1章 交通工学の意義と目的 1 |
1.1 交通の定義と役割 1 |
1.2 交通工学の変遷 3 |
1.3 交通工学の機能と現状 5 |
1.3.1 道路の機能と整備効果 5 |
1.3.2 道路の階層構成 7 |
1.3.3 国土計画における交通システムの重要性 9 |
1.4 道路整備の現状と諸先進国との比較 10 |
1.5 よりよい交通システム実現のために 14 |
1.5.1 自動車交通の現状 14 |
1.5.2 都市交通問題の整理 16 |
1.6 交通工学における課題 18 |
参考文献 20 |
2章 交通調査 21 |
2.1 交通調査の全体像 22 |
2.1.1 交通調査の役割と体系 22 |
2.1.2 交通調査概説 23 |
2.2 交通流観測 25 |
2.2.1 交通流特性を表す指標 25 |
2.2.2 交通量,速度,密度の間の関係 30 |
2.2.3 交通流観測システム 33 |
2.2.4 道路交通の特性 36 |
2.3 パーソントリップ調査 39 |
2.3.1 トリップによる交通の計測 40 |
2.3.2 パーソントリップ調査の概要 42 |
2.4 アンケート調査 45 |
2.4.1 アンケート調査の目的と質問形態 45 |
2.4.2 調査器具設計の基礎 47 |
2.4.3 標本抽出 50 |
2.4.4 SP調査 54 |
2.4.5 パネル調査 57 |
2.5 プローブ調査手法 60 |
2.5.1 プローブ調査手法概説 60 |
2.5.2 プローブ調査手法の基盤技術-測位技術 61 |
2.5.3 適用の現状と課題 65 |
参考文献 68 |
3章 トリップベースの交通需要分析 71 |
3.1 トリップ単位の解析の意義 72 |
3.2 交通計画のための段階推定法 76 |
3.2.1 段階推定法の概要 76 |
3.2.2 段階推定法を実施するための準備 77 |
3.2.3 発生交通量と集中交通量の予測 81 |
3.2.4 分布交通量(OD交通量)の予測 83 |
3.2.5 交通手段分担量の予測 89 |
3.2.6 配分交通量の予測 90 |
参考文献 92 |
4章 交通行動分析 93 |
4.1 交通行動分析の意義と目的 93 |
4.2 交通行動の非集計モデル 95 |
4.2.1 離散選択モデル 96 |
4.2.2 IIA特性 99 |
4.2.3 離散選択モデルの特定と推定 102 |
4.2.4 離散選択モデル適用上の課題 103 |
4.3 トリップチェイン解析 106 |
4.3.1 トリップチェインの定義 106 |
4.3.2 トリップチェイン研究の発展経緯 107 |
4.4 アクティビティ分析 109 |
4.4.1 アクティビティ分析の基本的な考え方 109 |
4.4.2 活動日誌調査 112 |
4.4.3 生活行動モデル 115 |
4.5 交通行動の動的分析 118 |
4.5.1 変化と変動 118 |
4.5.2 交通行動の変化の特性 120 |
4.5.3 動的分析のためのデータ収集 122 |
4.5.4 交通行動の動的モデリング 125 |
4.5.5 政策への適用 128 |
参考文献 128 |
5章 道路交通流解析 133 |
5.1 ボトルネックの交通現象と要領 133 |
5.1.1 単路部におけるボトルネック交通容量 134 |
5.1.2 交差点における交通現象と容量 137 |
5.1.3 その他のボトルネックの交通現象と容量 141 |
5.2 流体モデル 142 |
5.3 ミクロ交通流理論 148 |
5.3.1 確率統計的モデル 149 |
5.3.2 待合せ理論モデル 150 |
5.3.3 追従モデル 154 |
参考文献 159 |
6章 道路の計画と設計 161 |
6.1 道路の計画 161 |
6.1.1 道路の機能と計画・設計の考え方 161 |
6.1.2 道路構造令の運用の考え方 163 |
6.2 路線計画 165 |
6.2.1 路線計画の手順 165 |
6.2.2 コントロールポイント 167 |
6.3 計画・設計のための交通容量 169 |
6.3.1 交通容量の考え方 169 |
6.3.2 単路部の交通容量 171 |
6.4 交通容量の計画・設計への適用 177 |
6.4.1 道路の断面構成 177 |
6.4.2 道路の種別 182 |
6.4.3 道路の設計基準 186 |
6.4.4 道路区間の交通状況評価 190 |
6.5 道路の線形 191 |
6.5.1 線形設計の基本 191 |
6.5.2 平面線形 192 |
6.5.3 曲線半径 193 |
6.5.4 緩和区間 197 |
6.5.5 視距 199 |
6.5.6 縦断線形 201 |
