注:CO[2]の[TM]は下つき文字 |
注:Zr[60]Al[15]Ni[25]の[60]、[15]、[25]は下つき文字 |
注:「ファインメット[○R]」、リカロイ[○R]の[○R]は上つきの合成文字 |
注:Nd[2]Fe[14]Bの[2]、[14]は下つき文字 |
|
序章 ナノメタルの最新動向 井上明久 |
1 はじめに 1 |
2 合金開発の基本概念 1 |
3 鉄基ナノ結晶軟磁性合金 2 |
4 ナノ結晶およびナノ準結晶Al基合金 3 |
5 ナノ粒径Mg基合金 4 |
6 おわりに 6 |
第1章 機能材料の構造と物性 |
1 ナノ結晶軟磁性合金 牧野彰宏 9 |
2 ナノ結晶軟磁性バルク合金 沈宝龍 14 |
2.1 はじめに 14 |
2.2 Fe-Si-B-Nb-Cuナノ結晶軟磁性バルク合金 15 |
2.3 Fe-Co-Si-B-Nb-Cuナノ結晶軟磁性バルク合金 17 |
2.4 おわりに 19 |
3 ナノコンポジット磁石理論 福永博俊 20 |
3.1 ナノ構造の必要性 20 |
3.2 保磁力・残留磁化・最大エネルギー積 21 |
3.2.1 等方性磁石 21 |
3.2.2 異方性磁石 23 |
3.2.3 ナノコンポジット磁石の現状 24 |
3.3 磁化過程 24 |
3.3.1 着磁特性 24 |
3.3.2 磁化反転過程 25 |
3.3.3 温度特性 26 |
4 ナノグラニュラー軟磁性薄膜 大沼繁弘 28 |
4.1 はじめに 28 |
4.2 ナノグラニュラー構造磁性膜の作製方法 29 |
4.3 Co基ナノグラニュラー軟磁性膜 30 |
4.4 今後の展望 32 |
5 ナノグラニュラー薄膜の磁気抵抗効果 高梨弘毅 33 |
5.1 はじめに 33 |
5.2 金属-金属系ナノグラニュラー薄膜 33 |
5.3 金属-絶縁体系ナノグラニュラー薄膜 34 |
5.4 応用上の課題 36 |
6 ナノ粒子における合金化反応 森博太郎 38 |
6.1 はじめに 38 |
6.2 ナノ粒子における自発的合金化 38 |
6.2.1 自発的合金化とは 38 |
6.2.2 電子顕微鏡法による自発的合金化のその場観察 39 |
6.2.3 自発的合金化プロセス 40 |
6.2.4 ナノ粒子における自発的合金化の普遍性 41 |
6.3 ナノ粒子における相平衡 41 |
7 ナノ粒子の水素吸蔵 山浦真一,井上明久 43 |
7.1 はじめに 43 |
7.2 ナノ組織・ナノ粒子における表面・界面の評価 43 |
7.3 ナノ組織化材料の水素吸蔵性 44 |
7.4 ナノ粒子化水素吸蔵材料の水素吸蔵性 44 |
7.5 おわりに 47 |
8 ナノ粒子のハード磁性 島田寛 48 |
9 ナノ粒子集合体の電気伝導 隅山兼治 51 |
9.1 はじめに 51 |
9.2 クラスターの生成・堆積方法,クラスター集合体の特徴とコアシェルクラスターの作製 51 |
9.3 クラスター集合体の電気伝導 53 |
9.4 おわりに 56 |
10 非晶質合金を前駆体としたナノ金属粒子触媒 浅見勝彦 57 |
10.1 はじめに 57 |
10.2 CO[2]のメタン化触媒 58 |
10.3 非晶質および結晶質Ni-Zr合金を前駆体とした触媒の比較 59 |
10.4 非晶質Ni-Zr合金を前駆体とした触媒の活性の合金組成依存性 59 |
10.5 非晶質Ni-Zr合金を前駆体とした触媒の特徴 60 |
10.6 非晶質Ni-Zr-Sm合金を前駆体とした触媒の活性 60 |
10.7 おわりに 61 |
第2章 構造用材料の構造と物性 |
1 高強度軽合金 井上明久,木村久道 63 |
1.1 はじめに 63 |
1.2 非晶質およびナノ粒子分散Al基合金 63 |
1.3 ナノ結晶Al基合金P/M材 64 |
1.4 非晶質およびナノ粒子分散Mg基合金 65 |
1.5 ナノ粒子分散およびナノ結晶Mg基合金P/M材 65 |
1.6 おわりに 66 |
2 ナノ結晶化した鉄の組織と強度 高木節雄,飛鷹秀幸 68 |
2.1 はじめに 68 |
2.2 ナノ結晶粒の定義とナノ結晶組織の特徴 68 |
2.3 鉄のナノ結晶化の手段と組織変化 68 |
2.4 ナノ結晶鉄における強度の粒径依存性 70 |
3 高強度マルテンサイト鋼のナノ組織制御と水素脆化特性 津崎兼彰,木村勇次 72 |
