序 iii |
本書の性格 |
本書の構成 |
本書の使い方-本書による学び方 |
結びのことば |
1 問題の提起-技術者の意志決定と行為は,どのような結果を招くのだろうか(鹿島實,札野順) 1 |
1.1 はじめに 1 |
1.2 ミニ・ケース:ある化学装置メーカー技術者のジレンマ 2 |
1.3 ホンダCVCCエンジン-技術者の役割と責任に徹した優良事例 5 |
2 倫理学の必要性とその歴史(今道友信) 9 |
2.1 倫理学の必要性 9 |
2.1.1 科学技術の指令性と倫理学の後退 9 |
2.1.2 現代の誇り 9 |
2.1.3 現代の恥 10 |
2.1.4 死と徳の対立関係 11 |
2.2 倫理学の歴史 12 |
2.2.1 神話の倫理 12 |
2.2.2 古代ギリシアの倫理学 13 |
2.2.3 古代ギリシア(B.C.7世紀~B.C.2世紀)と古代ローマ(B.C.2世紀~A.D.4世紀) 15 |
2.2.4 中世キリスト教の倫理 17 |
2.2.5 近世倫理学 18 |
2.2.6 近代倫理学 21 |
2.2.7 現代倫理学 23 |
3 新しい学問エコエティカ(今道友信) 25 |
3.1 新しい倫理学の基礎-エコエティカ(生圏倫理学) 25 |
3.1.1 エコエティカ(eco-ethica)とは何か 25 |
3.1.2 倫理学(ethics)とは何でないか 25 |
3.1.3 技術連関 27 |
3.1.4 時間的倫理が意味すること 28 |
3.1.5 科学技術の倫理的意義 30 |
3.2 テクノロジー(技術工学,科学技術,工学知)と倫理 31 |
3.2.1 行為の論理構造の逆転と目的意識 31 |
3.2.2 三つの戒め 33 |
3.2.3 光と影 34 |
3.2.4 指導者の自覚 34 |
4 人権と生活権-生圏における(橋本典子) 37 |
4.1 人権 37 |
4.1.1 人格 38 |
4.1.2 人権と生活権 40 |
4.1.3 超国家的な営みの実例 40 |
4.2 生活権について 41 |
4.2.1 女性の技術社会での役割 42 |
4.2.2 障がいの非障がい化 44 |
4.2.3 技術による他者意識の育成 44 |
4.2.4 個人の作用の拡大 45 |
5 技術者の倫理とは何か(札野順) 47 |
5.1 「技術連関」と新しい技術者像 47 |
5.2 科学技術と価値 48 |
5.3 技術者と技術者倫理 51 |
5.4 技術者倫理とはどのような能力か-技術者倫理教育の目的 55 |
5.5 技術者の中核的能力としての技術者倫理 58 |
6 技術者倫理と信頼(夏目賢一) 63 |
6.1 科学技術の発展と信頼 63 |
6.2 安全性に対する過信 65 |
6.3 信頼の種類 67 |
6.4 信頼とリスク 68 |
6.5 信頼と不信 70 |
6.6 信頼の回復 71 |
7 公益と価値共有(夏目賢一) 75 |
7.1 公益と公共性 75 |
7.2 価値観の相違 78 |
7.2.1 企業 78 |
7.2.2 行政 83 |
7.2.3 科学者・技術者 88 |
7.2.4 市民社会 96 |
7.3 価値共有 100 |
8 技術者の制度と国際化(札野順) 105 |
8.1 技術業の国際化 105 |
8.2 技術業とプロフェッション 106 |
8.3 技術プロフェッションの倫理綱領とその歴史および機能 108 |
8.3.1 アメリカの状況 109 |
8.3.2 日本の状況 113 |
8.3.3 倫理綱領の機能 116 |
8.4 倫理綱領の国際比較 119 |
8.4.1 プロフェッション概念 119 |
8.4.2 パブリック・ミッション(公衆の安全・健康・福利のための技術)とその優先順位 120 |
8.4.3 公益通報 121 |
コラム 拙速な公益通報への戒め 123 |
8.5 国際的な倫理綱領 124 |
8.5.1 技術者倫理と価値の共有 124 |
8.5.2 国際的な技術者倫理綱領の必要性と可能性 125 |
9 企業倫理-技術者倫理確立の条件:個人倫理,企業倫理,社会的支援制度との関係から(梅津光弘) 129 |
9.1 はじめに:なぜ今技術者の倫理なのか 129 |
9.2 日本の社会と企業における技術者の位置 130 |
9.3 規範意識としての技術者倫理 132 |
9.4 技術者の個人倫理 133 |
9.5 技術者倫理と企業/組織倫理 134 |
9.6 企業倫理の制度化 135 |
9.7 技術者倫理の社会的支援制度 137 |
9.8 まとめ 138 |
10 セブン・ステップ・ガイドを用いたケース分析の手法(本田康二郎) 141 |
10.1 行動決定の指針-セブン・ステップ・ガイド 142 |
10.2 具体例-仮想事例『ギルベイン・ゴールド』 146 |
10.3 グループ討議によるケース分析 160 |
10.4 7段階法以外の方法 161 |
10.5 まとめ 162 |
付録-事例集(鹿島實,夏目賢一,本田康二郎) 167 |
A.1 カネミ油症事件 |
A.2 JCO臨界事故 |
A.3 仮想事例:デジタル著作権管理プログラム |
A.4 仮想事例:腫瘍の発見 |
A.5 仮想事例:躁鬱気質データベース |
A.6 仮想事例:除草剤耐性作物 |
あとがき 177 |
索引 181 |
編者・執筆者一覧 187 |
序 iii |
本書の性格 |
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1 問題の提起-技術者の意志決定と行為は,どのような結果を招くのだろうか(鹿島實,札野順) 1 |