注:[○R]は上つきの合成文字 |
|
【第1編 光学高分子フィルム】 |
第1章 ディスプレイ用光学フィルムと高分子材料の設計(井手文雄) |
1. 各種フィルム素子の機能と高分子材料 3 |
1.1 配向膜 3 |
1.2 偏光フィルム 4 |
1.3 位相差フィルム 4 |
1.4 視野角拡大フィルム 6 |
1.5 プラスチックフィルム基板 6 |
1.6 バックライト関係のフィルム 8 |
1.7 反射防止膜 8 |
2. フィルム用ポリマーの設計 9 |
2.1 機能性フィルムとプラスチック材料 9 |
2.2 フィルム用ポリマーの設計とその展開 9 |
2.2.1 ポリカーボネート 9 |
(1) ホスゲン法 10 |
(2) 溶融法(エステル交換法) 10 |
(3) 固相法 10 |
2.2.2 トリアセチルセルロース(TAC) 11 |
2.2.3 芳香族ポリイミド 11 |
2.2.4 ポリビニルアルコール(PVA) 12 |
2.2.5 ポリエーテルスルホン 14 |
2.2.6 非晶性ポリエステル 14 |
2.2.7 嵩高環状オレフィン樹脂 15 |
(1) ZEONEX 15 |
(2) ARTON 16 |
第2章 高分子フィルムの製膜技術(綱島研二) |
1. はじめに 18 |
(1) 光学系の中に組み込まれる高分子フィルム素材 18 |
(2) 光学系には組み込まれないが,途中の工程までカバーフィルム,支持体として用いられる二軸配向した高分子フィルム素材 18 |
2. 光学系の中に組み込まれる光学等方性のフィルム素材 19 |
2.1 TACの製膜方法 19 |
2.1.1 傷防止技術(ナーリング技術) 20 |
2.1.2 溶媒対策 21 |
2.1.3 平面性改良 22 |
2.1.4 溶媒回収 23 |
2.2 脂環構造を有した非晶質オレフィンポリマー(COP)フィルムの製膜方法 23 |
(1) ノルボルネン系重合体 24 |
(2) 単環の環状オレフィン系重合体 24 |
(3) 環状共役ジエン系重合体 24 |
(4) ビニル脂環式炭化水素系重合体 25 |
2.2.1 原料の乾燥工程 25 |
2.2.2 原料供給工程 25 |
2.2.3 溶融工程 27 |
2.2.4 フィルター工程 27 |
2.2.5 成形工程(口金) 27 |
2.2.6 冷却工程 27 |
2.2.7 厚み測定工程,欠点検出工程 28 |
2.2.8 プロテクトフィルム張り付け工程,アキュームレータ工程 28 |
2.2.9 COPフィルムの保存 28 |
2.3 ポリエーテルスルホン(PES)フィルムの製造方法 29 |
3. 光学系には組み込まれないが,途中の工程までカバーフィルム,支持体として用いられる二軸配向した高分子フィルム素材 32 |
3.1 二軸延伸配向PETフィルム 32 |
3.1.1 表面欠点 33 |
(1) ゲル,フィッシュアイ,異物 33 |
(2) ダイライン 34 |
(3) 泡,気泡 34 |
(4) 転写・擦り傷 35 |
3.1.2 光学的等方性 35 |
第3章 高分子フィルムの光学特性と評価(斎藤拓) |
1. はじめに 38 |
2. 屈折率 38 |
3. 複屈折 40 |
4. 透明性 43 |
5. 偏光特性 45 |
6. 光反射性 46 |
7. おわりに 48 |
【第2編 偏光フィルム】 |
第1章 高機能性偏光フィルム(善如寺芳弘,猪股貴道,大塚至人) |
1. 液晶ディスプレイ用偏光板の現状と展望 53 |
2. LCD用途における偏光板の機能拡大と基本性能の向上 53 |
3. PCモニター用途 55 |
4. テレビ用途(動画への対応と色再現性) 57 |
5. モバイル用途(透過型偏光板) 59 |
6. カーナビ用途(偏光板の耐久性,粘着材) 61 |
7. おわりに 61 |
第2章 高性能・高耐久偏光フィルム(岡田豊和) |
1. はじめに 63 |
2. 偏光フィルムの基礎 63 |
2.1 偏光フィルムの種類と構造 63 |
2.2 偏光フィルムの性能評価 64 |
2.3 偏光フィルムの製造方法 64 |
2.4 偏光フィルムに要求される特性 64 |
3. ヨウ素系偏光フィルム 64 |
3.1 高偏光度・高透過率化(スミカラン[○R]SRグレード,SBPグレード) 64 |
3.2 高耐久化 67 |
3.3 色相改良グレード 67 |
3.4 薄肉化 68 |
3.5 その他の要求 68 |
4. 染料系偏光フィルム 68 |
4.1 高偏光度・高透過率化 68 |
4.2 色相改良 69 |
4.3 耐熱・耐光性の向上 69 |
5. 表面反射防止付偏光フィルム 71 |
6. 楕円偏光フィルム 72 |
6.1 VAモード,COBモードLCD用途 73 |