3.1 はじめに 72 |
3.2 中炭素低合金鋼の焼戻マルテンサイト組織と耐遅れ破壊に優れた理想組織 72 |
3.3 加工熱処理による組織制御 73 |
3.4 おわりに 75 |
4 原子力材料とナノ銅クラスター 永井康介,長谷川雅幸 76 |
4.1 原子炉圧力容器の照射脆化 76 |
4.2 陽電子消滅法 77 |
4.3 中性子照射による鉄-銅モデル合金中の空孔-銅原子集合体の形成 78 |
4.4 照射後焼鈍によるナノ銅クラスターの形成 79 |
4.5 今後の応用 80 |
5 ナノ準結晶Al合金 木村久道,井上明久 81 |
5.1 はじめに 81 |
5.2 準結晶Al合金 81 |
5.3 ナノ準結晶Al合金 82 |
5.4 ナノ準結晶Al合金P/M材 83 |
5.5 おわりに 84 |
6 ナノ準結晶 才田淳治 85 |
6.1 はじめに 85 |
6.2 Zr基金属ガラスからのナノ準結晶生成 85 |
6.3 ナノ準結晶生成と局所構造の相関 87 |
6.4 おわりに 89 |
7 ナノ空孔制御 吉見享祐 91 |
7.1 はじめに 91 |
7.2 空孔による材料内部の自己組織化 92 |
7.3 過飽和空孔と力学特性 93 |
7.4 空孔による材料表面の自己組織化 94 |
7.5 おわりに 95 |
8 バルク金属ガラス 井上明久 97 |
8.1 創出に至った経緯と材料科学的意義 97 |
8.2 合金系の特徴 97 |
8.3 安定化機構 99 |
8.4 計算科学予測 101 |
8.5 主要特性 101 |
8.6 粘性流動加工性 102 |
8.7 応用と今後の展望 103 |
9 蒸着ナノAl合金 喜多和彦 104 |
9.1 はじめに 104 |
9.2 ナノ結晶Al合金 105 |
9.3 高強度・高靭性 107 |
9.4 おわりに 109 |
10 固溶体からのナノ粒子析出 長村光造 110 |
10.1 核形成・成長のメカニズム 110 |
10.2 ナノ粒子の析出と特性の変化 111 |
10.2.1 アルミニウム合金系 111 |
10.2.2 鉄合金系 113 |
10.3 おわりに 113 |
11 析出組織とシミュレーション 土井稔 115 |
11.1 相分離と自由エネルギー 115 |
11.2 析出形態と自由エネルギー 116 |
11.3 組織変化のシミュレーション 117 |
11.3.1 Cahn-Hilliardの非線形拡散方程式 117 |
11.3.2 Phase field法 118 |
12 ナノ組織粒と高強度化 小池淳一 120 |
12.1 はじめに 120 |
12.2 ホール・ペッチ効果 120 |
12.3 逆ホール・ペッチ効果 122 |
12.4 おわりに 124 |
第3章 高純度材料の構造と物性 |
1 高純度鉄の基礎的性質 松井秀樹 127 |
1.1 高純度鉄とは 127 |
1.2 格子欠陥の性質 128 |
1.3 水素の効果 129 |
1.4 おわりに 131 |
2 高純度金属 一色実 132 |
2.1 はじめに 132 |
2.2 高純度金属の必要性 132 |
2.3 高純度化プロセスと要素技術 132 |
2.4 銅の陰イオン交換精製の例 133 |
2.5 おわりに 135 |
3 ゲルーゾル法ナノ粒子合成 村松淳司,小島隆 136 |
3.1 はじめに 136 |
3.2 Stoeber法シリカ(ゾル-ゲル法) 136 |
3.3 ゲル-ゾル法 137 |
3.4 単分散チタニアナノ粒子合成 138 |
第4章 分析・解析技術 |
1 高分解能電子顕微鏡技術 弘津禎彦 145 |
1.1 はじめに 145 |
1.2 弱位相物体近似 145 |
1.3 結晶構造像 146 |
1.4 結晶格子像 147 |
1.5 おわりに 150 |
2 ローレンツ顕微鏡法と電子線ホログラフィーによる磁区構造解析技術 進藤大輔 152 |
2.1 はじめに 152 |
2.2 ローレンツ顕微鏡法 152 |
2.2.1 ディフォーカス法 152 |
2.2.2 インフォーカス法 153 |
2.3 電子線ホログラフィー 154 |
2.4 おわりに 157 |
3 アトムプローブによる3次元原子分布解析技術 宝野和博 159 |
3.1 はじめに 159 |
3.2 3次元アトムプローブ 160 |
