刊行にあたって 小泉光恵 |
序章 佐々木正 |
1 はじめに 1 |
2 ナノテクノロジーとは何か 2 |
3 ナノマテリアルの製造法について 2 |
4 ナノマテリアルの限りない応用 4 |
5 今後の問題 4 |
第1編 ナノ粒子編 |
第1章 ナノ粒子の製造・物性・機能 |
1 ナノ粒子の特徴と研究開発状況 目 義雄 9 |
1.1 はじめに 9 |
1.2 ナノ粒子の特徴 10 |
1.3 ナノ粒子の研究状況と課題 11 |
2 ナノ粒子の製造 北修純一 13 |
2.1 はじめに 13 |
2.2 気相からの微粒子生成 14 |
2.3 液相からの微粒子生成 15 |
2.4 粒子のナノ複合化 17 |
2.5 おわりに 18 |
3 トピックス 20 |
3.1 ナノ粒子の粒径制御 奥山喜久夫 20 |
3.1.1 はじめに 20 |
3.1.2 気相反応法によるナノ粒子の製造 20 |
3.1.3 液相反応法によるナノ粒子の生成 22 |
3.1.4 噴霧法によるナノ粒子の製造 24 |
3.2 逆ミセル反応場を利用する単分散性ナノ粒子の合成 今野紀二郎 26 |
3.2.1 はじめに 26 |
3.2.2 水反応場のサイズと状態 26 |
3.2.3 粒子の生成プロセス 28 |
3.2.4 粒子特性の制御 28 |
3.3 超音波法によるナノ粒子の合成 前田泰昭,水越克彰 32 |
3.3.1 はじめに 32 |
3.3.2 金属カルボニルを出発物質とする金属アモルファス粒子の調製 32 |
3.3.3 超音波還元法による金属ナノ材料の調製 33 |
3.3.4 その他 33 |
3.3.5 おわりに 33 |
第2章 ナノ粒子の応用展開 |
1 分散,コーティングのためのナノ粒子 35 |
1.1 光バリア 増井敏行,足立吟也 35 |
1.1.1 はじめに 35 |
1.1.2 可視光バリア 35 |
1.1.3 紫外光バリ. 36 |
1.2 インクジェット材料 田中正夫 41 |
1.2.1 はじめに 41 |
1.2.2 顔料インクの課題と微粒子顔料の必要性 41 |
1.2.3 有機顔料の微粒子化 41 |
1.2.4 微粒子顔料の課題 43 |
1.2.5 顔料表面修飾技術としてのマイクロカプセル化 44 |
1.2.6 おわりに 45 |
1.3 ナノ粒子ペースト 小田正明 46 |
1.3.1 はじめに 46 |
1.3.2 ナノ粒子による膜の性質, 46 |
1.3.3 ナノ粒子膜の応用 47 |
1.4 研磨用スラリー 土肥俊郎 51 |
1.4.1 はじめに-スラリーの進歩- 51 |
1.4.2 研磨のメカニズム 52 |
1.4.3 CMPスラリーの分類と製法 52 |
1.4.4 研磨用スラリーの留意点 56 |
1.4.5 おわりに 57 |
1.5 情報・記録材料 川又肇 58 |
1.5.1 磁気記録の進歩 58 |
1.5.2 磁気記録媒体の高性能化 58 |
1.5.3 塗布型磁気記録媒体の構成と製造法 60 |
1.5.4 磁性粉の種類 60 |
1.5.5 超微粒子磁性粉の課題と求められる特性 63 |
1.5.6 高密度記録媒体の動向 64 |
1.6 光触媒特性 藤嶋 昭 66 |
1.6.1 酸化チタン光触媒が活躍する 66 |
1.6.2 光触媒には2つの特性がある 66 |
1.6.3 酸化チタン光触媒層の材料表面への固定 67 |
1.6.4 酸化チタンの一次原料をつくるには 69 |
1.6.5 光触媒の表面形状を工夫する 71 |
1.6.6 光触媒の機能を一段と発揮させるためのハイブリッドなどの工夫 72 |
1.6.7 新しい光触媒の作り方 74 |
1.6.8 光触媒のこれから 75 |
2 高比表面積材料 76 |
2.1 触媒 春田正毅 76 |
2.1.1 はじめに 76 |
2.1.2 金属ナノ粒子触媒の調製法 76 |
2.1.3 粒子径の効果 76 |
2.1.4 担体の効果 77 |
2.1.5 接合構造の効果 78 |
2.1.6 おわりに 78 |
2.2 吸脱着材料(自律型調湿材料の開発経緯と現状) 芝崎靖雄 80 |
2.2.1 はじめに 80 |
