1章 数学に魅せられて-プロローグ 1 |
ダーシー・ウェントワース・トムソン父子 |
貧相な不毛の街で |
手つかずの神秘 |
アリストテレスの弟子 |
大作『成長と形態』 |
最後のビクトリア朝学者 |
2章 おだやかな炎 35 |
プロメテウスのたいまつ |
カロリーを計算する |
マックス・ルーブナーの偉大なアイディア |
極地と陰茎骨の関係 |
体表面積の法則 |
3章 グラフの傾きを変える 63 |
体表面積の法則のほころび |
2/3から3/4へ、マックス・クライバーのべき乗則 |
アロメトリー |
ノアのものさし |
4章 類似性を求めて 81 |
内側それとも外側? |
帳尻あわせの説明 |
代謝の箱舟 |
どこにもかしこにも1/4 |
知性と筋肉の理論 |
異議あり |
5章 ネットワーク化 105 |
枝分かれするフラクタルの生物学へ |
生態学者の仲間入り |
保険会社に勤めながら |
大きく考えるマクロ生態学 |
森のなかへ |
すべては最高を目指す |
血管の配管工事 |
植物のネットワーク |
ほかの道筋もある |
単細胞生物の仮想ネットワーク |
爬虫類もバナナも |
6章 生命の速度 149 |
成長のしかた |
生命は形を変える |
進化のゴール |
三〇トンのゴリラ |
燃え尽きるまでの時間 |
危険なフリーラジカル |
コウモリのパラドックス |
規則を曲げる |
自然界のガムラン |
7章 木を見て森を知る 181 |
サンホセへ |
森はどのように成り立っているか |
動物はどのように空間を占めているか |
森は同じ |
メタ代謝 |
木も同じ |
根と枝の比率 |
8章 聖女ロザリアに導かれて 215 |
雇用機会 |
多様性のパラドックス |
健全な競争 |
ニッチをめぐる現代の諸説 |
生態学の邪教徒 |
パターンの再現か、メカニズムの説明か? |
自然の織物をほどく |
生物学の統一理論となるか? |
9章 フンボルトの贈り物 259 |
多様性勾配の発見 |
史上最高の科学旅行家 |
熱帯の驚異 |
厳しい環境とは |
安定が多様化をもたらす |
マダガスカルの意外 |
進化の歴史の重要性 |
面積が広いと種が多い |
進化の仕事場 |
簡単に答えは見つからない |
10章 草の葉のニュートン 293 |
物理学への嫉妬? |
生物学理論の構築 |
理論とデータの相互依存性 |
もう一本の柱、遺伝学 |
ものいわぬ多数派、微生物 |
11章 追い求めるものは―エピローグ 317 |
謝辞 321 |
訳者あとがき 325 |
参考文献 336 |
索引 346 |