6.2 (半透過)反射型LCD用途 73 |
6.3 インナータッチパネル,ELディスプレイ用途 73 |
7. おわりに 74 |
第3章 染料系偏光フィルム(山本理之) |
1. はじめに 75 |
2. 染料系偏光フィルムの特長 75 |
3. 染料系偏光フィルムの作製方法 75 |
4. 染料系偏光フィルムに求められる特性 76 |
4.1 高透過率,高偏光度 76 |
4.1.1 高性能二色性染料の開発 77 |
4.1.2 二色性染料の組み合わせ検討 77 |
4.1.3 二色性染料の配合割合検討 78 |
4.1.4 使用部材の検討 78 |
4.1.5 作製条件の最適化 78 |
4.2 ペーパーホワイト 78 |
4.3 高耐久性 79 |
4.3.1 光学耐久性能 79 |
4.3.2 実装耐久性能 80 |
5. 染料系偏光フィルムにおける今後の開発方向 81 |
6. おわりに 82 |
第4章 偏光子フィルム(PVAフィルム)(磯﨑孝徳) |
1. はじめに 83 |
2. 偏光板の構成 84 |
3. 光学用クラレビニロンフィルムの製品分類 86 |
4. 光学用クラレビニロンフィルムの特性 87 |
4.1 偏光性能 87 |
4.2 耐久性能 87 |
4.3 延伸条件と偏光性能の関係 87 |
5. ビニロンフィルムの物性 88 |
6. 開発動向 89 |
7. おわりに 90 |
【第3編 光学補償・位相差フィルム】 |
第1章 広帯域位相差フィルム―λ/4波長板「ピュアエース[○R]WR」の開発―(内山昭彦,谷田部俊明) |
1. はじめに 93 |
2. 従来の光学フィルム 93 |
3. ピュアエース[○R]WRの開発 94 |
4. ピュアエース[○R]WRの特性 97 |
4.1 反射特性 97 |
4.2 反射光の角度依存性 98 |
4.3 2枚構成円偏光板における逆分散の効果について 100 |
4.4 ピュアエース[○R]WRの信頼性 102 |
5. ピュアエース[○R]WRの応用分野 102 |
5.1 反射型および半透過反射型LCD 102 |
5.2 OLED 103 |
5.3 タッチパネル 103 |
5.4 パソコンモニターおよび大型TV用途VA-LCD 103 |
5.5 その他の応用 105 |
6. おわりに 107 |
第2章 ノルボルネン系樹脂フィルム―ARTON FILMの特性―(熊澤英明) |
1. はじめに 108 |
2. ARTONの特長 108 |
3. ARTON FILM 109 |
3.1 ARTON FILMの特性 109 |
3.2 ARTON FILMの特長 110 |
3.2.1 優れた外観特性 110 |
3.2.2 肉厚分布,表面平滑性 111 |
3.2.3 位相差発現性 111 |
3.2.4 波長分散特性 112 |
3.2.5 耐久性 113 |
3.2.6 熱収縮特性 113 |
4. おわりに 114 |
【第4編 輝度向上フィルム】 |
第1章 集光フィルム・プリズムシート―下向きプリズムシート“ダイヤアート[○R]”の展開―(濱田雅郎) |
1. はじめに 117 |
2. バックライト 117 |
3. プリズムシート 119 |
3.1 プリズムシートの種類と製造方法 119 |
3.2 プリズムシートの輝度向上原理 121 |
3.3 ダイヤアート[○R]の特徴 122 |
3.3.1 ダイヤアート[○R]使用のバックライトの長所 122 |
3.3.2 ダイヤアート[○R]使用のバックライトの短所 122 |
3.4 ダイヤアート[○R]の種類 122 |
4. ダイヤアート[○R]の特徴と選択 123 |
5. ダイヤアート[○R]用導光体の選択 125 |
6. ダイヤアート[○R]を使用したバックライトの性能例 125 |
7. 今後の展開 126 |
8. おわりに 127 |
第2章 バックライト用サーキュラープリズムシート(幕田功,篠原正幸) |
1. はじめに 128 |
2. 従来のLEDバックライト 128 |
3. ベクター放射結合型LEDバックライト 129 |
3.1 構成と原理 129 |
3.2 バックライトの作製と評価 132 |
4. サーキュラープリズムシートを使用するバックライト 134 |
4.1 構成と原理 134 |
4.2 サーキュラープリズムシートを使用するバックライトの作製と評価 135 |
5. おわりに 136 |
【第5編 バックライト用光学フィルム・シート】 |
第1章 バックライト用導光板 |
1. 導光板用PMMA材料(恩田智士) 141 |
1.1 はじめに 141 |
1.2 導光板用板材料 144 |
1.3 導光板用成形材料 147 |