2.2.2 セラミック建材の1970年代の問題点 81 |
2.2.3 アロフェンの同定作業 81 |
2.2.4 自律型調湿壁の開発と提案 83 |
2.2.5 調湿材料の開発指針の設定と現状 84 |
2.3 ガスセンサ 三浦則雄,酒井剛 87 |
2.4 天然ガス貯蔵材料 関建司 91 |
2.4.1 はじめに 91 |
2.4.2 メタン吸着材としての必要条件 91 |
2.4.3 新規メタン吸着材である金属錯体 92 |
2.4.4 おわりに 94 |
2.5 リチウムイオン電池用負極材 徳満勝久 96 |
2.5.1 はじめに 96 |
2.5.2 炭素の構造 96 |
2.5.3 リチウムイオン電池用炭素材料 96 |
3 量子効果の利用 100 |
3.1 金ナノドット(単電子素子) 藤田大介 100 |
3.1.1 はじめに 100 |
3.1.2 極微SETの原理 100 |
3.1.3 ナノ構造創製評価プロセス 101 |
3.1.4 おわりに 106 |
3.2 レジスト材料 田島右副,武内一夫 108 |
3.2.1 はじめに 108 |
3.2.2 フラーレンを使ったレジスト材料 108 |
3.2.3 おわりに 112 |
第2編 ナノコンポジッ卜編 |
第1章 ナノコンポジット材料の構造・機能 |
1 ポリマー系ナノコンポジット 中條澄 115 |
1.1 ポリマー系ナノコンポジットの構造 115 |
1.2 ポリマー系ナノコンポジットの機能 117 |
2 半導体系ナノコンポジット 八百隆文 119 |
2.1 はじめに 119 |
2.2 自己組織化による量子ドットの形成 119 |
2.3 量子ドットによる新光物性 121 |
2.4 量子ドットレーザヘの応用 122 |
2.5 将来展望 123 |
3 セラミックス系ナノコンポジット 新原晧一 124 |
3.1 はじめに 124 |
3.2 ナノ複合化コンセプト 124 |
4 金属系ナノコンポジット 井上明久 128 |
第2章 ポリマー系ナンコンポジット材料の技術 |
1 ポリマー系ナノコンポジット材料の製造法・物性・応用・企業化状況 中篠澄 133 |
1.1 製造法 133 |
1.1.1 基本的原理 133 |
1.1.2 製造法の種類 133 |
1.1.3 層間挿入法の具体的方法 134 |
1.1.4 層間挿入法の改良 136 |
1.2 物性 137 |
1.3 応用 138 |
1.4 企業化状況 139 |
2 ポリマー系ナンコンポジット材料の物性・機能の向上 143 |
2.1 力学的機能の向上 加藤誠,臼杵有光 143 |
2.2 熱的機能の向上 安江健治 149 |
2.3 何年生機能の向上 武田邦彦 152 |
2.3.1 はじめに 152 |
2.3.2 ナノコンポジット系難燃材料の調整 152 |
2.3.3 ナンコンポジット系難燃材料の特徴 153 |
2.3.4 応用 155 |
(補足)凝集擬分相法とそのナノコンポジットヘの応用 155 |
2.4 ガスバリアー性の向上 出口隆一 160 |
2.4.1 はじめに 160 |
2.4.2 粘土鉱物と有機材料のナノ複合化 160 |
2.4.3 ガスバリアー材料としての用途展開 160 |
2.4.4 おわりに 163 |
2.5 コーティング膜機能の向上 字加地孝志 164 |
2.5.1 はじめに 164 |
2.5.2 ナノコンポジット化の試み 164 |
2.5.3 UV硬化型有機/無機ハイブリッドハードコート材の主な特徴 165 |
2.6 その他の機能の向上 長谷川直樹,臼杵有光 170 |
2.6.1 はじめに 170 |
2.6.2 液晶クレイナノコンポジット 170 |
2.6.3 クレイによるポリマーのモルフォロジー制御 176 |
2.6.4 おわりに 177 |
第3章 半導体系ナノコンポジット材料の技術 |
1 半導体系ナノコンポジット材料の製造法・物性・応用 八百隆文 179 |
1.1 はじめに 179 |
1.2 量子構造の形成 179 |
1.2.1 量子井戸構造の形成法 179 |
1.2.2 量子細線構造の形成法 181 |
1.2.3 量子ドット形成法 184 |
