改訂第2版 序 前野正夫 |
初版 序 前野正夫 |
1章 生体の構成要素 |
1 生命の単位-細胞- 磯川桂太郎 12 |
A 細胞膜の構造 14 |
Ⅰ 細胞膜の構成成分 14 |
Ⅱ 膜タンパク質の役割 15 |
Ⅲ 細胞膜の非対称性 15 |
Ⅳ 細胞膜の流動性とその制御 16 |
B 細胞の核と膜系の細胞内小器官 17 |
Ⅰ 細胞内膜系の起源 17 |
Ⅱ 細胞の核 18 |
Ⅲ 小胞体 19 |
Ⅳ ゴルジ体 20 |
Ⅴ ライソゾームと分泌小胞 20 |
Ⅵ 細胞膜の動的な恒常性 20 |
Ⅶ ミトコンドリア 21 |
C 細胞骨格および関連する諸構造 22 |
Ⅰ アクチンフィラメント 23 |
Ⅱ 中間径フィラメント 24 |
Ⅲ 微小管 24 |
D 細胞接着 27 |
Ⅰ 接着と結合 28 |
Ⅱ 細胞間結合 28 |
Ⅲ 細胞-マトリックス間結合 30 |
Ⅳ 接着分子 31 |
E 細胞周期とその調節 33 |
Ⅰ 細胞周期の過程 33 |
Ⅱ 細胞周期調節系 34 |
Ⅲ 調節系に影響を及ぼす機構 34 |
F 細胞の死 36 |
Ⅰ アポトーシスとネクロ-シス 36 |
Ⅱ アポトーシスによる細胞死の意義 37 |
Ⅲ アポトーシスの機構 38 |
2 細胞の化学成分 前野正夫 40 |
A 無機質 -生命現象の潤滑剤- 41 |
Ⅰ 水-生命現象を支える媒体- 41 |
Ⅱ 主な無機質 42 |
B タンパク質-細胞の基礎物質- 43 |
Ⅰ アミノ酸 43 |
Ⅱ タンパク質の構造 44 |
Ⅲ タンパク質の分類 46 |
Ⅳ タンパク質の特性 46 |
C 核酸-遺伝情報の担い手- 47 |
Ⅰ ヌクレオチドとヌクレオシド 48 |
Ⅱ DNAの構造 48 |
Ⅲ RNAの構造 49 |
D 糖質-生命現象のエネルギー源 ? 50 |
Ⅰ 単糖類 50 |
Ⅱ 二糖類 52 |
Ⅲ 多糖類 53 |
E 脂質-生命現象のエネルギー源 ? 54 |
Ⅰ 脂肪酸 54 |
Ⅱ 中性脂肪 55 |
Ⅲ リン脂質 55 |
Ⅳ 糖脂質 55 |
Ⅴ コレステロ-ルとステロイド 55 |
Ⅵ プロスタグランジン 56 |
2章 タンパク質の機能と遺伝のしくみ |
A 酵素-生体触媒- 前野正夫 59 |
Ⅰ 酵素とその作用 59 |
Ⅱ 補酵素とビタミン 61 |
B ホルモン-血流を介する遠隔調節機構 磯川桂太郎 64 |
Ⅰ 内分泌と外分泌 65 |
Ⅱ ホルモンの分類と名称 65 |
Ⅲ ホルモンの特徴 66 |
Ⅳ 内分泌とシナプス型分泌 66 |
Ⅴ 内分泌器官の階層と調節 67 |
Ⅵ ホルモンの機能 69 |
C 収縮性タンパク質-筋収縮のメカニズム 磯川桂太郎 70 |
Ⅰ アクチンとミオシン 71 |
Ⅱ 滑走と収縮 71 |
Ⅲ 筋細胞の収縮/弛緩とCa 72 |
Ⅳ 神経系による筋収縮の制御 72 |
D 輸送タンパク質 磯川桂太郎 74 |
Ⅰ 輸送タンパク質の必要性と意義 75 |
Ⅱ 血漿と血漿タンパク質 75 |
Ⅲ 血漿中の輸送タンパク質 76 |
Ⅳ 細胞膜の輸送タンパク質 76 |
E 受容体タンパク質 磯川桂太郎 79 |
Ⅰ 受容体とリガンド 80 |
Ⅱ 細胞間の情報伝達様式 80 |
Ⅲ 細胞内受容体 80 |
Ⅳ 細胞膜受容体 81 |
Ⅴ 細胞内情報伝達とリン酸化カスケード 82 |
