例 231 |
7.2.1 対象構造物 231 |
7.2.2 ひび割れ制御の考え方 232 |
7.2.3 解析方法 235 |
7.2.4 当初設計の配合の評価 236 |
7.2.5 温度ひび割れ抑制対策の選定 239 |
7.2.6 温度ひび割れ抑制対策の効果 241 |
7.2.7 試験施工によるひび割れ抑制効果の検証 242 |
7.2.8 温度ひび割れ予測に必要なパラメータの検証 245 |
7.3 軟岩上に打設された大型スラブの事例 246 |
7.3.1 対象構造物 246 |
7.3.2 検討手順 247 |
7.3.3 解析方法 247 |
7.3.4 解析条件 247 |
7.3.5 コンクリートの収縮特性 250 |
7.3.6 構造物に発生した拘束ひずみおよび引張応力の推定 251 |
7.3.7 拘束度の算定 254 |
7.3.8 CL法による温度応力シミュレーション 256 |
7.4 コンクリートフェイシングの事例 258 |
7.4.1 対象構造物 258 |
7.4.2 ひび割れ制御の考え方 259 |
7.4.3 施工時のひび割れ照査 260 |
7.4.4 構造物における温度、ひずみの計測とひび割れ抑制効果の確認 263 |
7.4.5 有効ひずみの発生状況と拘束長さの関係 267 |
7.4.6 ひび割れ指数の推定 271 |
7.5 PC橋柱頭部の事例 272 |
7.5.1 対象構造物 273 |
7.5.2 解析方法 273 |
7.5.3 解析条件 274 |
7.5.4 解析結果 277 |
7.5.5 ひび割れ抑制効果の確認 279 |
第1章 ひび割れの予測と制御の概要 1 |
1.1 ひび割れの種類と制御の現状 1 |
1.1.1 鉄筋コンクリート構造の特徴とひび割れ 1 |
1.1.2 RC構造に生じるひび割れの種類と原因 2 |
1.1.3 ひび割れの予測・制御の歴史と現状 4 |
1.2 施工段階でコンクリートにひび割れが発生するメカニズム 7 |