はしがき i |
第1部 イメージセンサの基礎 |
第1章 イメージセンサの構造と動作 1 |
1-1 各種半導体イメージセンサ 2 |
1-2 IT-CCDイメージセンサ 8 |
1-3 FIT-CCDイメージセンサ 11 |
1-4 市松画素配列イメージセンサ 15 |
1-5 CMOSイメージセンサ 18 |
1-6 CMOSイメージセンサのオンチップADコンバータ 20 |
1-7 CCDとCMOSイメージセンサの性能,機能比較 21 |
1-8 イメージセンサのシミュレーション技術 23 |
Appendix 1-2 27 |
Appendix 1-4 28 |
第2章 CCD発明に到る基礎技術 37 |
2-1 フィルムカメラ技術 38 |
2-2 撮像技術 39 |
2-3 MOS構造 42 |
2-4 電荷転送概念と素子構造 45 |
2-5 メインメモリの開発競争からCCDの誕生へ 47 |
2-6 ベル電話研究所のCCDはなぜ成功しなかったか 50 |
第2部 イメージセンサ開発と商品化の事例(ケーススタディ) |
第3章 CCDの研究開発 55 |
3-1 CCDに出会うまで 56 |
3-2 なぜCCDの研究をはじめたか 57 |
3-3 研究ターゲットの設定 59 |
3-3-1 CCDデバイスとカメラシステムを同時開発 59 |
3-3-2 低照度での美しさを最優先 59 |
3-4 初期のCCD研究 60 |
3-4-1 8ビットメモリの追試 60 |
3-4-2 8×8画素エリアセンサの試作 60 |
3-5 死の谷の始まり 62 |
3-6 学会発表に対する考え方 63 |
3-7 ソニーの半導体を生き返らせる 64 |
3-7-1 岩間副社長の復帰 64 |
3-7-2 プロジェクト構成 65 |
3-7-3 単純明快なターゲット 66 |
3-8 CCD基本技術の開発 68 |
3-8-1 市松画素配列蛇行転送CCD構造 69 |
3-8-2 フィールド蓄積モードIT-CCD 72 |
3-8-3 可変速電子シャッタIT-CCD 73 |
3-8-4 可変速電子シャッタFIT-CCD 75 |
3-9 CCD解散の危機 75 |
第4章 カムコーダ,電子カメラ,HDカメラの商品化 79 |
4-1 CCDイメージセンサ構造の戦い 80 |
4-1-1 IT-CCD開発禁止命令 80 |
4-1-2 CCD乗っ取り事件 80 |
4-2 CCD実用化への技術開発 81 |
4-2-1 MCZ単結晶引き上げ法の開発(CCDは結晶で決まる) 81 |
4-2-2 シミュレーション技術の開発(CCDは2毛作か?) 83 |
4-3 CCDカラーカメラ商品化と,デジタルカメラの開発 84 |
4-3-1 スーパージャンボにカメラを載せた 84 |
4-3-2 全デジタルカラーカメラの開発 88 |
4-4 CCDカメラ一体型8ミリビテオと,スチルカメラの開発 89 |
4-4-1 「ビデオムービー」の開発 89 |
4-4-2 「マビカ」の開発と,垂直解像度倍増の考案 92 |
4-5 CCD生産ラインの構築 94 |
4-5-1 岩間社長逝去 94 |
4-5-2 ソニー国分CCD生産ライン竣工 95 |
4-5-3 ソニーCCDものづくりの特傲 96 |
4-6 ロボティックスCCDカメラの商品化 99 |
4-7 CCDカメラ一体型8ミリビデオの商品化 100 |
4-7-1 スミアの低減 100 |
4-7-2 CCD市場を1年間独占した画素数戦略(25万画素の発想) 103 |
4-7-3 撮像管からCCDの時代へ 105 |
4-7-4 CCD事業部の発足とプロジェクトツール 107 |
4-7-5 オンチップカラーフィルタの商品化(マッキンゼーの最重要課題) 112 |
4-8 プロ用CCDカラーカメラの商品化 113 |
4-8-1 業務用IT-CCDカラーカメラ 113 |
4-8-2 放送用FIT-CCDカラーカメラ 114 |
4-9 縦横造IT-CCDと,カムコーダCCD-V90の商品化 115 |
4-9-1 高感度HADセンサの開発 115 |
4-9-2 CCD事件(ゴミに負けた電子の目) 117 |
4-9-3 メガイオンインプランタの実用化 119 |
4-10 オンチップマイクロレンズと,ハンディカムの商品化 120 |
4-11 HD用200万画素FIT-CCDカラーカメラの商品化 124 |
4-12 LCDビューファインダの商品化 126 |
Appendix 4-3 132 |
第5章 デジタルカメラとカメラケータイヘの市場拡大 141 |
5-1 HD-CCD以降の技術停滞 142 |
5-2 カシオVQ-10の衝撃 144 |
5-3 シャープJ-SH04による携帯電話新時代 147 |
第6章 知的財産権と特許裁判 149 |
6-1 開発初期の知的財産権の戦い 150 |
6-2 CCD特許訴訟 151 |
6-2-1 訴訟概要 151 |
6-2-2 ライセンス交渉 152 |
6-2-3 問題となった特許 152 |
6-2-4 訴訟発端から被告決定まで 154 |
6-2-5 Markman審理 155 |
6-2-6 Early Pat.485に対するソニーの主張 155 |
6-2-7 Laches/Estoppel Motionの敗訴 156 |
6-2-8 AmelioのProsecution History Estoppel 156 |
6-2-9 Amelio Pat.674に対するプロセス順序の相違 157 |
6-2-10 Hughes Aircraftの公知資料とProf.Bawerの証言 158 |
6-2-11 陪審員裁判評決敗訴と裁判官による判決逆転勝訴 160 |
第3部 最先端のイメージセンサ |
第7章 イメージセンサの最先端技術 163 |
7-1 画素微細化,多画素化技術 164 |
7-1-1 CMOS読み出し回路の共有化技術 164 |
7-1-2 単層電極構造CCD 168 |
7-2 高感度化技術 170 |
7-2-1 裏面照射イメージセンサ 170 |
7-2-2 ランダムテレグラフシグナル(RTS)ノイズ 172 |
7-3 広ダイナミックレンジ化技術 175 |
7-3-1 電子シャッタモードの活用 176 |
7-3-2 技術統合による広ダイナミックレンジ化 179 |
7-4 高速化技術 181 |
7-4-1 超高速撮像CCDイメージセンサ 181 |
7-4-2 高速度CMOSイメージセンサ 182 |
第8章 イメージセンサの多様化と拡大する応用システム 189 |
8-1 動画ビデオカメラ対応イメージセンサ 190 |
8-2 静止画デジタルカメラ用イメージセンサ 193 |
8-3 カメラ付き携帯電話用イメージセンサ 195 |
8-4 放送用,映画撮影用イメージセンサ 198 |
8-5 医療用イメージセンサ 199 |
8-6 自動車用イメージセンサ 200 |
8-7 セキュリティ用イメージセンサ 202 |
第9章 イメージセンサ技術の将来展望 207 |
9-1 有機イメージセンサ 208 |
9-2 アダプティブ光学系 211 |
9-2-1 液面補正光学系 211 |
9-2-2 Wavefront Coding 212 |
9-2-3 液体レンズ 213 |
むすび 215 |
謝辞 217 |
索引 218 |