F 防御タンパク質-免疫の主役- 前野正夫 84 |
Ⅰ 免疫とは 84 |
Ⅱ 免疫担当細胞とそのはたらき 85 |
Ⅲ 抗体,補体,サイトカイン 87 |
Ⅳ MHC分子と抗原提示 88 |
Ⅴ 粘膜免疫 88 |
Ⅵ 免疫と疾患 89 |
Ⅶ 臓器移植と免疫抑制剤 90 |
Ⅷ 炎症と化学伝達物質 90 |
G 構造タンパク質-構造外マトリックスの主成分- 前野正夫 92 |
Ⅰ 結合組織 93 |
Ⅱ 骨と軟骨 96 |
2 遺伝子とその継承 磯川桂太郎 100 |
A 遺伝情報を担う物質 101 |
Ⅰ 核酸の構造 102 |
Ⅱ 遺伝情報を担うDNA 102 |
Ⅲ DNAの二重らせんと相補性 103 |
B DNAの複製 105 |
Ⅰ DNA複製の基本的な機構 106 |
Ⅱ DNA複製フォーク 106 |
Ⅲ DNAの不連続的な合成 106 |
Ⅳ DNAプライマーゼ 107 |
C DNA,染色体,ゲノム 108 |
Ⅰ DNAと遺伝子の関係 109 |
Ⅱ DNAの存在様式 109 |
Ⅲ 染色体 109 |
Ⅳ ゲノム 110 |
D 遺伝するDNA・遺伝しないDNA 111 |
Ⅰ 生殖細胞系列と体細胞系列 112 |
Ⅱ 体細胞分裂とゲノムの分配 112 |
Ⅲ 減数分裂による配偶子の形成 112 |
Ⅳ 減数分裂におけるゲノムの分配 113 |
Ⅴ 遺伝的多様性 113 |
Ⅵ クローン動物 114 |
3 遺伝子DNAの発現とタンパク質合成 磯川桂太郎 116 |
A DNAからRNAへの転写 117 |
Ⅰ RNAポリメラーゼ 117 |
Ⅱ RNAの合成 117 |
Ⅲ mRNA 118 |
Ⅳ rRNA 119 |
Ⅴ tRNA 120 |
B RNAからタンパク質への翻訳 121 |
Ⅰ 遺伝コード 122 |
Ⅱ 翻訳ミスの校正 124 |
Ⅲ シグナルペブチド 124 |
C 遺伝子発現の調節 126 |
Ⅰ 遺伝子発現の調節段階 126 |
Ⅱ 転写調節のためのスイッチ 127 |
Ⅲ 転写調節因子 127 |
Ⅳ 大腸菌のラクトースオペロン 128 |
Ⅴ 真核細胞での転写調節 128 |
Ⅵ 転写調節因子それ自身の調節 130 |
Ⅶ 特殊化した細胞をつくり出すしくみ 131 |
Ⅷ クロマチン構造による遺伝子発現調節 131 |
4 変化するDNA 磯川桂太郎 133 |
A 変化と変異 134 |
Ⅰ 複製過誤とDNAの損傷 135 |
Ⅱ DNAの修復(repair)機構 135 |
Ⅲ DNAの変異 136 |
Ⅳ 変異の影響と意義 136 |
B DNAの変化と進化 137 |
Ⅰ 遺伝的な組換え 137 |
Ⅱ 動く遺伝子 137 |
Ⅲ 遺伝子の重複と遺伝子ファミリー 138 |
Ⅳ エクソンのシャッフリング 138 |
Ⅴ 分子進化(molecular evolution)の時計 138 |
C 腫瘍と癌 139 |
Ⅰ 発癌の機構 139 |
Ⅱ 癌遺伝子 140 |
Ⅲ 癌原遺伝子 141 |
Ⅳ 癌原遺伝子から癌遺伝子への変化 141 |
Ⅴ 癌抑制遺伝子 142 |
D 遺伝病 143 |
Ⅰ 染色体異常 143 |
Ⅱ 狭義の遺伝病(分子病) 143 |
Ⅲ 多因子遺伝病 144 |
Ⅳ 遺伝子治療 145 |
Ⅴ 遺伝子診断(DNA診断) 146 |
