| はじめに i |
| 第1講 耐震工学序論 1 |
| 1章 耐震工学：耐震設計と地震リスク 3 |
| 1.1 まえがきに替えて 3 |
| （1） 震源断層から構造物の揺動まで 3 |
| （2） 鉄筋コンクリートの特徴と耐震性 6 |
| 1.2 耐震工学：4つのPhase 7 |
| 1.3 地震被害に学ぶ 11 |
| （1） 道路橋下部構造／単柱式RC橋脚 11 |
| （2） 鉄道橋 13 |
| （3） 地中構造物／地下鉄軌道階 14 |
| （4） 建築建屋／中層RCラーメン構造 15 |
| 1.4 構造実験から学ぶ 15 |
| （1） 梁部材 15 |
| （2） RC柱部材 17 |
| （3） RC柱梁接合部 18 |
| （4） 振動台実験 19 |
| 1.5 耐震設計の考え方：性能設計と地震リスク評価 19 |
| （1） 耐震設計の考え方と照査法 20 |
| （2） 次世代の設計法：地震リスク評価 23 |
| 参考文献 25 |
| 第2講 鉄筋コンクリートの耐荷機構：断面特性 27 |
| 2章 単軸挙動と拘束コンクリート 29 |
| 2.1 プレーンコンクリートの圧縮特性 29 |
| 2.2 鉄筋コンクリート柱の耐荷機構 30 |
| 2.3 Confined Concreteの応力－ひずみ関係 31 |
| 2.4 数値シミュレーションによる比較 34 |
| 参考文献 35 |
| 3章 曲げモーメントを受ける部材 37 |
| 3.1 RC部材の非線形挙動 37 |
| 3.2 断面の終局曲げ耐力 39 |
| 3.3 曲げモーメント－曲率関係と断面靭性率 41 |
| 参考文献 42 |
| 4章 軸力と曲げモーメントを受ける部材 43 |
| 4.1 軸力と曲げを受ける部材の非線形挙動 43 |
| 4.2 終局耐力の算定方法 45 |
| 4.3 破壊包絡線と終局曲率 46 |
| （1） 破壊包絡線 46 |
| （2） N'u－Mu－Φ関係 48 |
| 4.4 破壊包絡線の活用法 49 |
| （1） M軸とN軸を入れ替えるとどうなるか 49 |
| （2） パラメトリックシミュレーション 50 |
| 4.5 軸力と曲げを受ける場合の設計法 50 |
| （1） 終局断面耐力と設計断面力 50 |
| 参考文献 53 |
| 5章 せん断力を受ける部材 55 |
| 5.1 梁部材の断面力／応力／ひび割れ 55 |
| 5.2 せん断破壊の形式と分類：せん断補強筋のない梁 57 |
| 5.3 せん断耐力の算定式：せん断補強筋を有する場合 58 |
| （1） せん断抵抗メカニズム 58 |
| （2） トラス近似によるせん断耐力式 59 |
| （3） 修正トラス理論 60 |
| 5.4 各国の設計算定式 61 |
| 5.5 せん断変形解析 63 |
| 参考文献 67 |
| 第3講 鉄筋コンクリートの非線形挙動と靭性評価：部材特性 69 |
| 6章 変形特性と破壊モード 71 |
| 6.1 部材の変形挙動 71 |
| （1） 包絡線（P－δ曲線） 71 |
| （2） 高耐力低靭性vs低耐力高靭性 73 |
| 6.2 RC部材の崩壊過程：破壊形式と塑性ヒンジ 74 |
| （1） RC橋脚の崩壊過程：曲げ破壊vsせん断破壊 74 |
| （2） 塑性ヒンジと早期破壊 76 |
| 6.3 橋脚の破壊モードのまとめ：Twining Link Model 77 |
| 参考文献 78 |
| 7章 RC部材の繰返し挙動：骨格曲線と復元力特性 79 |
| 7.1 実験結果から見た繰返し挙動：P－δ関係 79 |
| （1） 曲げせん断耐力比の異なる3試験体の挙動 79 |
| （2） 1サイクルの変形挙動 81 |
| （3） 繰返し挙動のまとめ 82 |
| 7.2 実験結果から見た繰返し挙動:主鉄筋／帯鉄筋のひずみ 83 |
| 7.3 復元力特性のモデル：骨格曲線と履歴性状 85 |
| 参考文献 86 |
| 8章 RC部材の変形性能と靭性評価 89 |
| 8.1 RC柱部材の終局変位の算定 89 |
| 8.2 曲率靭性率と変位靭性率の算出 92 |
| （1） 曲率靭性率と部材靭性率 92 |
| （2） 部材靭性率に関する各種提案手法 94 |
| （3） せん断余裕度による評価式 95 |
| 8.3 既設橋脚の靭性評価：道路橋T型単柱橋脚 95 |
| 8.4 破壊モードを考慮した靭性評価 97 |
| （1） 解析手法の概要 97 |
| （2） 数値シミュレーション 99 |
| 参考文献 100 |
| 第4講 動的応答特性：時刻歴応答／応答スペクトル／応答塑性変位 101 |
| 9章 時刻歴動的応答解析 103 |
