1. 生物の特徴と細胞の性質 |
1・1 生物の条件 1 |
1・2 生物を分類してみよう 2 |
1・3 生物の基本単位「細胞」 4 |
1・4 生物と水 8 |
2. 分子と生命活動 |
2・1 物質の単位「分子」 10 |
2・2 生物は多くの分子からできている 12 |
2・3 生物に含まれる主な分子の種類 13 |
2・4 細胞では化学反応が起こっている 15 |
3. 遺伝や変異にはDNAが関与する |
3・1 遺伝について知ろう 19 |
3・2 生物は変異し,多様化し,進化する 22 |
3・3 遺伝子の役割とは何か? 24 |
3・4 遺伝子はDNAである 25 |
4. DNAの複製,変異と修復,組換え |
4・1 DNAの性質 28 |
4・2 DNAの複製 30 |
4・3 DNAの変異とそれを修復する細胞の働き 33 |
4・4 DNAは組み換わる 35 |
5. 転写:遺伝情報の発現とその制御 |
5・1 RNAとは 37 |
5・2 RNAは多様で働きもさまざまである 39 |
5・3 RNA合成:転写 40 |
5・4 生命現象の原動力:転写の制御 42 |
5・5 RNAは合成された後いろいろと変化する 44 |
6. 翻訳:RNAからタンパク質をつくる |
6・1 RNAの塩基配列をアミノ酸配列に読み替える「翻訳」 46 |
6・2 翻訳が完了するまでにはいくつか段階がある 48 |
6・3 突然変異による翻訳への影響 50 |
6・4 翻訳が終わってからの出来事 51 |
7. 染色体は多様な遺伝情報を含む |
7・1 染色体 55 |
7・2 クロマチンの構造 57 |
7・3 真核生物のゲノムはさまざまな種類のDNA配列からできている 58 |
7・4 ゲノムレベルの遺伝子変動 60 |
7・5 塩基配列に支配されない遺伝:エピジェネティックスい 61 |
8. 細胞の分裂,増殖,死 |
8・1 真核細胞の分裂増殖には周期性がある 64 |
8・2 細胞周期のコントロール 66 |
8・3 細胞増殖調節にかかわる因子:p53とRB 68 |
8・4 生殖細胞をつくる特殊な細胞分裂:減数分裂 69 |
8・5 細胞死にも秩序がある 70 |
9. 発生と分化:誕生するまでのプロセス |
9・1 発生・分化の概要 73 |
9・2 受精から器官ができるまで 74 |
9・3 ショウジョウバエの研究によりわかったボディープラン 77 |
9・4 元と異なる細胞が生まれる分化のしくみ 78 |
9・5 分化細胞を補充する現象:再生 79 |
10. 細胞間および細胞内情報伝達 |
10・1 細胞に情報を伝える:細胞間情報伝達 82 |
10・2 細胞内情報伝達 84 |
10・3 細胞内で情報を媒介する分子 86 |
10・4 電気的興雷がかかわる情報伝達:神経興雷 89 |
11. 癌:突然変異で生じる異常増殖細胞 |
11・1 正常細胞が癌細胞に変わるとき 91 |
11・2 癌はウイルスによっても起こる 94 |
11・3 細胞には癌抑制にかかわる遺伝子もある 97 |
11・4 癌という病気の特徴 98 |
12. 健康維持と病気発症のメカニズム |
12・1 体を守るシステム:免疫 100 |
12・2 中枢神経細胞の死 105 |
12・3 老化と寿命 106 |
12・4 生活習慣病 107 |
13. 細菌とウイルス |
13・1 微生物 109 |
13・2 細菌の増殖 110 |
13・3 細菌のもつゲノム以外の遺伝要素 113 |
13・4 ウイルス:生物か無生物か? 116 |
14. バイオ技術:分子や個体の改変と利用 |
14・1 分子生物学の基礎技術 118 |
14・2 遺伝子組換え(組換えDNA技術) 123 |
14・3 個体を扱う技術 124 |
参考書 127 |
索引 128 |
Column |
細胞内共生説:真核細胞の中に原核生物がいる? 8 |
分子生物学で使われる生物 9 |
動物が生きるエネルギーの源は太陽 18 |
遺伝子,DNA,ケノムの区別 27 |
RNAワールド 40 |
乳糖存在下で乳糖オペロンか発現するしくみ 43 |
RNA干渉(RNAi) 44 |
タンパク質が増える? プリオンによる狂牛病の発症 53 |
なぜオスが必要か? 62 |
アポトーシス実行までにはいろいろな経路がある 72 |
プロテインキナーゼがリレーのように働く機構 88 |
脂溶性リガンドは特殊なシグナル伝達機構を使う 88 |
ストレス応答にもシグナル伝達がかかわる 89 |
癌細胞にテロメラーゼが出現する 93 |
肝炎ウイルスは癌ウイルス 95 |
逆転写で増えるレトロウイルス 96 |
免疫不全という病気とエイズ 103 |
カロリーを取り過ぎると寿命か縮む? 107 |
リケッチアという特殊な細菌 110 |
あなどれない結核 113 |
細菌感染症と薬のイタチごっこ 115 |
遺伝子多型 121 |
クローン動物 125 |
解説 |
化学結合の種類は複数ある 11 |
生殖細胞変異と体細胞変異 22 |
劣性遺伝子の本質は機能を欠いた遺伝子 25 |
「遺伝物質=DNA」を示す別の実験 26 |
A型,B型,Z型DNA,三本鎖DNA 30 |
テロメラーゼはRNAからDNAをつくる 33 |
転写範囲:遺伝子の別の定義 42 |
プロテオーム 54 |
DNAの複雑性 56 |
精子ではもっとコンパクトなクロマチンになっている 58 |
類似遺伝子のよび方 60 |
タンパク質リン酸化酵素 66 |
複製のライセンスを一度だけ与える 68 |
卵の方向性:動物極と植物極 75 |
個体発生は系統発生を繰り返す 76 |
口のでき方で動物を二つに分けることができる 78 |
アゴニスト(作動薬)とアンタゴニスト(桔抗薬) 83 |
癌と腫傷 92 |
癌細胞の2大条件 93 |
発癌物質をイニシエーターとプロモーターに分類できる 94 |
ワクチン 102 |
血漿と血清 103 |
単クローン抗体 104 |
腐敗と発酵 110 |
利己的DNA 115 |