はしがき 3 |
第1話 迷信はどのようにして広まるか‐丙午迷信の実例 |
迷信と民衆と科学と国家的権威 10 |
文明の進歩と丙午迷信 14 |
丙午の年に出生数はどれだけへったか 17 |
丙午迷信はどのようにして広がったか 22 |
迷信批判の意義 25 |
(第1話補足) 池波正太郎の迷信-「気学」 |
池波正太郎という人と私 31 |
池波正太郎の迷信のはじまり 34 |
気学は占いではなく、統計学? 37 |
〈方違え〉の迷信にまで左右された池波さん 41 |
世界の歴史的大事件にも〈気学〉を適用 44 |
池波ファンの〈気学〉への反応 46 |
〔科学者略伝〕チャールズ・ダーウィン(一八〇九~一八八二) 49 |
第2話 迷信はどのようにつくられたか-迷信の有効性と限界 |
民衆をあざむくためにつくられた迷信もある 51 |
迷信は経験事実をもとにしてつくられたか 54 |
強引な連想のつみ重ね-奇数は陽、偶数は陰 57 |
迷信は役にたつ-無根拠の根拠 62 |
いろいろな迷信 66 |
〔科学者略伝〕ルイ・パスツール(一八二二~一八九五) 70 |
第3話 科学とはなにか-仮説・実験の論理と連想の論理 |
むかしの科学が迷信になるのか 71 |
占星術はむかしの科学か 75 |
科学と仮説と実験 78 |
科学と学問のちがい 82 |
科学の論理と実験のきびしさ 88 |
科学の論理と科学教育の論理 91 |
学問の論理と迷信の論理 94 |
古学の論理 96 |
〔科学者略伝〕長岡半太郎(一八六五~一九五〇)100 |
第4話 科学の本の読み方 読ませ方-私の読書論 |
私と本とのつきあい 102 |
私を本好きにきせたもの 105 |
科学の本はどのようにして退歩するか 111 |
たまにはいい本もあるということ 116 |
いい本の読み方・さがし方 121 |
本の読み方・教訓集 123 |
〔科学者略伝〕アーネスト・ラザフォード(一八七一~一九三七)127 |
第5話 日本人は世界一の優等生-「日本の小・中学生の理科の学力は世界一」の意味するもの |
国際理科教育調査とは 129 |
日本の成績はとびぬけていい 130 |
どれが正答でしょうか-問題の一例 136 |
問題のミスの発見 139 |
長時間テレビをみる国ほど、物理の成績がよい? 141 |
本をよく読む国の子どもほど、理科の成績はわるい? 145 |
日本の子どもたちの頭のよさと、理科教育のまちがい 147 |
日本の中学生は一・五倍も教えられている 151 |
日本の中学生の読書時間は世界最低 155 |
科学と想像力に関する日本の中学生の考え 158 |
(第五話補足)160 |
〔科学者略伝〕アルバート・アインシュタイン(一八七九~一九五五)161 |
知的好奇心と社会-あとがきにかえて |
科学と好奇心と社会とのつながり 163 |
子どもたちに自分で実験をやるようにしむけるには 168 |
もう少しくわしく読みたい人のための文献案内 172 |
はしがき 3 |
第1話 迷信はどのようにして広まるか‐丙午迷信の実例 |
迷信と民衆と科学と国家的権威 10 |
文明の進歩と丙午迷信 14 |
丙午の年に出生数はどれだけへったか 17 |
丙午迷信はどのようにして広がったか 22 |