1.3 量子ドットの物性とデバイス応用 188 |
1.4 おわりに 189 |
2 ナノコンポジットによる新機能付与 191 |
2.1 スピンエレクトロニクス(半導体と磁性体の複合薄膜,希薄磁性半導体) 岡泰夫 191 |
2.1.1 エレクトロニクスと電子スピン 191 |
2.1.2 スピントランジスター 191 |
2.1.3 スピン注入・輸送 192 |
2.1.4 半導体におけるスピン操作 193 |
2.1.5 希薄磁性半導体ナノ構造の作製 194 |
2.1.6 おわりに 196 |
2.2 短波長発光特性 長濱慎一 197 |
2.2.1 はじめに 197 |
2.2.2 MOCVDによるGaN系材料のエピタキシー 198 |
2.2.3 InGaN-LED 199 |
2.2.4 InGaN-LD 200 |
2.2.5 今後の展望 201 |
第4章 セラミックス系ナノコンポジット材料の技術 |
1 セラミックス系ナノコンポジット材料の製造法・物性・応用・企業化状況 新原晧一 203 |
1.1 セラミックス系ナノコンポジットの開発動向 203 |
1.2 ナノから分子レベルの材料設計へ 206 |
1.3 セラミックス系ナノコンポジット材料の将来展望 207 |
2 ナノコンポジットによる機能改善 209 |
2.1 力学的機能 関野徹 209 |
2.2 熱電変換機能 後藤孝 22 |
2.3 磁気的機能 山本孝夫 215 |
2.4 光学的機能 田中勝久 218 |
2.4.1 光機能材料としてのナノコンポジットの優位性 218 |
2.4.2 蛍光材料 218 |
2.4.3 非線形光学材料 219 |
2.4.4 その他の光機能ナノコンボジット 220 |
2.5 生体機能 春日敏宏 221 |
2.5.1 はじめに 221 |
2.5.2 セラミック系生体活性複合材料の設計 221 |
25.3 生体活性セラミックスの機械的性質の改善策 222 |
3 ナノコンポジットによる新機能付与 224 |
3.1 ナノ/ナノ複合化による新機能 若井史博 224 |
3.1.1 はじめに 224 |
3.1.2 ナノ/ナノ複合材料の組織安定性 224 |
3.1.3 微細結晶粒超塑性 224 |
3.2 IGC技術による新機能 中山忠親 226 |
3.2.1 はじめに 226 |
3.2.2 IGC技術によるナノ微粒子の作製法 226 |
3.2.3 IGC技術による新規な物理的化学的特性の付与 227 |
3.3 インターカレーション技術による新機能 山中昭司 228 |
3.3.1 はじめに 228 |
3.3.2 層間無限膨潤 228 |
3.3.3 層間架橋ミクロポア多孔体 228 |
3.3.4 二次電池電極材料 229 |
3.3.5 超伝導材料 229 |
3.4 テンプレート技術による新機能 古川博康,黒田一幸 231 |
3.4.1 テンプレートと多孔体 231 |
3.4.2 メソ構造体の種類 231 |
3.4.3 形態制御 232 |
3.4.4 機能 233 |
3.5 ゾルーゲル技術による新機能 松田厚範,忠永清治,南努 234 |
3.5.1 はじめに 234 |
3.5.2 アルミナ系ナノ微結晶複合体薄膜の超親水性および超撥水性 234 |
3.5.3 チタニア系ナノ微結晶複合体薄膜の低温合成と光触媒作用 235 |
第5章 金属系ナノコンボジッ卜材料の技術 |
1 金属系ナノコンポジット材料の製造法・物性・応用・企業化状況 井上明久 236 |
1.1 高比強度A1基合金 236 |
1.2 軟磁性Fe基合金 237 |
1.3 硬磁性Fe基合金 239 |
1.4 高強度・高弾性限・低ヤング率Zr基合金 240 |
2 ナノコンポジットによる機能改善 241 |
2.1 力学的機能 井上明久 241 |
2.2 磁気的機能 杉本論 244 |
2.2.1 はじめに 244 |
2.2.2 金属-非金属ナノグラニュラーソフト磁性材料 244 |
2.2.3 ナノコンポジット磁石(交換スプリング磁石) 245 |
2.3 熱電的機能 杉原淳 248 |
3 ナノコンポジットによる新機能付与 250 |