1.4 導光板グレード アクリライト[○R]LN865の物性 147 |
1.5 導光板グレード アクリペット[○R]の物性 148 |
2. シクロオレフィンポリマー(小原禎二) 149 |
2.1 シクロオレフィンポリマー 149 |
2.2 ノートパソコン用導光板 149 |
2.2.1 軽量化 149 |
2.2.2 薄型化 150 |
2.2.3 耐衝撃性 151 |
2.2.4 信頼性 152 |
2.3 携帯電話用導光板 152 |
2.3.1 高輝度化 152 |
2.3.2 薄型化 153 |
2.4 おわりに 154 |
第2章 バックライト用反射シート(鈴木基之) |
1. はじめに 155 |
2. LCDバックライト用反射材料の概要 155 |
2.1 バックライト反射部材 155 |
2.2 反射シート性能の重要性 156 |
3. 反射シートの設計 157 |
3.1 反射の原理 157 |
3.1.1 金属反射 157 |
3.1.2 誘電体多層膜反射 158 |
3.1.3 界面多重反射 158 |
3.2 拡散反射と鏡面反射 159 |
3.3 反射率測定の問題 160 |
4. 代表的な反射シート材料 162 |
4.1 拡散反射(白色)系 162 |
4.1.1 白色ポリエステルフィルム(顔料添加型) 162 |
4.1.2 界面多重反射シート 162 |
4.2 鏡面反射系 164 |
4.2.1 金属薄膜 164 |
4.2.2 誘電体多重膜 165 |
4.3 中間(マット)系 165 |
5. 主な用途での実用特性と今後の展望 165 |
5.1 携帯電話用 165 |
5.2 ノートPC用 166 |
5.3 PCモニタ用 166 |
5.4 大型液晶テレビ用 166 |
6. おわりに 168 |
【第6編 プラスチックLCD用フィルム基板】 |
第1章 プラスチックLCD用フィルム基板―ポリカーボネートフィルム系を中心として―(城尚志) |
1. はじめに 171 |
2. フィルム基板の設計 171 |
2.1 ベースフィルム 172 |
2.2 コーティング層 174 |
2.3 透明導電層 177 |
3. 新規開発LCD用フィルム基板“SS120-B30” 178 |
4. おわりに 181 |
第2章 ディスプレイ用光学フィルムおよびプラスチックTFT作製技術(渡辺敏行) |
1. はじめに 183 |
2. プラスチック基板上でのTFT作製プロセス 184 |
2.1 多結晶シリコンTFT 184 |
2.1.1 多結晶シリコン薄膜の作製法 184 |
2.1.2 多結晶シリコンTFTの転写 185 |
2.2 有機TFT 186 |
3. 部材の高機能化 187 |
4. プラスチック基板 189 |
4.1 ポリカーボネート(PC) 191 |
4.2 ポリエチレンテレフタレート(PET) 191 |
4.3 ポリエチレンナフタレート(PEN) 191 |
4.4 環状オレフィン系高分子材料 192 |
4.5 ポリアリレート(PAR) 193 |
4.6 芳香族ポリエーテルケトン(PEEK) 193 |
4.7 芳香族ポリエーテルスルフォン(PES) 194 |
4.8 全芳香族ポリケトン 194 |
5. おわりに 194 |
【第7編 反射防止フィルム・フィルター】 |
第1章 ディスプレイ用反射防止フィルム(野中史子) |
1. はじめに 199 |
2. 反射防止の原理と応用 200 |
3. 反射防止フィルムの実用例 202 |
3.1 反射防止 203 |
3.2 密着性,硬度 203 |
3.3 帯電防止 203 |
3.4 汚れ防止(指紋除去) 204 |
4. 反射防止フィルムの実用例とその特徴 204 |
4.1 ARCTOP 204 |
4.2 ReaLook 205 |
第2章 ウェットコート反射防止フィルム―「ReaLook[○R]」の特性―(森本佳寛) |
1. はじめに 208 |
2. ARとは 208 |
3. ARフィルム 211 |
4. 反射防止フィルム「ReaLook[○R](リアルック[○R])」 211 |
4.1 光学性能 212 |
4.2 表面強度 212 |
4.3 付加機能 213 |
4.4 信頼性 213 |
4.5 生産性および品質 213 |
5. PDP用途におけるARフィルム 213 |
6. おわりに 216 |
注 : [○R]は上つきの合成文字 |
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【第1編 光学高分子フィルム】 |
第1章 ディスプレイ用光学フィルムと高分子材料の設計(井手文雄) |
1. 各種フィルム素子の機能と高分子材料 3 |
1.1 配向膜 3 |