| 9.1 静的荷重vs動的荷重 103 |
| 9.2 1質点系の弾性解と振動特性 104 |
| （1） 1質点系の運動方程式 104 |
| （2） 振動問題に関する解析解 107 |
| 9.3 不規則振動の解法：Newmark－β法 109 |
| 9.4 RC部材の弾性応答解析 111 |
| 9.5 RC部材の弾塑性応答解析 115 |
| （1） 運動方程式と復元力特性 115 |
| （2） 解析結果 117 |
| 参考文献 121 |
| 10章 応答スペクトル 123 |
| 10.1 弾性応答と応答スペクトル 123 |
| （1） 最大応答値の抽出とスペクトル表示 123 |
| （2） 応答スペクトルから何がわかるか 126 |
| 10.2 応答スペクトルの作成 127 |
| （1） 応答スペクトルの算定 127 |
| （2） 応答スペクトルの特徴 127 |
| 10.3 応答スペクトルの一定領域：梅村スペクトル 132 |
| （1） 擬似応答スペクトルとパターン化 132 |
| （2） 梅村スペクトルの適用 133 |
| 10.4 応答スペクトルのバリエーション 136 |
| （1） 応答スペクトルのトリパータイト表示 136 |
| （2） 加速度／変位複合応答スペクトル 137 |
| （3） 非線形応答スペクトル 138 |
| 参考文献 140 |
| 11章 RC部材の応答塑性変位 141 |
| 11.1 エネルギー一定則と変位一定則 141 |
| （1） 両一定則の概要と導出 141 |
| （2） 弾塑性応答解析との比較 144 |
| （3） Degrading Tri－linearモデルへの拡張 146 |
| 11.2 荷重低減係数法による評価 147 |
| （1） 荷重低減係数の定義 147 |
| （2） 荷重低減係数の適用性 148 |
| 11.3 荷重低減係数による既往提案手法 149 |
| 11.4 非線形応答スペクトルによる推定 152 |
| 参考文献 155 |
| 第5講 耐震設計法：設計照査法と性能設計 157 |
| 12章 耐震設計の考え方と照査法 159 |
| 12.1 構造設計の意義と設計小史 159 |
| （1） 設計の目的と意義 159 |
| （2） 設計法小史 160 |
| 12.2 どの物理量／工学量で耐震設計をするか？ 165 |
| 12.3 震度法と修正震度法 167 |
| 12.4 現在の耐震設計法－限界状態設計法／Capacity Design／性能設計 169 |
| 参考文献 170 |
| 13章 耐震性能と性能設計 173 |
| 13.1 性能設計と従来設計法 173 |
| 13.2 性能設計法の考え方と適用法 175 |
| 13.3 耐震性能マトリックス 177 |
| 13.4 性能項目の種類と定義 179 |
| 参考文献 182 |
| 14章 各種示方書における耐震設計 183 |
| 14.1 土木系構造物の性能設計 183 |
| 14.2 建築構造物の性能設計 189 |
| 14.3 その他の性能設計／指針類 192 |
| 参考文献 193 |
| 第6講 地震リスクとリスクマネージメント 195 |
| 15章 地震リスクの考え方と要素技術 197 |
| 15.1 広義のリスクと狭義のリスク 197 |
| （1） ‘リスク’って何だろう？ 197 |
| （2） 狭義のリスク：Engineering Risk 199 |
| 15.2 SFCとDFの考え方と算定式 201 |
| （1） SFCとDFの定義 201 |
| （2） SFCの算定式 202 |
| （3） DFの算定式 203 |
| 15.3 SFCとDFの推定方法 206 |
| （1） SFCの推定法 206 |
| （2） DFの推定法 207 |
| （3） 不確実性の源泉と大きさ 208 |
| 15.4 地震ハザード解析 210 |
| （1） 地震ハザード曲線の算定 210 |
| （2） 複数震源モデルによる解析 212 |
| 参考文献 215 |
| 16章 地震リスク解析とリスクマネージメント 217 |
| 16.1 地震リスクの定量化：地震損失期待値と地震リスク曲線 217 |
| （1） 地震損失期待値 217 |
| （2） 地震リスク曲線 218 |
| （3） 地震リスク評価の解析フロー 222 |
| 16.2 地震リスク解析の適用例／応用例 224 |
| 16.3 地震リスクマネージメントSRMへの展開 229 |
| （1） SRMの手順：3つのStep 229 |
| （2） SRMにおける保有／転嫁／回避 230 |
| 参考文献 232 |
| 索引 235 |
