はじめに i |
第1章 生命を支える物質 3 |
I.生体を構成する元素 3 |
II.細胞を構成する物質 3 |
1 水 3 |
2 タンパク質 4 |
3 炭水化物(糖質) 4 |
4 脂質 7 |
5 核酸 9 |
[1]DNA 10 |
[2]RNA 12 |
6 無機物(無機塩類) 12 |
まとめと問題 12 |
第2章 生命の単位 13 |
I.細胞の構造と機能 15 |
1 ウイルス 15 |
2 原核細胞 16 |
3 真核細胞 18 |
[1]細胞膜(原形質膜,形質膜,生体膜) 19 |
[2]核 22 |
[3]小胞体 26 |
[4]ゴルジ装置(体) 28 |
[5]リソソーム(水解小体) 31 |
[6]ミトコンドリア 31 |
[7]色素体 33 |
[8]細胞骨格 33 |
[9]中心体と線毛 36 |
まとめと問題 37 |
コラム 細胞構造の観察 14 |
コラム 生物の多様性と分類(種と学名) 15 |
第3章 ヒトの体の構成と機能 39 |
I.体の構成と機能 39 |
1 組織 40 |
[1]上皮組織 40 |
[2]結合組織 41 |
[3]筋組織 45 |
[4]神経組織 47 |
2 器官とその機能 51 |
II.内部環境の調節 51 |
1 恒常性 51 |
2 体液と循環器系 52 |
[1]体液 52 |
[2]心臓と血液循環 52 |
3 神経系による調節 53 |
[1]神経細胞 53 |
[2]神経系の種類 56 |
4 内分泌による調節 58 |
[1]ホルモンによる生体機能の調節 58 |
[2]内分泌器官とホルモン 59 |
III.生体の防御(免疫) 64 |
1 免疫系を担う細胞 64 |
2 自然免疫 64 |
3 獲得免疫 66 |
[1]体液性免疫 66 |
[2]細胞性免疫 67 |
[3]MHC,抗体,T細胞受容体(TCR)の多様性 69 |
まとめと問題 70 |
コラム 体液[血液] 50 |
コラム リガンドと受容体 63 |
コラム 抗体遺伝子の多様性獲得 71 |
第4章 生命活動とエネルギー 73 |
I.酵素 73 |
1 基質特異性 73 |
2 温度・pHの影響 73 |
3 基質濃度と反応速度 74 |
4 補助因子 75 |
5 酵素反応の調節 75 |
II.共通のエネルギー源 76 |
III.光合成 77 |
1 光化学反応・電子伝達系 78 |
2 カルビン・ベンソン回路 79 |
IV.呼吸 80 |
1 嫌気呼吸 81 |
2 好気呼吸 82 |
[1]クエン酸回路 83 |
[2]電子伝達系 84 |
まとめと問題 86 |
第5章 細胞の増殖・生殖細胞の形成 87 |
I.細胞周期 87 |
1 間期 87 |
2 細胞周期の調節 89 |
3 分裂期 90 |
[1]体細胞分裂 90 |
[2]減数分裂 93 |
II.ヒトの配偶子形成 96 |
1 精子形成 96 |
2 卵形成 98 |
まとめと問題 100 |
コラム キアズマと遺伝子組換え 101 |
第6章 遺伝 ヒトを中心に 103 |
I.メンデルの法則 103 |
1 メンデルの法則の要約と当時の遺伝についての考え方 103 |
2 遺伝子型とパネットの方形 105 |
3 メンデル以降に発見された遺伝現象 106 |
II.遺伝情報と形質の発現 106 |
1 遺伝子の本体 107 |
2 DNA・RNAのはたらき 108 |
[1]遺伝情報 108 |
[2]DNAの複製 108 |
[3]RNA 110 |
[4]遺伝暗号 113 |
[5]タンパク質合成 114 |
III.ヒトの染色体と遺伝子 116 |
1 ヒトの染色体 116 |
2 ヒトの遺伝子 117 |
3 形質の発現における遺伝子と染色体の役割 119 |
IV.ヒトの遺伝性疾患の分類と発生頻度 119 |
1 染色体異常疾患 119 |
[1]常染色体異常 120 |
