第1章 健康性と快適性そして持続可能性 1 |
1.1 健康建築学とは何か 1 |
1.1.1 建康建築学 1 |
1.1.2 健康建築学と持続可能性 2 |
1.2 持続可能性とはなに力 3 |
1.2.1 持続可能性とはなにか? 3 |
1.2.2 ナチュラル・ステップとデーリーの三原則 3 |
1.2.3 自然満足度曲線 5 |
1.3 建築物の持続可能性 5 |
1.3.1 地球環境・建築憲章 5 |
1.3.2 サステイナブル・ビルディング 7 |
1.3.3 住環境の持続可能性 8 |
1.4 健康建築学とデカップリング 9 |
1.4.1 デカップリング 9 |
1.4.2 技術と住まい手,マネジメントの三位一体の取り組み 10 |
第2章 建築環境と健康問題 15 |
2.1 社会変化と健康問題 15 |
2.1.1 ヒトの歴史と環境問題 16 |
2.1.2 生物学的進化と文化的進歩のインバランス 17 |
2.2 居住環境と健康問題 18 |
2.2.1 脳卒中と熱中症 18 |
2.2.2 アレルギー性疾患 19 |
2.2.3 シックハウス症候群と化学物質過敏症 20 |
2.2.4 転倒、転落 22 |
2.3 職域環境と健康問題 23 |
2.3.1 労働災害の現状 23 |
2.3.2 腰痛,頚肩腕障害 23 |
2.3.3 じん肺およびその合併症 24 |
2.3.4 職業性難聴,振動障害 25 |
2.3.5 冷房病 25 |
2.3.6 契煙 26 |
2.3.7 疲労と心理的ストレス 27 |
2.3.8 その他 27 |
2.4 屋外環境と健康問題 28 |
2.4.1 アスベスト汚染 28 |
2.4.2 ダイオキシン汚染 29 |
2.4.3 騒音・振動公害 29 |
2.4.4 電磁波障害 30 |
2.5 おわりに 30 |
第3章 健康で快適な温熱空気環境デザイン 33 |
3.1 建築環境システムの変遷 33 |
3.1.1 地球の誕生と人類の進化 33 |
3.1.2 地球の気候変動 35 |
3.1.3 土着住居の分類と変遷 36 |
3.1.4 火と水と室内環境 37 |
3.1.5 都市化による環境改変 39 |
3.2 持続可能な建築環境システム 40 |
3.2.1 建築環境システムの枠組み 40 |
3.2.2 世界の人口爆発と日本の少子高齢化 41 |
3.2.3 食料問題と資源問題 43 |
3.2.4 エネルギー問題 44 |
3.2.5 環境問題 46 |
3.2.6 持続可能な建築環境システムへの取り組み 47 |
3.3 建築温熱・空気環境のパッシブ・デザイン 49 |
3.3.1 パッシブ・デザインとアクティブ・コントロ-ル 49 |
3.3.2 寒地と暖地 51 |
3.3.3 気候と民家 53 |
3.3.4 開放可能な閉鎖型住宅 54 |
3.3.5 建築の環境共生デザイン 56 |
3.4 建築温熱・空気環境のアクティブ・コントロール 58 |
3.4.1 アクティブ・コントロール 58 |
3.4.2 ヒートポンプの登場 58 |
3.4.3 現代建築空調の動向 59 |
3.4.4 現代建築を支える空調設 66 |
3.4.5 空調方式と熱源方式 68 |
3.4.6 ヒートポンプ 69 |
3.4.7 京都議定書と3Es問題 71 |
3.4.8 エネルギー基本計画とエネルギー市場の自由化 72 |
3.5 豊かさWの最大化 73 |
3.5.1 環境効率とスループット 73 |
3.5.2 住まいの豊かさ 74 |
3.5.3 人の温熱感覚 77 |
3.6 環境負荷Dの最小化 78 |
3.6.1 アクティブの最小化 78 |
3.6.2 世界のエネルギー戦略 79 |
3.6.3 京都議定書目標達成計画 81 |
3.6.4 環境負荷Dの最小化シナリ才 85 |
3.6.5 循環型住空間システムのスループット最大化シナリオ 86 |
第4章 健康で快適な音環境デザイン 89 |
4.1 健康で快適な音環境デザインの考え方 89 |
4.2 環境騒音の予測・評価・対策 90 |
4.2.1 ASJRTN-Model2003 90 |
4.2.2 「騒音に係る環境基準」の評価 94 |
4.2.3 GISを用いた道路交通騒音評価システム 97 |
4.2.4 沿道騒音の対策 101 |
4.2.5 EUにおける環境騒音低減への取り組み 103 |
4.3 健康で快適な音環境の創出 104 |
4.3.1 自然音が聞こえる環境の保全整備 104 |
4.3.2 音環境の視点からの地区らしさの怠り出 105 |
4.3.3 健康で快適な音環境に向けて 106 |
第5章 健康で快適な光環境デザイン 111 |
5.1 光環境デザインの考え方 111 |
5.2 光環境の強・用・美・資 112 |
5.3 健康で快適な光環境 115 |
5.3.1 光環境と人 116 |
5.3.2 光環境と空間 119 |
5.3.3 光環境と資源 123 |
5.3.4 光環境と経済 126 |
5.4 照明の要件 127 |
5.4.1 照度 128 |
5.4.2 輝度 128 |
5.4.3 グレア 129 |
5.4.4 光の指向性と拡散性 130 |
5.4.5 光の色 130 |
5.4.6 演色性 131 |
5.4.7 フリツカ 131 |
5.4.8 陰影 131 |
5.4.9 保守 132 |
5.4.10 エネルギー 132 |
5.4.11 障害光 132 |
5.5 照明デザインの手法 132 |
5.5.1 光だまり 132 |
5.5.2 光のグラデーション 133 |
5.5.3 光のシークエンス 134 |
5.5.4 光の重心 134 |
5.5.5 光のゾーニング 134 |
5.5.6 かたい光 134 |
5.5.7 やわらかい光 134 |
5.5.8 フラットな光 135 |
5.6 光環境デザインのアートとサイエンス 135 |
第6章 快適で環境に調和した自然エネルギーの利用 139 |
6.1 自然エネルギーの利用 139 |
6.2 地中熱利用技術 143 |
6.2.1 地中熱矛'」用ヒートポンプシステム 143 |
6.2.2 GeoHPシステムを構成する要素 146 |
6.2.3 GeoHPシステムの設計法 151 |
6.3 地中熱利用住宅用冷暖房システム設置の実例 156 |
6.3.1 設計の方針 157 |
6.3.2 冷暖房負荷の算定 158 |
6.3.3 熱移動シミュレーション 159 |
6.3.4 最適掘削長の決定 165 |
6.3.5 熱交換井掘削と温度応答試験 168 |
6.3.6 空調設備の選定 171 |
6.3.7 運転実績および運用の最適化 173 |
6.3.8 おわりに 180 |
第7章 スループットでみる健康建築 183 |
7.1 スループット方程式と健康建築 183 |
定常状態における豊かさWの増大 183 |
7.2 スループットシミュレーター 184 |
7.2.1 スループットシミュレーター 184 |
7.2.2 スループット方程式の一次近似 185 |
7.2.3 スループットシミュレーターの試作 186 |