1.はじめの一歩:錬金術から化学へ? 1 |
中国とアラビアのるつぼ 3 |
『アラビアン・ナイト』から『カンタベリー物語』まで 6 |
パラケルスス:自然は錬金術師 10 |
双面の科学者:アイザック・ニュートン 12 |
2.ロバート・ボイル:化学と実験 15 |
キリスト教徒の錬金術師 18 |
実験哲学 19 |
元素の存在を信じるのは誰か 22 |
驚くべき原子 26 |
3.ドイツの化学:燃えるとはどういうことか 29 |
化学医療と医療事故 31 |
医化学,錬金術,それとも化学? ヨハン・ヨアヒム・ベッヒャー 32 |
ゲオルク・エルンスト・シュタール:原質の化学者 34 |
ギヨーム・フランソワ・ルエル:元素,原質,そして用具 39 |
4.啓蒙主義のもとでの化学:学問として,技術として 41 |
地の塩,そして物質の分類 45 |
親和力:物質と反応を分類する 48 |
反応と実験操作:環を閉じ,網を結ぶ 51 |
5.さまざまな種類の空気 53 |
諸空気の同定,測定,そして種類の増加 57 |
キャヴェンディシュと水の生成 64 |
ラヴォワジエ:仇敵フロギストン,あるいは燃焼の酸素説 65 |
6.理論と実践:革命の道具だて 69 |
言語:最も重要な革命の道具だて 70 |
天秤とガスメーター(気体計量計) 73 |
氷と火:氷熱量計と吹管 76 |
ビッグサイエンスと化学の新しい境界 81 |
7.原子と元素 83 |
ジョン・ドルトン,原子と元素:化学的原子論の誕生 85 |
ハンフリー・デーヴィとヴォルタ電堆:法則と秩序 91 |
ベルセリウス:ヨーロッパ化学の無冠の帝王 95 |
8.有機化学の出現 98 |
ラヴォワジエ再訪 101 |
ペルセリウスとローラン:方法の問題 104 |
ローランとゲルアルト:知りうることとなしうること 107 |
リービッヒとヴェーラー:ラジカルな保守派 108 |
9.原子量再論 111 |
きれいに,単純に:プラウト,ゲイ=リュサック,アヴォガドロ 112 |
原子量の混乱と解決:カニッツァーロが基準を設ける 118 |
メンデレーエフと周期表:一つのロシア革命 122 |
10.教育実験室の誕生 125 |
イギリス:アマチュアと徒弟制 126 |
ナポレオン後のフランス:パリの輝きと地方の疲弊 130 |
ドイツの大学とリービッヒ,政治介入の効用 132 |
11.空間における原子 140 |
基と型から原子価へ 141 |
ペガサスの翼に乗って大空へ 146 |
アルフレート・ヴェルナーと配位化学 153 |
12.物理化学:科学としての成熟 157 |
三銃士 159 |
ファント・ホップと熱力学:決して得はできないということ 161 |
溶液が問題だ:アレニウスの解 165 |
どれだけ速く,どこまで遠く 168 |
13.化学結合の本質 170 |
太陽光,星の光,炎の色 171 |
原子価の電子論への道 176 |
黒体から電子軌道と化学結合まで 180 |
ライナス・ポーリングと原子空間内の電子 183 |
14.新しいフロンティア:現在と未来 187 |
新元素を作る:星の化学と放射化学の工場 188 |
化学作用における電子 190 |
見事な構造:バッキーボールと二重らせん 194 |
生命の化学と環境の化学 197 |
オゾン層における連鎖反応,都市のスモッグ 203 |
読書案内 206 |
訳者あとがき 213 |
人名索引 217 |
書名索引 221 |
事項索引 222 |
コラム |
ルネサンスの金属加工 25 |
『百科全書』における化学 44 |
スティーヴン・ヘールズの気体用水槽 56 |
ジョーゼフ・プリーストリの気体化学用実験器具 61 |
ラヴォワジエのガスメーター 77 |
ラヴオワジエとラプラスの氷熱量計 81 |
ジョン・ドルトンの原子記号 90 |
ラヴオワジエの実験室における呼吸実験 103 |
メンデレーエフの周期表 121 |
王立研究所における呼吸の実験 127 |
王立研究所で公開講演を行うマイケル・ファラデー 129 |
リービッヒの実験室,ギーセン,1842年 135 |
リービッヒの二酸化炭素定量装置 136 |
市場と台所のリービッヒ 138 |
分光器 172 |
鉄のスペクトル:輝線とフラウンホーファーの暗線との一致 173 |
周期表 192 |
ベンゼンの構造式 194 |
バッキーボールとフラーレン類 197 |
二重らせんの発見者たち 199 |
DNA分子200 |
1.はじめの一歩 : 錬金術から化学へ? 1 |
中国とアラビアのるつぼ 3 |
『アラビアン・ナイト』から『カンタベリー物語』まで 6 |
パラケルスス : 自然は錬金術師 10 |
双面の科学者 : アイザック・ニュートン 12 |
2.ロバート・ボイル : 化学と実験 15 |