3.3 応用例 163 |
4 X線小角散乱技術 大沼正人 165 |
4.1 はじめに 165 |
4.2 小角散乱の測定 165 |
4.3 小角散乱の原理 166 |
4.4 基本的なプロファイル解析法 167 |
4.5 粒子の体積分率が大きな場合の解析手法 169 |
4.6 異常X線小角散乱,中性子小角散乱 169 |
5 サブナノ構造解析法-金属ガラスの局所構造解析への適用事例 今福宗行 171 |
5.1 はじめに 171 |
5.2 X線回折法によるサブナノ構造解析 171 |
5.3 新サブナノ構造解析法 172 |
5.3.1 高温In-situ構造解析法の開発によるZr[60]Al[15]Ni[25]の金属ガラスの相変態挙動の解明 173 |
5.3.2 In-houseX線異常散乱法の開発とZr[60]Al[15]Ni[25]のガラス合金のサブナノ構造解析への適用 174 |
5.4 おわりに 176 |
6 放射光回折・分光法 松原英一郎 178 |
6.1 はじめに 178 |
6.2 元素選択性回折手法 178 |
6.3 高エネルギーX線によるRDF解析法 179 |
7 分析電子顕微鏡法 松村晶 182 |
7.1 はじめに 182 |
7.2 EELRSとXEDSによる解析 183 |
7.3 耐熱鋼の粒界構造解析への応用例 185 |
7.4 おわりに 187 |
第5章 製造技術 |
1 ナノ組織材料の超塑性 東健司 189 |
1.1 はじめに 189 |
1.2 結晶粒微細化による高速超塑性および低温超塑性の発現 190 |
1.3 ナノ超塑性の概念 192 |
1.4 今後の課題:「超塑性」から「粒界塑性」へ 192 |
1.5 おわりに 194 |
2 ナノ組織合金の粉末固化成形技術 河村能人 196 |
2.1 はじめに 196 |
2.2 粉末固化成形法 196 |
2.2.1 粉末接合 196 |
2.2.2 緻密化 197 |
2.2.3 固化成形速度 198 |
2.3 アモルファス合金粉末のナノ組織固化成形 199 |
2.4 おわりに 200 |
3 加工プロセスとナノ組織化 相澤龍彦 201 |
3.1 はじめに 201 |
3.2 表面ナノ構造化 202 |
3.3 バルクナノ構造化 204 |
3.4 おわりに 207 |
4 新しい放電焼結法とバルクナノ結晶合金 木村博 209 |
4.1 はじめに 209 |
4.2 放電焼結の進化 209 |
4.3 ナノ結晶制御焼結 210 |
4.4 ナノ機能設計212 |
4.5 おわりに 213 |
5 ナノ組織合金の微細精密加工 早乙女康典 214 |
5.1 はじめに 214 |
5.2 微細成形性の評価法と特性 214 |
5.3 微細精密加工 216 |
5.4 金属ガラスの微細精密加工技術 217 |
6 鉄鋼材料のショットピーニング等による表面ナノ結晶化 梅本実 219 |
6.1 はじめに 219 |
6.2 ショットピーニングにより形成されたナノ結晶組織 220 |
6.3 ナノ結晶材料の特徴 221 |
6.4 おわりに 222 |
7 電解析出法によるナノ結晶材料の作製と性質 山﨑徹 224 |
7.1 はじめに 224 |
7.2 電析ナノ結晶材料の機械的特性 224 |
7.3 高強度Ni-Wナノ結晶電析合金の作製 226 |
7.4 ナノ結晶合金における高強度・高靱性発現のための材料組織学的条件 228 |
7.5 おわりに230 |
8 ナノ複合微粒子の作製 徳満和人 232 |
8.1 はじめに 232 |
8.2 復相型複合粒子の作製 232 |
8.2.1 融液アトマイズ法 232 |
8.2.2 融液急冷凝固法 232 |
8.2.3 機械的合金化法(メカニカルアロイング法) 233 |
8.3 被覆型複合粒子の作製法 233 |
8.3.1 ガス中蒸発法 234 |
8.3.2 メッキ法 234 |
8.3.3 機械的複合化法 234 |
8.3.4 高周波熱プラズマ法 234 |
8.4 おわりに 235 |
9 ナノ蒸着オーム性電極材の形成技術 村上正紀 236 |
9.1 オーム性電極材とは 236 |
9.2 オーム性電極材形成指針 236 |
9.3 理想的なオーム性電極材の形成概念 238 |
第6章 ナノメタルの応用 |
1 ナノ結晶軟磁性材料「ファインメット[○R]」の特性と応用 吉沢克仁 241 |
