プロローグ 3 |
1章 カロッツェリアの時代 日本の「職人のポテンシャル」を生かすために 17 |
なぜ私は世界最高のデザインチームを離れたのか 18 |
イタリアの「ものづくり」を日本に持ち込む 20 |
必要でないがほしくなる「もの」とは 23 |
ハンマーの一撃で「ブレ」を直してしまうフェラーリの職人 26 |
塗装の達人、その「手の技」 28 |
器用、工夫、改良―日本の職人の突出した能力 31 |
「技術」は中国でも「コピー」できない 34 |
なぜ日本の職人は冷遇されるのか 39 |
失われる試作品のよさ 42 |
「もの」は「成長」していく 45 |
つくり手と買い手、一緒に「もの」をつくる 48 |
カロッツェリアとは何か 50 |
マエストロの年収は三〇〇〇万円 53 |
「日本製のよさ」を見つめ直せ 55 |
世界に誇るべき「切り捨ての文化」 58 |
2章 世界の「ものづくり」の現場から アメリカとヨーロッパでの体験から日本を見る 63 |
ゼネラルモータースからの奨学金 64 |
三年連続の社内評価第一位 68 |
副社長か、転職か 70 |
ポルシェで「911」をつくる 72 |
給料は三分の一に。それでも単身、イタリアへ渡る 76 |
なぜピニンファリーナはハードワークなのか 78 |
デザイン・ディレクターの権限と責任とは 82 |
組織改革の効果が出た 84 |
世界の「ものづくり」①―圧倒的大量生産の国、アメリカ 87 |
「ミリ」がわからないアメリカ人 90 |
世界の「ものづくり」②―実は不器用な人が多かったドイツ 93 |
世界の「ものづくり」③―「あきらめ」の国、イタリア 96 |
世界の「ものづくり」④―イギリスの自動車メーカーが滅んだ理由 99 |
「想像」と「犠牲」―日本を代表する二つのキーワード 102 |
海外で生かされた、日本人としてのアイデンティティ 105 |
求められるのはコミュニケーションの能力だ 107 |
3章 「もの」に宿る「いのち」 「匠の技」と「日本文化」が大切にしてきたこと 111 |
イタリア式の「ものづくり」は日本が「本家」だった 112 |
ブルーカラーの国、日本 115 |
切り捨ての文化は自己犠牲の精神から生まれた 118 |
研ぎすまされた「美」 120 |
理論を超えた世界への憧れ 123 |
「シンプル」とは「単純」のことではない 125 |
なぜ日本の携帯電話はすぐに飽きられるのか 128 |
「もの」に命を吹き込んだ日本人 131 |
子どもたちに話して聞かせたこと 134 |
人間がいなくなっても「もの」は残る 137 |
4章 地場産業は再生する 日本に持ち込んだイタリアの「ものづくり」の概念 139 |
イタリアの中小企業群、その強さの秘密 140 |
有名無実と化した「地方の時代」 143 |
デザインによる産業再生―「山形カロッツェリア研究会」の挑戦 145 |
故郷の地場産業はどうなっていたか 150 |
日本の「ものづくり」の弱点とは 152 |
「生産労働」から「知識労働」を引き出すには 154 |
「折り紙の切り貼り」から始まったデザイン 157 |
「デザイナー」ではなく「コンセプター」 162 |
問題解決能力が高い日本人―しかし落とし穴がある 165 |
「顔」が見えない日本製品 168 |
なぜフェラーリは高くても買い手が殺到するのか 170 |
血の匂いがするブランド 172 |
ブランドが持つ神話性―買えないはずの「過去」が買える 174 |
なぜ日本からグッチやプラダは生まれてこなかったのか 176 |
「開発」の種が尽きてしまった日本 179 |
「農耕型ものづくり」の時代へ 181 |
「もの」と「夢」 184 |
5章 「日本の技」を世界ブランドに 国際化の時代にこそ求められる伝統文化 187 |
日本文化を切り口にしたからファッション・デザイナーは海外で成功した 188 |
「山形工房」がパリの見本市で賞賛された理由 190 |
国際化の中でこそ伝統文化の素養が求められる 193 |
「企業文化」よりも「日本文化」を 195 |
「クリエイティブ・クラス」とは何か 197 |
日本の「ものづくり」が抱える三つの課題 201 |
メガネのデザインに込めた思い 204 |
グッチはなぜ復活したか―「枠」を破壊したとむ・フォード 207 |
日本の「職人の技」が世界ブランドになる日 210 |
プロローグ 3 |
1章 カロッツェリアの時代 日本の「職人のポテンシャル」を生かすために 17 |
なぜ私は世界最高のデザインチームを離れたのか 18 |
イタリアの「ものづくり」を日本に持ち込む 20 |
必要でないがほしくなる「もの」とは 23 |
ハンマーの一撃で「ブレ」を直してしまうフェラーリの職人 26 |