はじめに 5 |
第1章 家庭菜園とは何か 17 |
1-1 家庭菜園の野菜 18 |
定番野菜とブームの野菜 |
種苗の問題点 |
不安定な栽培 |
1-2 誤解の多い家庭菜園 22 |
農薬の使用基準が守られているか |
肥料過多になっていないか |
1-3 家庭菜園のメリット、デメリット 25 |
数多いメリット |
デメリットにも目を向ける |
第2章 家庭菜園を知るための農法 29 |
2-1 農法を理解する 30 |
なぜ過去の農法に目を向けるのか |
2-2 自然の仕組みを活用する「自然農法」 31 |
岡田茂吉 |
福岡正信 |
川口由一 |
三氏の共通点と相違点 |
2-3 化学肥料に頼らない「有機農法」 34 |
自然を観察し、規範とする |
2-4 農家の経験が活かされた「伝承農法」 38 |
伝統野菜などに残る |
残雪の形で種まき時期を知る |
科学的に解明されたものも |
雑草を抑える方法 |
2-5 病害虫に強い農法 43 |
生態系を重視 |
第3章 野菜作りの基本 45 |
3-1 野菜の分類 46 |
8つの科の特徴 |
3-2 野菜の原産地が生育条件を決める 50 |
トマトは南米、ナスはインド |
地中海型野菜 |
湿潤熱帯型野菜 |
乾燥熱帯型野菜 |
数少ない日本原産の野菜 |
3-3 旬と適期 55 |
旬の野菜 |
適期栽培 |
3-4 さまざまな栽培法 56 |
キャベツは集団を好み、ハクサイは孤立を好む |
ダイコンは3~5粒を1穴にまく |
苗七分作の意味するところ |
第4章 作物栄養の基礎知識 63 |
4-1 土作りの基本 64 |
理想は30対40対30 |
土壌の立体構造を作る |
地力と地力窒素 |
春耕起、秋耕起は雑草を見て決める |
落ち葉をそのまま畑に施用するには |
有機質肥料の施用方法 |
水分管理は、野菜によって異なる |
土作りは、野菜の種類や栽培地域によって変える |
4-2 土壌微生物の大きな役割 80 |
分解菌、共生菌、病原菌、その他の微生物 |
分解菌 |
菌根菌 |
窒素固定菌 |
根圏微生物 |
土壌動物 |
4-3 育苗床の土作り 91 |
家庭菜園向けの播種床・育苗床 |
低温時の育苗技術(踏み込み温床) |
4-4 菜園内で物質循環を活性化させる 94 |
緑肥を栽培する |
4-5 家庭菜園のための土壌診断 96 |
5つの診断方法 |
第5章 病害虫から作物を保護する 99 |
5-1 病害虫はどうして発生するか 100 |
自然界の病害虫制御システムを活用 |
5-2 害虫・益虫・ただの虫 102 |
すべてが害虫ではない |
土着天敵 |
5-3 病原菌と、それを抑える拮抗微生物 105 |
病原菌の性質と防除法 |
病原菌を抑える拮抗微生物 |
5-4 草と共栄する栽培方法 110 |
叢生栽培 |
共栄作物(共栄植物) |
5-5 動物を防除する方法 102 |
イノシシには電気柵 |
5-6 実際に用いられている作物保護技術 113 |
連作(発病衰退現象) |
輪作 |
ウリ類、ナス科の「接ぎ木栽培」 |
アブラナ科のおとり作物 |
対抗植物によるセンチュウの防除 |
コーヒー滓とソバガラ堆肥、コメヌカを用いたセンチュウ防除 |
改良資材で土壌病害防除 |
サンゴでアブラナ科の根こぶ病防除 |
自然農薬・生物農薬 |
組織内共生微生物を用いた防除 |
5-7 雑草を防除する技術 131 |
収穫後の畑にヘアリーベッチをまく |
ソバガラ、コーヒー滓を散布する |
雑草の病原菌をまく |
夏草・冬草を利用する |
5-8 抵抗性品種と耐病・耐虫性品種 136 |
抗生物質と同じ |
第6章 コンパニオンプランツ 139 |
6-1 コンパニオンプランツの考え方 140 |
長ネギでイチゴの萎黄病を防除 |
6-2 混植・間作・輪作 143 |
混植 |
間作 |
6-3 バンカープランツを利用した障壁・縁取り 148 |
畑の周辺に植える |
6-4 科学的に解明されているコンパニオンプランツ 151 |
長ネギとユウガオの混植 |
トウモロコシとハッショウマメ |
アブラナ科とレタスで害虫防除 |
マメ科の混植・間作・輪作 |
ヒガンバナ、スイセンでネズミ、モグラが忌避 |
オオバコ、クローバーでウリ類うどんこ病防除 |
6-5 避けたい組み合わせ 163 |
アブラナ科はジャガイモの生育を抑える |
第7章 植物の生理・生態を利用した栽培技術 165 |
7-1 植物の生存戦略を利用した栽培技術 166 |
開花しないと大玉ラッキョウになる |
インゲンマメの若採り |
イチゴの花芽分化 |
ナバナの若採り |
ジャガイモの逆さ植え |
キャベツの原産地と栽植密度 |
サツマイモの2つの植え方 |
タマネギの密植 |
7-2 植物のストレスを利用した病害虫防除 183 |
胚軸切断挿し木法 |
ヒートショック |
トマトの連続摘心 |
レタスやトマトの雨除け栽培 |
7-3 作物に合わせた敷き料と畝 195 |
敷きワラ・敷き草は、薄く用いる |
キャベツ・ナスは高畝、ゴボウは深耕 |
7-4 耐陰性と光要求性 197 |
ショウガは直射日光を嫌う |
7-5 遺伝的多様性を維持する 199 |
F1品種と固定種 |
第8章 上手な家庭菜園 203 |
8-1 畑の準備 204 |
土壌の立体構造を心がける |
8-2 家庭菜園の設計 206 |
多品目栽培の基本は、立体的に長期間で |
8-3 有機質肥料の種類と施用方法 210 |
深い位置、土壌全体に |
8-4 土壌改良材の使い方 212 |
カニガラ、ワラ、炭 |
8-5 種まきと苗 214 |
マメは集団、カボチャは点播 |
苗の選び方 |
8-6 活着を良くする定植方法 216 |
夏野菜の定植 |
秋野菜の定植 |
8-7 上手な栽培管理 219 |
間引き |
土寄せ |
灌水 |
誘引 |
摘心 |
剪定 |
8-8 収穫後の保存 222 |
夏、秋野菜の保温と保存 |
冷蔵庫での温度調節 |
湿気を好む野菜、乾燥を好む野菜 |
光をあてる野菜、遮光する野菜 |
保存に向かない野菜 |
保存したほうがおいしくなる野菜 |
8-9 自家採種を始めよう 228 |
採種と育種は異なる |
トマトの採種 |
ピーマンの採種 |
ナスの採種 |
ダイコンの採種 |
ニンジンの採種 |
長ネギの採種 |
タマネギの採種 |
キュウリの採種 |
カボチャの採種 |
カキナの採種 |
ニラの採種 |
終章 未来への展望 241 |
地産・地消 |
継続するための家庭菜園 |
参考・引用文献 249 |
さくいん 261 |