[2]性染色体異常 124 |
2 単一遺伝子形質 124 |
[1]ABO血液型の遺伝 126 |
[2]フェニルケトン尿症 126 |
[3]血友病 127 |
3 多因子遺伝形質 127 |
4 ミトコンドリア遺伝形質 127 |
5 ゲノムの刷り込み 128 |
[1]配偶子形成過程での刷り込み 128 |
[2]発生過程での刷り込み X染色体不活性化 130 |
6 遺伝子変異,染色体異常,ゲノムの刷り込みなどが複合して発症する疾患 130 |
[1]隣接遺伝子症候群 131 |
[2]悪性腫瘍細胞の発生 132 |
[3]性の分化異常 134 |
まとめと問題 136 |
コラム 遺伝用語のあいまいさ 125 |
コラム 配偶子形成過程でのゲノムの刷り込みの重要性 129 |
コラム 三毛猫の遺伝学 131 |
第7章 受精・発生・分化 137 |
I.生殖 137 |
II.受精 140 |
1 精子の侵入 140 |
2 多精拒否 141 |
3 精子と卵の融合と接合子形成 141 |
III.発生・分化のしくみ 143 |
1 割球 143 |
2 胞胚形成から胚葉形成 143 |
[1]中期胞胚変(遷)移 143 |
[2]母性胚性変(遷)移 145 |
3 器官形成 147 |
4 アポトーシス,プログラム細胞死 150 |
まとめと問題 151 |
コラム 両生類卵表面の変化 141 |
コラム 動物の方向用語 152 |
第8章 ヒトの初期発生 153 |
I.受精卵から個体へ 153 |
1 卵割と初期胚 153 |
2 胚盤胞(胞胚)の形成と着床 154 |
3 内細胞塊の分化と胚葉の形成 155 |
4 胚葉の分化 158 |
[1]外胚葉の分化 158 |
[2]神経堤(冠) 158 |
[3]中胚葉の分化 158 |
[4]内胚葉の分化 161 |
5 子宮粘(内)膜と胎盤 161 |
[1]脱落膜 161 |
[2]胎盤の構造と機能 162 |
6 胎児の成長と発育 164 |
[1]第I期:前胚子期 164 |
[2]第II期:胚子期 164 |
[3]第III期:胎児期 165 |
まとめと問題 166 |
コラム 神経堤の分化 158 |
コラム 遺伝子工学から生体組織工学 164 |
コラム 出生前診断 165 |
第9章 ヒトへの進化 167 |
I.化学進化 167 |
II.生命の誕生 168 |
III.生命システムの進化 169 |
IV.進化の事実と証拠 170 |
1 分類学・形態学的な研究 171 |
2 比較発生学的な研究 171 |
3 比較生理学,生化学的な研究 172 |
V.進化とその要因 174 |
1 進化のしくみ 174 |
VI.ヒトの進化 175 |
1 アウストラロピテクス属(猿人) 175 |
2 ホモ属 176 |
3 ヒトの特徴 178 |
まとめと問題 181 |
コラム ヒトと類人猿の染色体 176 |
コラム mtDNAと人類の系統樹 178 |
第10章 生物と地球環境 183 |
I.生態系 183 |
1 生態系の構造 183 |
[1]個体群生態学 184 |
[2]群集の生態学 群集を構成する生物 185 |
[3]生物間の相互作用 185 |
2 物質の循環 188 |
[1]水循環 188 |
[2]炭素循環 188 |
[3]窒素循環 189 |
[4]リン循環 189 |
3 動物の行動 190 |
[1]生得的行動 190 |
[2]学習 190 |
II.人間の活動と森林の破壊 192 |
III.大量生産・大量消費による地球環境の破壊 194 |
IV.持続可能な発展への行動 197 |
V.科学技術は人間を幸せにするか 198 |
まとめと問題 201 |
コラム ヒト個体群の生態学 191 |
コラム 花粉分析 192 |
コラム 生物環境年表 202 |
参考文献 203 |
索引 205 |