はじめに i |
序章 科学研究を担う人たちへ 1 |
何が問題なのか 1 |
人は間違える存在である 3 |
研究者の倫理とは 5 |
研究者を育成する責任は誰にあるのか 6 |
指導者に求められること 9 |
自律する科学者コミュニティの形成をめざして 11 |
若者を独立させることの大切さ 12 |
個人の力を発揮できる時代 14 |
第Ⅰ部 科学研究をするめるために |
第1章 科学とは何か 17 |
1.1 科学とは何か 17 |
1.2 科学研究は何をめざしているか 19 |
1.3 科学研究はどのようにして行われるか 23 |
1.4 科学研究と予算について 26 |
第2章 科学者の評価と不正 29 |
2.1 科学者はどのように評価されるのか 29 |
2.2 科学者がしてはいけないこと 36 |
2.3 不正はなぜ起こるのか 42 |
2.4 科学と社会の健全な関係をめざして 45 |
第3章 社会における科学の位置 47 |
3.1 科学と社会の危うい関係 47 |
3.2 科学における競争の意義と危険性 56 |
3.3 生産者と消費者という比喩の功罪 62 |
3.4 科学と社会の適正な関係を求めて 63 |
第Ⅱ部 不正を起こさないために |
第4章 科学者の行動規範 69 |
4.1 「科学者の行動規範」ができるまで 69 |
4.2 「科学者の行動規範」を読む 72 |
4.3 科学者の責任ある行動に向けて 79 |
第5章 不正を防止するために 87 |
5.1 「責任ある研究活動」とは 87 |
5.2 研究倫理プログラムとは,どのようなものか 92 |
5.3 期待される研究倫理教育とは 96 |
第6章 科学者の倫理と教育 105 |
6.1 科学者のモラルと責任が問われている 105 |
6.2 学会の果たす役割とは何か 106 |
6.3 不正行為はどれくらい発生しているのか 108 |
6.4 倫理綱領とはどのようなものか 110 |
6.5 倫理の啓発と教育のために 111 |
6.6 どのような倫理教育が望まれるか 113 |
第7章 実例から学ぶ 115 |
7.1 現場の医師は,どう行動するべきか 115 |
7.2 黄教授事件を他山の石として 121 |
7.3 研究論文の捏造事件 128 |
第Ⅲ部 問題が起こる前に |
第8章 若い学生・研究者へ!困ったときのQ&A 137 |
索引 149 |