序文 2 |
はじめに 5 |
第Ⅰ章 生命とは何か―生命の起源と進化 |
1 生命とは何か 12 |
2 生命の起源―分子から最初の細胞へ 13 |
3 原核細胞とは 18 |
4 大気に酸素を放出するシアノバクテリアの出現 18 |
5 原核細胞から真核細胞への進化 19 |
6 単細胞から多細胞生物へ 21 |
第Ⅱ章 人類の起源と進化 |
1 霊長類の進化の道すじ 23 |
2 霊長類の進化 24 |
3 霊長類および人類の分類―ヒトの特徴 24 |
4 化石人類の発見の歴史 26 |
5 ヒトと類人猿との分岐―分子進化学的考察 27 |
6 猿人から原人への進化―石器文化を創った人類 32 |
7 原人から旧人・新人へ―絵を描く人類 35 |
8 ミトコンドリア・イブとY染色体アダム 38 |
第Ⅲ章 ヒトの体の基本構造―細胞・組織・器官 |
1 細胞と組織 40 |
2 組織の起源と発生―上皮組織と結合組織 41 |
3 受精卵の全能性と分化 42 |
4 細胞の分化と組織の発生 43 |
5 組織は生体の機能的単位 44 |
6 上皮組織の分類 46 |
第Ⅳ章 生命の単位―細胞 |
1 細胞には共通な基本構造がある 49 |
2 細胞内膜系の意味 55 |
3 細胞の寿命は臓器によって異なる 56 |
4 小腸の粘膜上皮の細胞の寿命 57 |
5 非再生系の細胞 59 |
6 培譲細胞の分裂寿命 60 |
7 細胞の老化と死のプログラム―テロメア 63 |
8 アポトーシスとネクローシス―細胞死 64 |
第Ⅴ章 生命現象を支える化学物質 |
1 アミノ酸が連なったタンパク質 66 |
2 タンパク質の機能 69 |
3 糖質、脂質 71 |
4 生命活動の原動力―ATP 73 |
5 ATPの産生経路 74 |
6 グルコースからのATP産生 76 |
第Ⅵ章 遺伝子の発現と調節 |
1 遺伝子の本体はDNAである 78 |
2 核酸の構造 79 |
3 DNAの遺伝情報 81 |
4 DNAの複製 84 |
5 ヒトのゲノム計画 86 |
5 ヒトゲノム解析と生命倫理の問題 87 |
7 遺伝子は発生過程の時ばかりでなく現時点の細胞の働きを調節する 87 |
第Ⅶ章 ヒトの性と生殖―精子と卵子の形成 |
1 生殖細胞と減数分裂 89 |
2 性染色体 90 |
3 精子形成 91 |
4 卵子形成 93 |
5 卵胞と黄体のホルモン 95 |
6 卵子形成と精子形成の比較 95 |
第Ⅷ章 ヒトの生命の誕生 |
1 受精・着床 97 |
2 生命の発生 99 |
3 ヒトの発生 103 |
4 胎児の命と法律 105 |
5 医療の進歩によって起こる問題 106 |
6 ヒト胚と生命倫理の問題 107 |
第Ⅸ章 男と女の体はどのようにして作られるか―精巣と卵巣はどのようにして決まるか |
1 ヒトの性分化の概略 110 |
2 生殖腺の原基 111 |
3 精巣と卵巣の発生 114 |
4 性染色体異常と精巣・卵巣の発生 114 |
5 精巣決定遺伝子SRY 115 |
6 トランスジェニックマウスによるSryが精巣決定遺伝子であることの証明 117 |
7 Y染色体の遺伝子にはどんなものがあるか 118 |
第Ⅹ章 男と女の体はどのようにして作られるか―内・外生殖器官はどのようにして決まるか |
1 男性に何故子宮がないのか 119 |
2 男性に何故膣がないのか 122 |
3 性分化の異常 125 |
第章 男の脳と女の脳―脳の性分化 |
1 脳の性分化と臨界期 127 |
2 遊びのパターンの男女差 129 |
3 自由画の男女差 129 |
4 脳にも形態的な男女差がある―脳梁や前交連 130 |
5 ヒトの脳における性的二型神経細胞群―同性愛と性同一性障害 131 |
6 脳の空間認知機能の性差 132 |
7 女性はしゃべるのに左右の半球を使っている 134 |
8 共感性の問題 135 |
資料編 付録1 付表 |
付表1-A 「体外受精・胚移植」に関する見解 137 |
付表1-B 先天異常の胎児診断、とくに妊娠初期絨毛検査に関する見解 137 |
付表1-C 「着床前診断」に関する見解 138 |
付表1-D 多胎妊娠に関する見解 139 |
付表2-A ヒト精子・卵子・受精卵を取り扱う研究に関する見解 139 |
付表2-B ヒトES細胞の樹立および使用に関する指針 140 |
付表3-A ニュールンベルク綱領 143 |
付表3-B ヘルシンキ宣言 144 |
用語編 付録2 本書に登場する「生命科学」基本用語解説 |
基本用語解説 148 |
おわりに 155 |
参考文献 156 |
索引 157 |