1.1 はじめに 241 |
1.2「ファインメット[○R]」の特性 242 |
1.3 応用例 243 |
1.3.1 ノイズ対策部品 244 |
1.3.2 電源部品 245 |
1.3.3 パルスパワー関連部品 246 |
1.3.4 通信関連部品 246 |
1.3.5 電磁気シールド・電磁波吸収シート 246 |
1.3.6 電流センサ 248 |
1.4 おわりに 248 |
2 ナノコンボジット磁石 広沢哲 249 |
2.1 はじめに 249 |
2.2 ナノコンボジット磁石の実例 249 |
2.2.1 a-Fe/Nd[2]Fe[14]B系等方性ナノコンボジット磁石 249 |
2.2.2 Fe-B/Nd[2]Fe[14]B系 251 |
2.2.3 a-Fe/Sm-Fe-C,a-Fe/Sm-Fe-N,またはSm-Co基のナノコンボジット磁石 253 |
2.2.4 異方性ナノコンボジット薄膜磁石 253 |
2.3 ナノコンボジット磁石の用途 254 |
2.4 おわりに 255 |
3 時効析出アルミニウム合金のナノ組織 里達雄 259 |
3.1 はじめに 259 |
3.2 時効析出合金および時効析出過程 259 |
3.3 ナノアルミニウム 260 |
3.3.1 研究展開 260 |
3.3.2 ナノクラスタとナノマルチ組織 261 |
3.3.3 熱処理プロセス 262 |
3.3.4 マイクロアロイング元素の効果 264 |
3.4 おわりに 266 |
4 超微細結晶粒組織「ギガス」 大寺克昌 268 |
4.1 「ギガス」開発の経緯 268 |
4.2 「ギガス」開発と製造方法 268 |
4.3 「ギガス」の開発事例 269 |
4.4 今後期待される用途 271 |
5 リカロイ[○R] 水嶋隆夫 272 |
5.1 はじめに 272 |
5.2 リカロイ[○R]チョークコイルの作製 272 |
5.3 静特性評価 273 |
5.4 動特性評価 274 |
6 ナノバイオソフトチタン 王新敏 276 |
6.1 はじめに |
6.1.1 バイオマテリアルとその中のチタン合金 276 |
6.1.2 バイオソフトチタンの定義 276 |
6.1.3 バイオソフトチタンの力学特性への期待 277 |
6.2 バイオソフトチタンの構成元素と発見機構278 |
6.3 バイオソフトチタンの結晶粒微細化 279 |
6.3.1 結晶粒微細化と材料の塑性 279 |
6.3.2 結晶粒微細化の組織と機械的性質 279 |
6.4 バイオソフトチタンの生体用材料への応用 280 |
6.4.1 生体用ワイヤーの用途 280 |
6.4.2 バイオソフトチタンワイヤー 281 |
6.4.3 その他の用途 281 |
6.5 おわりに 281 |
7 ピーニング用高硬度投射材 奥村潔 283 |
7.1 はじめに 283 |
7.2 目的 284 |
7.3 組成探査 284 |
7.4 粒子特性 285 |
7.5 ピーニング特性 287 |
7.6 今後の展望 289 |
8 高靭性ナノアルミニウム合金 鍛冶俊彦 290 |
8.1 はじめに 290 |
8.2 合金開発指針 290 |
8.2.1 靭性確保の指針 290 |
8.2.2 強度確保の指針 290 |
8.2.3 微細結晶粒の実現 291 |
8.3 粉末固化法開発 292 |
8.4 開発合金の特性 293 |
(1)引張特性 294 |
(2)耐熱性 294 |
(3)疲労特性 295 |
(4)クリープ特性 295 |
8.5 おわりに 296 |
9 メゾアライトアルミニウム合金 長村光造 297 |
9.1 高強度アルミニウム材料の現状 297 |
9.2 メゾアライト合金の開発 297 |
9.3 強化機構 298 |
9.4 おわりに 299 |
注 : CO[2]の[TM]は下つき文字 |
注 : Zr[60]Al[15]Ni[25]の[60]、[15]、[25]は下つき文字 |
注 : 「ファインメット[○R]」、リカロイ[○R]の[○R]は上つきの合成文字 |
注 : Nd[2]Fe[14]Bの[2]、[14]は下つき文字 |
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序章 ナノメタルの最新動向 井上明久 |