5 遺伝子の操作 磯川桂太郎 147 |
Ⅰ DNAを切り貼りする 147 |
Ⅱ DNA断片を分離する 147 |
Ⅲ DNA分子を見えるようにする 148 |
Ⅳ 特定のDNAやRNAを検出する 148 |
Ⅴ 遺伝子の図書館をつくる |
Ⅵ 遺伝子を釣りあげる 150 |
Ⅶ DNAを増やす 151 |
Ⅷ DNAの塩基配列を読む 152 |
Ⅸ 遺伝子情報を蓄える 152 |
Ⅹ タンパク質をつくらせる 153 |
遺伝子を細胞に入れる 153 |
遺伝子を動物に入れる 153 |
ⅩⅢ 動物の中の特定の遺伝子を改変・破壊する 154 |
ⅩⅣ mRNAをだまらせる-RNA干渉 155 |
3章 生命現象と代謝 |
1 生命現象を支える臓器と栄養素 前野正夫 158 |
A 臓器のはたらき 159 |
Ⅰ 脳 159 |
Ⅱ 筋肉 160 |
Ⅲ 脂肪組織 161 |
Ⅳ 肝臓 161 |
Ⅴ 腎臓 162 |
Ⅵ 血液 164 |
B 綱胞の活動を支える物質 165 |
Ⅰ エネルギーの通貨としてのATP 165 |
Ⅱ ATPの構造 165 |
Ⅲ ATPの合成と分解 166 |
Ⅳ 酵素によるエネルギー変換 166 |
C 栄譲素の消化と吸収 167 |
Ⅰ 糖質の消化と吸収 168 |
Ⅱ タンパク質の消化と吸収 168 |
Ⅲ 脂質の消化と吸収 169 |
2 生体分子の代謝 前野正夫 170 |
A 糖質の代謝 171 |
Ⅰ 糖質の主な分解過程とATPの生成 172 |
Ⅱ 糖新生系 175 |
Ⅲ グリコーゲンの合成と分解 176 |
Ⅳ 五炭糖リン酸回路(ペント-スリン酸回路) 176 |
B 脂質の代謝 178 |
Ⅰ 脂質の分解 179 |
Ⅱ 脂質の合成 181 |
C タンパク質の繊謝 183 |
Ⅰ アミノ酸の分解 184 |
Ⅱ 尿素回路 185 |
Ⅲ アミノ酸の生合成 186 |
Ⅳ タンパク質の生合成 187 |
Ⅴ 生体成分合成へのアミノ酸の利用 187 |
D ヌクレオチドの代謝 189 |
Ⅰ ヌクレオチドの生合成 189 |
Ⅱ ヌクレオチドの分解 191 |
E 生活習慣病 192 |
Ⅰ 糖尿病 192 |
Ⅱ 高脂血症 193 |
Ⅲ 高血圧 193 |
Ⅳ 動脈硬化症 194 |
Ⅴ 虚血性心疾患 194 |
Ⅵ 脳血管疾患 194 |
Ⅶ 肥満 195 |
Ⅷ メタボリック症候群 196 |
付録 197 |
索引 199 |
Column |
幹細胞と再生医療 13 |
ミトコンドリアDNAが明かす人類の起源 21 |
接着複合体(junctional complex) 27 |
リン酸化とは…? 35 |
無機質とミネラル 42 |
プラークとは 52 |
環境ホルモン!? 68 |
血液って液体? 76 |
能動輸送と受動輸送 78 |
キナーゼ活性には… 82 |
樹状細胞 85 |
ゲノムプロジェクト 100 |
メンデルの法則 102 |
構成物質 123 |
ホメオチック遺伝子 128 |
エピジェネティクス 132 |
対立遺伝子 144 |
血液サラサラは健康の源 164 |
ゆっくりとした運動を長時間するとどうして体脂肪が減るの? 180 |
飢餓時や糖尿病患者の血液に脂肪酸とケトン体が増加する理由 193 |
脂肪肝になるメカニズム 194 |
肥満には2つのタイプがある 195 |