3.1 MA技術による新機能 木村博 250 |
3.1.1 MAナノ技術 250 |
3.1.2 バルクナノ結晶の超機能 251 |
3.2 くり返し圧延ナノ材料の新機能 新宮秀夫 253 |
3.3 アモルファス合金結晶化による新機能 河村能人 255 |
3.4 ポーラス金属の製法と新機能 中嶋英雄 257 |
3.4.1 はじめに 257 |
3.4.2 ポーラス金属の作製方法 257 |
3.4.3 ロータス金属の機械的性質 259 |
3.4.4 ポーラス金属の機能的性質 259 |
3.5 燃焼合成による新機能 東健司,馬渕守 261 |
3.5.1 燃焼合成法の概要 261 |
3.5.2 今後の研究展開 262 |
3.6 放電プラズマ焼結(SPS)法による新機能 鴇田正雄 263 |
3.6.1 はじめに 263 |
3.6.2 SPS法の加工原理と特徴 263 |
3.6.3 SPS法によるナノアルミナ粉末の固化成形実験 265 |
3.6.4 SPS法による新機能 266 |
3.6.5 おわりに 268 |
第3編 ナノマテリアルの新しい応用 |
第1章 カーボンナノチューブ 齋藤弥八 |
1 はじめに 273 |
2 ナノチューブ電子デバイス 274 |
3 走査プローブ顕微鏡用探針 274 |
4 カーボンナノチューブ電界放出電子源 275 |
5 水素貯蔵 276 |
第2章 新しい有機-無機センサー材料 新原晧一 |
1 有機-無機センサーの基本構想 278 |
2 導電原理および試料の調製 278 |
2.1 導電原理 278 |
2.2 試料の作製 279 |
2.3 電気的特性 279 |
2.4 機械的特性 280 |
3 課題と展望 280 |
第3章 次世代太陽光発電材料 柳田祥三,北村隆之 |
1 色素増感太陽電池 282 |
1.1 色素増感太陽電池の発電原理 282 |
2 ナノマテリアルとしての多孔質nano-TiO薄膜の作製と構造制御 283 |
2.1 nano-TiO多孔質膜電極の作製法 283 |
2.2 nano-TiOの結晶構造と電極特性 283 |
2.3 多孔質電極構造の制御 284 |
2.4 nano-TiO多孔質電極の電子輸送特性 285 |
3 今後の展開 285 |
第4章 磁性グラニュラー構造薄膜 高梨弘毅 |
1 はじめに 287 |
2 巨大磁気抵抗効果 287 |
3 硬磁性 289 |
4 軟磁性 290 |
第5章 スピンエレクトロニクス 猪俣浩一郎 |
1 スピンエレクトロニクスとは 292 |
2 スピンエレクトロニクスを支える物理現象 293 |
3 新しい不揮発性メモリMRAM 295 |
4 夢を拓くスピンエレクトロニクス 295 |
第6章 バイオマグネット 松永是,新垣篤史 |
1 はじめに 297 |
2 バクテリアの作るナノサイズ磁性粒子 298 |
3 磁性細菌粒子生成機構の解析 298 |
4 遺伝子組み換え機能性磁性細菌粒子の作製 299 |
5 磁性細菌粒子を利用した自動測定装置 301 |
6 磁気ビーズマイクロアレイ 301 |
7 おわりに 302 |
第7章 デンドマリー 横山士吉 303 |
第8章 フォトニクス材料 平尾一之 |
1 フオトニクス材料としてのナノマテリアル 308 |
2 ナノガラスとは 309 |
2.1 原子・分子レベルでの構造制御技術(1nm以下) 309 |
2.2 1~数10nmレベルでの超微粒子構造制御技術 310 |
2.3 数10nmレベル以上での高次構造制御技術 311 |
2.4 三次元光回路材料技術 311 |
第9章 リモートセンシング 淡野正信 |
1 構造-機能融合セラミックスへの期待 313 |
2 磁性ナノコンポジットによるリモートセンシング 313 |
3 合成プロセスと構造-機能特性 314 |
4 応力のリモートセンシング機能 315 |
5 磁性ナノコンポジットの将来応用 316 |
第10章 バイオミネラリゼーション 田中順三,佐藤公泰 |
1 はじめに 317 |
2 バイオミネラリゼーションの特徴 317 |
3 バイオミメティクスによる人工骨合成 318 |
4 自己組織化のメカニズム 320 |