参考文献 204 |
7章 交差点とインターチェンジ・ランプの設計 205 |
7.1 インターチェンジ・ランプの設計 205 |
7.1.1 ランプの形式と設計 206 |
7.1.2 インターチェンジの形式 207 |
7.1.3 インターチェンジの設計 211 |
7.2 インターチェンジ・ランプの交通容量 211 |
7.2.1 ランプ部の交通容量 211 |
7.2.2 織込み区間の交通容量 214 |
7.3 平面交差の設計 218 |
7.3.1 交差点の種別と形状 218 |
7.3.2 交通容量の確保 219 |
7.3.3 導流化(チャンネリゼーション) 220 |
7.3.4 歩行者への配慮 221 |
7.4 平面交差の交通容量 222 |
7.4.1 信号交差点の交通容量 222 |
7.4.2 飽和交通流率の算定 225 |
7.5 交通信号制御 229 |
7.5.1 信号制御方式 229 |
7.5.2 地点制御230 |
7.5.3 系統制御 238 |
7.5.4 広域制御 240 |
参考文献 241 |
8章 道路ネットワーク解析 243 |
8.1 ネットワーク解析の役割およびネットワークとフローの表現 243 |
8.1.1 交通ネットワーク解析の役割 243 |
8.1.2 ネットワークの表現 245 |
8.2 利用者均衡配分 247 |
8.2.1 交通量配分の役割 247 |
8.2.2 経路選択 248 |
8.2.3 リンクコスト関数 250 |
8.2.4 利用者均衡の概念 251 |
8.2.5 利用者均衡条件と等価な最適化問題 251 |
8.2.6 利用者均衡条件の計算法 252 |
8.2.7 利用者均衡条件の利点 254 |
8.2.8 均衡配分適用の際の留意点 255 |
8.3 利用者均衡配分の展開 256 |
8.3.1 確率的利用者均衡 256 |
8.3.2 統合型利用者均衡 259 |
8.3.3 システム最適配分 260 |
8.4 利用者均衡配分の動学化 261 |
8.4.1 動学化の必要性 261 |
8.4.2 経路配分原則の動的拡張 262 |
8.4.3 時間帯別均衡配分 263 |
8.4.4 交通流シミュレーションを用いた配分 264 |
8.5 観測交通量からのOD推定 265 |
8.5.1 静的なOD交通量推定モデル 266 |
8.5.2 時間変化するOD交通量の推定モデル 268 |
8.5.3 モデルの特性と適用限界 270 |
8.6 道路ネットワークの容量 271 |
8.6.1 ネットワークの最大容量 271 |
8.6.2 道路網容量からみた交通計画へのアプローチ 272 |
8.7 道路ネットワークの信頼性 273 |
8.7.1 信頼性の概念整理 274 |
8.7.2 信頼性グラフ解析法と道路網への適用 275 |
8.7.3 構造関数 276 |
8.7.4 構造関数の構成法 276 |
8.7.5 構造関数と信頼度 279 |
8.7.6 ノード間信頼度の近似解析法 280 |
8.7.7 信頼性からみた交通計画へのアプローチ 283 |
8.8 ネットワークの最適構成 284 |
8.8.1 ネットワーク最適計画の必要性と最適計画問題の定式化 284 |
8.8.2 離散変数問題としての最適化手法 286 |
8.8.3 遺伝的アルゴリズムを用いた組合せ最適化問題の解法 287 |
8.8.4 連続変数問題としての最適化手法の概要 289 |
参考文献 290 |
9章 輸送サービス供給の解析と設計 293 |
9.1 乗客流の配分理論 294 |
9.1.1 公共交通配分と道路交通配分の相違点 295 |
9.1.2 common 1ines problemとhyperpath 296 |
9.1.3 乗客配分モデル 298 |
9.1.4 課題と展望 300 |
9.2 ターミナル施設の設計 301 |
9.2.1 待ち行列理論の概要 301 |
9.2.2 ターミナル施設設計への適用 304 |
9.3 運行頻度・路線網設計 307 |
9.3.1 運行スケジュールを考慮したバス路線網設計の定式化 308 |
9.3.2 バス路線網再編モデルの概要 312 |
9.3.3 今後の展開 315 |
9.4 航空ネットワーク計画論 316 |
9.4.1 航空ネットワークの特徴 316 |
9.4.2 ハブ・スポーク型ネットワーク 316 |
9.4.3 ハブ・スポーク型ネットワーク設計問題 318 |
9.4.4 シングルアサインメントとマルチアサインメント 319 |
9.4.5 ネットワークデザインの定式化と解法 321 |
9.4.6 サプライサイド型需要分析 323 |
参考文献 325 |
索引 329 |